連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第73回・2023/1/17) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第73回〔全?回〕/第16週『母と私の挑戦』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方がよいです。
営業のために、舞(福原遥)はIWAKURAのネジがどのように作られているか笠巻(古舘寛治)から講習をうける。めぐみ(永作博美)も、その講習に加わる。その様子を目にした社員からは、笠巻を気遣う声やネジの素人が自分たちの社長ということを嘆く発言も出るが、若手でネジが好きな土屋(二宮星)は自分のためにもと、笠巻の講習会に参加する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12~16週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7,13~15週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
原田氷詩(過去作/ちりとてちん演出補、スカーレット 24週のみ共同演出、おちょやん 17週のみ) 第16週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
阪神淡路大震災の発生から、今朝17日で28年
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風邪を引かないようにね)
6434人が犠牲になった阪神淡路大震災の発生から、今朝17日で28年を迎えました。
当時、義弟が「ダイエー ハーバーランド店」に東京から単身赴任して勤務しており被災しました。
未だに心や体の傷が癒えない人もたくさんいるでしょうし、震災を経験していない世代が増える中で、記憶や教訓をどう継承していくかが、一層大きな課題となっています。
今日は、防災について考える一日にしたいと思います。
特に「こうしたらよかったのに講座」を開設する必要もない
前回の感想に書いた通り、脚本家が修正したのか、今週担当の演出家や演出部全体が軌道修正しているのか知る由もないが。
前回と同じように、今の展開、今後に予想されるであろう展開についての、無駄や雑な描写が減り、違和感すらも少なくなっていると思う。
従って、初期の「五島編」とまではいかないが、最近ではそれなりに満足感がある。
だから、特に「こうしたらよかったのに講座」を開設する必要もないと感じている。
それなりに満足しているから、気になることが浮き出て…
「では、今回の感想は以上で」というわけにもいかないし、書きたいことがあるから少しだけ書いてみる。
繰り返すが、基本的にそれなりに満足しているから、気になることが浮き出てきてしまうのだが。
その一つ目が、中盤での主人公の次の台詞だ。
舞「かっこええなあ…」
これ、初期の「五島編」で祖母・祥子(高畑淳子)からばらもん凧を作るの教わった時と、父・浩太(高橋克典)と模型飛行機を楽しく作った描写くらいが、「かっこええなあ…」につながる舞(福原遥)の経験であって…
大学進学前に工場の機械や職人さんたちを見て「かっこええなあ」とは感じていない様子だったように思う。
そう、「かっこええなあ…」につながるような舞の経験談が少な過ぎるから、唐突な印象になってしまうのでは?
これが、幼少期から工場の機械や職人さんたちを見て「かっこええなあ」とは感じている設定にしておけば、飛行機にかかわる仕事としてパイトットか部品作りかの選択の葛藤を一つの “ドラマ” にできたと思うし。
サークル「なにわバードマン」でスワン号を作る過程や、飛行機の構造学を学ぶ過程などでも利用できたと思う。
要するに、「かっこええなあ…」の台詞を盛り込むことが事前に分かっていたなら、そこに説得力を持たせるエピソードを盛り込むべきだったし、盛り込んでいないのに書いちゃうとその場しのぎの説得力不足な台詞になっちゃうってこと。
まあ、今さらな感じは否めにとしても、「ネジに興味を持って営業を頑張ろうとする舞ちゃん」を描くのは間違っていないが。
自主退社する社員を描いてもよかったような…
この手の関連でいうなら、嫌味と愚痴が多い従業員・山田紗江(大浦千佳)の存在も似ている。
山田「私なんか どっかに逃げる方法ばっか考えてますけどね」
山田は今回で上のようなことを言ってはいたが。
と同時に、合コンに力を入れている描写も同時並行しているから気になってしまう。
そんなに会社に不満があるなら「なぜ、自ら辞めないの?」ってこと。
もちろん、IWAKURAを辞めたところで「このご時世」だから、次の就職先が見つからないだろうから居座っている設定だろうが。
でも、リストラしなくては経営が立ち行かない工場を描くなら、その一方で自主退社する社員を描いてこそ、「このご時世」らしさが描けるのでは?
そう、沈みゆく船にいつまで乗り続けるの? ということ。
「ホームドラマ」としては朝ドラらしくて良いと思う
まあ、だいぶ前に終わったことについて言及してもしょうがない。
でも、そう思ってしまうのは、今週が無駄や雑な描写が減って、違和感も薄まっているからこそ、以前の描写との落差や異変が気になってしまうのだと思う。
とにかく、「ホームドラマ」としては朝ドラらしくて良いと思う。
あとがき
久留美(山下美月)を登場させるという “大人の事情” があるのでしょうが。
折角、前回で「質素な食卓」を描いて、「母子で会社と立て直す物語」がいい感じに始まったのに、喫茶店でお勉強って?
この辺のチグハグさも演出でカバーできたらいいのに…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17571/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59 60 土
第13週『向かい風の中で』
61 62 63
総集編(前編)
第14週『父の背中』
64 65 66 土(第13,14週分)
第15週『決断の時』
67 68 69 70 71 土
第16週『母と私の挑戦』
72
- 関連記事
-
- 夕暮れに、手をつなぐ (第1話/初回15分拡大・2023/1/17) 感想 (2023/01/18)
- 星降る夜に (第1話/6分拡大・2023/1/17) 感想 (2023/01/18)
- 連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第73回・2023/1/17) 感想 (2023/01/17)
- 夜ドラ「ワタシってサバサバしてるから」〔全20回〕 (第5回・2023/1/16) 感想 (2023/01/17)
- 罠の戦争 (第1話/初回15分拡大・2023/1/16) 感想 (2023/01/17)