警視庁アウトサイダー (第4話・2023/1/26) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』
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第4話『衝撃展開!裏切り者、判明』の感想。
なお、原作の小説・加藤実秋「警視庁アウトサイダー」シリーズ(角川文庫)は未読。
英児(西島秀俊)が‘マル暴’時代に上司の藤原(柳葉敏郎)に紹介された元警視正の黒石(井上肇)が遺体で見つかり、検視の結果、自殺とされた。4カ月前に不倫報道で辞職した黒石は「わなにはめられた」と英児に書き残しており、英児は光輔(濱田岳)と調べ始める。やがて、直央(上白石萌歌)が黒石の不倫相手に接触を試みる中、光輔は英児の‘失態’を口にする元部下達と会い…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:加藤実秋「警視庁アウトサイダー」シリーズ(角川文庫)
脚本:髙橋泉(過去作/映画「凶悪」「ミュージアム」「ソラニン」、TVドラマ「わにとかげぎす」)
脚本協力:朝倉燎子(過去作/「恋はDeepに」、「六本木クラス」のリサーチ担当) 第3,4話
演出:木村ひさし(過去作/99.9-刑事専門弁護士-シリーズ、シェフは名探偵) 第1,2話
向井澄(過去作/「シェフは名探偵」第5話と最終回のみ演出) 第3,4話
音楽:末廣健一郎(過去作/逃げるは恥だが役に立つ、私の家政夫ナギサさん)
主題歌:山下達郎「LOVE‘S ON FIRE」
エグゼクティブ・プロデューサー:服部宣之(過去作/となりのチカラ、トモダチゲームR4)
※敬称略
事件パートよりも、"縦軸" のほうが面白い(困)
第1話、第2話は “お目当てを愛でるドラマ” はそれなりに楽しめる作品ではあるものの、だいぶ好みが分かれる作風で心配だった。
しかし、第3話ではごちゃごちゃしていた構成が “メインの事件=主軸” に絞り込まれた上に、演出家が交代したために、だいぶ見やすい刑事ドラマになって一安心だった。
そして、この第4話は…
まさか、まさか、ほぼ全編が “縦軸” で埋め尽くされた… といっても過言でないくらい。
恐らく、スピンオフドラマが〔全5回〕だから、本編も〔全10回〕だと予想していたが、ここで “折り返し風” になると、総和数が少ないのか、むしろ “縦軸” が “主軸” に逆転???
とはいえ、現実的にはのらりくらりと進む今のところの主軸である事件パートよりも、“縦軸” のほうが面白いので、どう判断したらよいのか分からないが(苦笑)
縦軸が "2軸構造" だから、ぶっちゃけ分かりにくい(汗)
ただ、その “悪くはない縦軸” も、若干気になる点はある。
それは、縦軸が架川英児(西島秀俊)と蓮見光輔(濱田岳)の “2軸” で構成されていること。
きっと、今後の展開で “2軸” がつながってくるのだろうが、私は “お目当てを愛でるドラマ” 的に見ているから、ぶっちゃけ分かりにくかった(汗)
これ、基本的に架川がメインで動いている映像になっているのだから、脚本も “架川の縦軸” に絞り込んだらよかったのに?
いやいや、脚本があって演出するわけだから、演出的にもっと “蓮見の縦軸” を上手く絡ませればよかったと評価するのが妥当かもしれない…
あとがき
そもそも “原作あり” の上に折角、「脚本協力」がいるのですから、もっと脚本段階で精査していれば印象は違ったような… もう遅いかな。
それにしても、感想として書くことがほぼ無いので、次回で感想は最後かも…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17608/
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