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警視庁アウトサイダー (第2話・2023/1/12) 感想

警視庁アウトサイダー

テレビ朝日系・木曜ドラマ『警視庁アウトサイダー』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagramTicTok

第2話『パリピ殺人事件の謎』の感想。
なお、原作の小説・加藤実秋「警視庁アウトサイダー」シリーズ(角川文庫)は未読。



桜町中央署刑事課への異動早々、バディを組む光輔(濱田岳)の秘密に感づいた元警視庁‘マル暴’刑事の英児(西島秀俊)は、会社員でキャバクラ勤めもしていたみちる(立石晴香)の遺体発見現場へ臨場する。みちるが参加した御曹司のユーチューバー・新見(森田甘路)の誕生会が鍵になる中、捜査に当たる光輔は新米刑事の直央(上白石萌歌)の言動に当惑し、英児の強引さにいら立つ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:加藤実秋「警視庁アウトサイダー」シリーズ(角川文庫)
脚本:髙橋泉(過去作/映画「凶悪」「ミュージアム」「ソラニン」、TVドラマ「わにとかげぎす」)
演出:木村ひさし(過去作/99.9-刑事専門弁護士-シリーズ、シェフは名探偵) 第1,2
   ほか
音楽:末廣健一郎(過去作/逃げるは恥だが役に立つ、私の家政夫ナギサさん)
主題歌:山下達郎「LOVE‘S ON FIRE」
エグゼクティブ・プロデューサー:服部宣之(過去作/となりのチカラ、トモダチゲームR4)
※敬称略



、第1話よりも "木村ひさしワールド" が一層強まった

第1話の平均世帯視聴率が 10・7%、個人視聴率は 6・0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で好評だったことが、第2話の脚本や撮影現場に影響しているとは考えにくい。

従って、第1話よりも “木村ひさしワールド” が一層強まったのは、企画当初からの制作方針であったことは間違いなさそうだ。

よって、今後よほど低視聴率になるか、木村氏以外の演出家が担当してその人が意図的に “木村ひさしワールド” を壊さない限り、この雰囲気は最終回まで踏襲されると思う。

まあ、俳優さんたちの演技方針などもあるから、そう簡単に作風を変更することもやらないだろうし。

ここまで"木村ひさしワールド"を全開でやられてしまうと…

とにかく、ここまで “木村ひさしワールド” を全開でやられてしまうと…
もはや “今作らしさ” が同行の問題以前に、各種のアゲ記事が引用している(各自で調べていただきたい)木村演出の代表作であり、私も大好きなドラマ『トリック』(テレ朝/2000-2010)を思い出さざるを得ない

ご存じでない方のために簡単に説明すると…

“木村ひさしワールド” とは、テンポが良く言葉遊びがふんだんに詰まった脚本を、俳優陣のあたかもアドリブ演技のような即興芝居の面白さと、細かい編集と印象的な効果音を散りばめてち密に作り込まれた映像によって創出された独特な世界観のこと。

このこと自体は決して悪いとは思わない。

むしろ、ちょっと映像を見ただけで演出家の名前が浮かぶのは素晴らしいことだとさえ思う。

ベタな刑事ドラマなのに"トリック風"にされてしまうと…

ここからは、完全に主観というか好みの話…

私なんて、『トリック』の主人公・山田奈緒子(仲間由紀恵)が住んでいたアパート「池田荘」のロケ地の近くに住んでいたから、何度も大家の池田ハル(大島蓉子)や、上田次郎(阿部寛)と愛車の “次郎号” も目撃したから、愛着もある。

そんな私でも、ここまで “トリック風” になってしまうと、もう “警視庁アウトサイダーらしさ” とは思えないのだ。

更に “トリック推し” として語れば…

あちらの “基本構造” は超常現象や奇怪な事件に隠されたトリックを解決していくミステリードラマではあるものの、全体的にはコメディ、パロディ、バラエティー番組的な要素を取り入れた “小ネタ満載ドラマ” のテイストだった。

だから、ミステリー要素はそこそこでも、俳優陣の面白さを含めて小ネタを楽しめれば、それで満足だったのだ。

しかし、今作の “基本構造” は、あくまでもテレ朝の得意芸としている “ベタな刑事ドラマ” だ。

それなのに、ここまで “トリック風” にするのは、私にとっては想定外、やり過ぎに感じてしまった。

いや、それ以上に『トリック』が頭に浮かび過ぎて、内容が頭に入って来ない!(涙)

ドラマ『トリック』を見たことのない人、知らない世代がどう感じたかは分からないが…

あとがき

ここまで振り切ってやるなら、いっそのこと、事件自体を超常現象とか都市伝説とか、もっとファンタジーにしたら良かったような気がします。

それこそ、テレ朝には過去に、石原さとみさん主演ドラマ『霊能力者 小田霧響子の嘘』(テレ朝/2010)や、長澤まさみさん主演ドラマ『都市伝説の女』(テレ朝/2021,2013)の成功体験だってあるんだし。

俳優さんたちが良いのでそれなりに楽しめていますが、内容について感想を書くほどの作品でないようなので、次回の感想の投稿がなかったら視聴継続で感想は離脱したってことで…(謝)

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【これまでの感想】
第1話 

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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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