星降る夜に (第3話・2023/1/31) 感想

テレビ朝日系・火曜9時枠の連続ドラマ『星降る夜に』
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第3話『明かされる10年前の秘密ー君の涙が教えてくれたこと』、ラテ欄『』の感想。
鈴(吉高由里子)が行った手話教室に偶然、一星(北村匠海)の会社の社長・北斗(水野美紀)の姿があった。授業後、北斗は居酒屋で自分と一星との出会い、彼が遺品整理士になった経緯を話す。その頃、一星は春(千葉雄大)から恋は押したり引いたりが大切なのだと諭されていた。一方、院長の麻呂川(光石研)に誘われた釣りの後、鈴は深夜(ディーン・フジオカ)から妻子を亡くした過去を聞かされる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:大石静(過去作/家売るオンナシリーズ、大恋愛、知らなくていいコト、恋する母たち)
演出:深川栄洋(過去作/偽装の夫婦、僕とシッポと神楽坂、にじいろカルテ) 第1,2話
山本大輔(過去作/民王、おっさんずラブ、緊急取調室3、妖怪シェアハウス) 第3話
音楽:得田真裕(過去作/家売るオンナシリーズ、アンナチュラル、インハンド、MIU404、石子と羽男-そんなコトで訴えます?-)
主題歌:由薫「星月夜」
挿入歌:NCT ドヨン「Cry」
※敬称略
「13~49歳の男女」向けの恋バナとしてはよくできている
最初に断っておくが…
現在のテレビ業界が<作品の成功>のメインの指標としている「個人視聴率」の対象である「13~49歳の男女」に向けて作られている “恋バナ” としては所々にあざとさは感じるものの、それは対象外のオジサン感覚で、がんばって思考回路を若づくりすれば、程よいさじ加減の作品になっているとは思う。
遺品整理と、妊婦と胎児の死亡の話はちょっとつらい…
ただ、今作を見ていると、どうしても個人的な思いが先行してしまう。
例えば、遺品整理…
3年3か月前に実母が亡くなった時、妹と数日間かけてやった両親の遺品整理を思い出した。
最初は一つひとつの思い出が蘇ってしまって泣きそうになりながらゴミ袋に入れていた。
しかし、3日目になって「これじゃあ終わらないよ」ってことになってからは、不思議と楽しくて懐かしい昔話に兄妹で花が咲いてしまって、更に片付けが進まなかったことを思い出してしまった。
また、妊婦さんと赤ちゃんが助からないってことも…
リアタイ視聴していたのだが、助産師の妻は「もう実際に何十人も見てきたから、ドラマでまで見たくないな…」と、途中でチャンネルを変えてしまった。
第3話で、一星と深夜の過去が描かれてスッキリした
ってことで、翌朝ひとりで見直したわけで、今回の感想はサクッと済ませようと思う。
“連ドラ” としては、主人公・鈴(吉高由里子)は当然だが、やはり重要な脇役である一星(北村匠海)と新人医師の深夜(ディーン・フジオカ)の過去は先送りしたところで引っ張ってる悪印象しかないから、早めに説明した… ということだと思う。
やはり、黄色下線マーカー太字(メリット・大事・注意・元気)とも追う。
今回も自然な流れで、鈴と一星の"お仕事"を丁寧に描いた
それにしても、私の予想では、もっとあからさまに “歳の差カップル” を押すと思っていたが、意外や意外にも過去を描きつつ、全体は鈴と一星の “お仕事” を丁寧に描いたという感じだ。
今作は既に “日常” に “非日常” が起きているから、その後の “日常” 描写だから大きな “変化” はなくて当然で。
むしろ、普通に “今の日常” を紡いでいる点、あざとくない点、奇を衒っていない点、ご都合主義も感じない点としては、途中の挿入歌の大音量以外は(苦笑)、ちょうどよいと思う。
あとがき
遺品整理と産婦人科、私たち夫婦にとっては<二人で見られない(見たくない)ドラマ>なので、作品として悪くないですが、感想を続けるのは “ちょっとどうかな” って感じです…
おまけ
全国のろう学校の生徒たちが、日常でよく使う初歩的な手話を、浴びるほど教えてくれる、NHK-Eテレの番組『手話シャワー』で、手話(しゅわ)のシャワーを浴びましょう!
手話シャワー | NHK福祉情報サイト ハートネット
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17623/
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