罠の戦争 (第1話/初回15分拡大・2023/1/16) 感想

関西テレビ制作・フジテレビ系・新 月10ドラマ『罠の戦争』
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第1話/初回15分拡大『弱き者の復讐劇が幕を開ける!愛する家族を守れ』、ラテ欄『草彅剛主演!議員秘書の復讐エンターテインメントが開幕!』の感想。
衆院議員の犬飼(本田博太郎)は、第一秘書の亨(草なぎ剛)の献身的なサポートで内閣府特命担当大臣にまで上り詰めた。犬飼の政治資金パーティーの最中、亨の元に妻の可南子(井川遥)から、中学生の息子・泰生(白鳥晴都)が何者かに歩道橋から突き落とされ、重体だとの知らせが入る。事件に巻き込まれた可能性を心配する亨だが、そんな彼に犬飼は思わぬ要求を突きつける。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:後藤法子(過去作/銭の戦争、嘘の戦争、都市伝説の女)
演出:宝来忠昭(過去作/嘘の戦争、姉ちゃんの恋人、家政夫のミタゾノシリーズ)
三宅喜重(過去作/銭の戦争、嘘の戦争、10の秘密、姉ちゃんの恋人) 第1話
音楽:菅野祐悟(過去作/半分、青い。、テセウスの船、危険なビーナス、日本沈没-希望のひと-)
主題歌:香取慎吾×SEVENTEEN「BETTING」(
プロデューサー:河西秀幸(過去作/銭の戦争、嘘の戦争、GTOシリーズ)
三宅喜重(過去作/銭の戦争、嘘の戦争、10の秘密)
※敬称略
"連ドラ"としてのツカミはオッケー!!
「今期の連ドラ期待度ナンバーワン!」といっても過言でない『罠の戦争』の第1話である。
従って、他の作品以上に贔屓目の感想になるのはご理解いただくとして…
とにかく、“連ドラ” としての「ツカミはオッケー!!」なのは間違いないと思う。
いや、正直にいうと、「話が動き出すまで若干遅いかな?」とは思ったのだ。
しかし、私の期待感が高いから、その “遅さ” が逆に “心地よい焦らし” になって、主人公の怒りが爆発する時のスッキリ感ったらありゃしない!
恐らく、人気シリーズで、これだけの俳優陣を揃えて、今放送枠の前作『エルピス-希望、あるいは災い-』への評価の高さを考えれば、カンテレが今作に賭ける思いは半端なかったはずだ。
それを考えると、前半では通常よりも尺を割いて丁寧に登場人物紹介をやって、後半から一気に主人公が攻め込む過程を盛り込んで、第2話への期待感にそのままつなげるといった構成はお見事。
やはり、視聴者への訴求力が高い作品は、時に大胆で、時に繊細で、そのさじ加減が絶妙なのだと思う。
「俳優・草彅剛」は恐るべし
あまり当ブログでは演技については書かないが。
やはり、何といっても「俳優・草彅剛」は恐るべし… だ。
喜怒哀楽の演技の切り替えの素早さや塩梅のうまさ、一人の人間を多重人格のように見せずに “人はその時々の顔を持つ” といわんばかりに、巧みに表情を変えキャラを変え魅せていく。
もちろん、わきを固める俳優さんたちも個性豊かで、ベテランから若手まで演技派揃いだし。
俳優さんたちを見るだけでも面白い作品だと思う。
あとがき
控えめにいっても「期待以上!」でした。
“罠の決意” までの丁寧な描写と、その後のスリリングな展開と、ホームドラマチックな雰囲気が絶妙なバランスで成立していたと思います。
挿入されるコマーシャルからすると、香取慎吾さんや稲垣吾郎さんがゲスト出演されるのかも、ちょっぴり期待…(笑)
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17569/
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