Get Ready! (第5話・2023/2/5) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『Get Ready!』
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第5話『生きる決意…闇医者チームの始まり』の感想。
仮面のメンテナンスのためクローバー(小林勝也)を訪ねたスペード(日向亘)は、そこでエース(妻夫木聡)とジョーカー(藤原竜也)の過去について聞く。一方、エースは若年性アルツハイマーを患う渚(小島藤子)と夫の健二(高橋光臣)に遭遇し、ジョーカーに手術の交渉を依頼する。交渉中に健二のある秘密が発覚し…そこから闇医者チーム結成のきっかけとなった、エースとジョーカーの出会いが明らかになる…!
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:飯野陽子(過去作/救命病棟24時・第1,5シリーズ、ヤンキー母校に帰る) 第1~3話
山田能龍(過去作/新宿セブン、八月は夜のバッティングセンターで。) 第1,2,5話
川邊優子(過去作/ハケンの品格2020、金田一少年の事件簿2022) 第3,4話
金沢知樹(過去作/半沢直樹2022、新・信長公記~クラスメイトは戦国武将~)
渡辺啓(過去作/BAD BOYS J、警視庁ゼロ係~生活安全課なんでも相談室~) 第5話
演出:堤幸彦(過去作/TRICKシリーズ、ヤメゴク、視覚探偵 日暮旅人) 第1~3,5話
武藤淳(過去作/クロサギ2006、花より男子2、TOKYO MER) 第4話
山本剛義(過去作/凪のお暇、コウノドリ2、最愛、石子と羽男)
音楽:ノグチリョウ(過去作/逃亡料理人ワタナベ、ケイ×ヤク-あぶない相棒-)
パティシエ監修:辻口博啓(過去作/ショコラ・ドキュメンタリー映画「LE CHOCOLAT DE H」)
※敬称略
今回の「エピソード0」を第1話に組み込んでいれば…
下山田「俺達はチームだろ」
この交渉人「ジョーカー」こと下山田(藤原竜也)の台詞で始まった、いわば「エピソード0」的な物語。
前回では、凄腕オペナース「クイーン」こと依田沙姫(松下奈緒)の過去をサクッと描き…
今回では、特殊機械担当「クローバー」こと石川(小林勝也)、の紹介をしつつ、執刀医「エース」こと波佐間(妻夫木聡)と下山田の過去をゲストのエピソードに重ねて描いた… ということだろう。
まあ、好みはあるだろうが、やはり “連ドラ” として「なぜ闇医者チームになったの?」は気になるから、〔全10話〕として今回が折り返しということで、後半戦に向けての起爆剤的な意味合いもあって、「一応スッキリした」というのが本音だ。
ただ、今回の「エピソード0」を見て感じたのは、「当初から思い切って “これ” を第1話にしたら良かったのでは?」ってこと。
当然、第1~3話の内容は再度精査する必要はあるが、“陰で暗躍する仮面ドクターズ” に設定に興味を持たせるなら、まずは “これ” を提示してから、警察なりが動いた方がよかったと思う。
前回に続いて、全体が "薄味" なのもよかった
また、今回は前回に続いて、全体が “薄味” なのもよかったと思う。
警察、千代田医科大学附属病院、洋菓子店「カーサブランシェ」もあっさり系で、それ以前に “堤幸彦ワールド” そのものが薄味だったから見やすかった。
テレ朝で放送中の『警視庁アウトサイダー』もそうだが、いい俳優さんたちを揃えているのに演出家の癖が強すぎる作品は本当にもったいないと思う
あとがき
若年性アルツハイマーを患う佐々木渚を演じた小島藤子さんは、朝ドラ『ひよっこ』(NHK/2017年度前期)で主人公・みね子(有村架純)の職場の先輩で「乙女寮」の最年長・秋葉幸子 役をされていた俳優さんですね。
あちこちツッコミどころは満載ですが、雰囲気を楽しむ “ドラマ” としてはなかなかいいと思います。
次回は、期待の若手・當真あみさんがメインかな?
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17645/
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