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連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第70回・2023/1/12) 感想

不連続テレビ小説「舞いあがれ!」

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第70回〔全?回〕第15週『決断の時』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


従業員たちのIWAKURAへの愛情を目の当たりにしためぐみ(永作博美)は、会社を続けると翻意し、融資を受けている信用金庫の支店長に、その決断を告げる。そばにいた信金のIWAKURA担当の大西(久保山知洋)に、めぐみならできると後押しを受けるが、支店長は難色を示し当座の運転資金はどうするのかを尋ねる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12~15
   嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9
   佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7,13~15
   野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10
   小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12
   松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
     管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略



感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。


前回以上に、本気で本音を書きました

あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)

ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風邪を引かないようにね)

以前は、「世界一難しい恋 (第10話/最終回 10分拡大版・2016/6/15) 感想」のように、放送毎に1,000近くの Web拍手をいただくこともありましたが、最近はめっきり少なくなりまして(苦笑)

それでも、前回の感想では「41名」もの拍手をいただいて、ありがとうございました。

というわけで、20名以上だと傷つく人が多くなるので、本音は書きません… ウソです!

今朝は既に3作品分の感想を投稿した後でパワー不足ではありますが、午後の通院時間のタイムリミットギリギリまで本気で本音を書きましたので、よかったら最後まで読んでくださいませ。

朝ドラヒロインにしては、サバサバ系で口先だけ過ぎる?

前回までの今作では、会社を廃業することを「畳む」と表現していたのに、今回のアバンタイトルでは「潰す」と言い換えて、微妙に “頑張ってる感” を強調して印象操作しているのは気になるが。

それ以上に気になったのが、次の主人公・舞(福原遥)の台詞だ。

といっても、前回同様に今回の “あらすじ” にも、主人公の存在はゼロだが(苦笑)

舞「私も手伝う。こん包の仕事だけやなくて
  事務でも経理でも 何でもやる。
  お母ちゃんと一緒に頑張る」


涙を流しながら切実な面持ちで語ってはいるが、当ブログの読者様なら、今作の主人公が現在放送中の夜ドラ『ワタシってサバサバしてるから』の主人公以上にサバサバ系で口先だけなのはご承知の通りだ。

こんな表面的な台詞で “母子愛もどき” を描くなら、アバンの従業員たちにならって工場の入り口を掃除する姿を入れた方がマシなくらい。

とにかく、サバサバ系で口先だけだから、主題歌明けの従業員たちの深刻さや仲間、協働意識は比較にならないのだ。

こんな部分の描写が今作のダメなところだと思う。

前回の感想にも書いたように、今週の主人公は母・めぐみ(永作博美)だから、“めぐみの本気や決意” がそれなりに描かれているのは大いに認める。

しかし、本当の主人公である “舞の本気や決意” がどこまで描かれたのかは甚だ疑問だ。

主人公以外のキャラの描写も、なんか変?

例えば、ここ最近の描写でいうと。

舞は、めぐみと、祖母・祥子(高畑淳子)と、それぞれと話をする場面があった。

内容は、母とは会社の今後と亡き父・浩太(高橋克典)の思い出話、祖母とは思い出話だったが、だから何? ってことなのだ。

また、兄・悠人(横山裕)との会話もあったが、内容は「融資して!」であって、むしろ兄以外の他人に願い出るほうが “母を手伝う” ことでは?

敢えてほじくるが、「章にいちゃん」と幼少期から可愛がってもらった結城(葵揚)が挨拶に来たところで、話をしたのはめぐみだけ。

幼なじみの貴司(赤楚衛二)と久留美(山下美月)とは、父の思い出話をするかと思いきや、貴司や久留美に無関係な “パイロットになる夢” のお話をしただけ。

更に遠距離恋愛中? の柏木(目黒蓮)は、浩太の死や工場の話よりも「パイロットになる夢は諦めるなよ」的な応援メッセージ。

分かっていただけているとは思うが、決して粗探しをしてるのではない。

わざわざ “主人公の父の死” を盛り込んだのなら、それ相応の意味や価値を見出した展開や内容にしてほしいのだ。

義父だったかもしれない浩太の死に、柏木がサバサバ過ぎ?

だから、柏木については更に言及する。

皆様もご存じのとおり、柏木は展開次第で浩太は “義父” になった可能性があり…
それをほぼ前提にして自宅で杯を交わした間柄だ。

だったら、もっと浩太を思い出しても良いし、浩太の死を無念に思うべきだし、もっともっと舞の気持ちに寄り添っても良いと思うのだ。

もちろん「悲しんでばかりでは先に進めない」のは理解するが、恋人なのだから「パイロットになる夢も大切だけど、今はお母さんを助けてあげた方が良いと思う」ではないのか?

そして、前回にあった「視聴者は初めて見た父との思いでビデオ」も同様で、結局、あれこれ盛り込んでも、登場人物たちの真摯な気持ちを描くような心情描写にはなっていないのだ。

繰り返しになるが、こんな部分の描写が今作のダメなところなのだ。

本来は、ここ数日の描写で、脇役たちの浩太への思い、舞の実家への思い、舞自身をどう思っているか、それらを丁寧かつ繊細に描ける絶好のチャンスだったのに、スルっと逃した… と、言わざるを得ない。

笠巻に「私に出来ること無いかな?」と聞くだけで良かった

今回だって、7分過ぎから経理の仕事をやっている舞ちゃんを盛り込んではいたが。

ではでは、検品とかこん包とか “舞一人がやっていたように見えた作業” は誰がやってるの? ってことなのだ。

それこそ、「経理と会計のためのExcel入門」みたいな本を必死に読みながら、外は真っ暗な事務所で舞が一人で作業しているなら別だが。

どうやら、今作のスタッフたちは次から次へと「頑張ってる舞ちゃん」を描いて満足かもしれないが、盛り込めば盛り込むだけ違和感が増大していることに気づいていない。

例えば、舞が母に次のようなことを言っていた。

舞「お母ちゃん。一人で抱え込まんと 何でも相談してな」


こんな口先だけのことを言わせずに、それこそ、父の思い出話やパイロットの話もやめちゃって。

幼少期から “舞の応援団団長” 的な存在であり、“浩太の応援団団長” といっても過言でなかった笠巻(古舘寛治)に…
「私に出来ること無いかな?」と、多くの人命を預かるパイロットになる人なのだから感情的になって泣かずに、真剣な面持ちで相談するだけで良かったと思う。

それをしないから、盛り込めば盛り込むだけ違和感が増すのだ。

浩太社長なら取引は続行だけど、めぐみ社長だと取引終了?

9分過ぎにも、気になる描写があった。

浩太が社長なら取り引きは続行だけど、めぐみ社長だと取引終了ってくだり。

これ、どう解釈した良いのだろう?

だって、そもそも、今作は「浩太の経営手腕はダメ」と描いてきたのだ。
小さな町工場「岩倉螺子製作所」の頃も、一時は品質の悪さなどから受注が減少し倒産の危機に陥ったし。
ホームページも開設し、会社名を「株式会社IWAKURA」に改名した直後も事業拡大のため借金をして工場を増設し、経営不安は描き続けていたのだ。

だから、前回の感想で書いたのだ。

そもそも「バブル崩壊も阪神淡路大震災もない世界」なのだから、「リーマンショックだけがある世界」にする必要なんてなかったのでは? と。

でも、今作はリーマンショックの影響受けてしまったために売上が落ち込み、従業員の給料を岩倉家の貯蓄から捻出するほどの苦境になった… と、描いてしまったのだ。

なのに、今回では「めぐみ社長ならダメ」とは、流石にご都合主義が過ぎると思うが。

きっと、今作を擁護する人たちは、「リーマンショックの上に、ほぼ素人のめぐみ社長じゃダメって意味では?」と主張するだろうが、じゃあ「リーマンショックがいずれ落ち着く世界」なら、めぐみ社長で大丈夫ってことでもあるわけで。

従業員のリストラまで描くなら…

結局、「リーマンショックによる舞の就職1年延期」すら不必要で、「父が亡くなったから母を助けるためにパイロットの夢を中断(断念)」のほうが、スッキリしたとは思う。

そうすれば、わざわざ回想のモノローグにしてまで盛り込んだ次の台詞に意味が出てきたと思う。

舞(M)「母ちゃんが社長になるんやったら
   会社 手伝いたい思てる」


いや、いや、浩太自身が自分の経営手腕のなさを恥じつつ、今回のめぐみようにリストラに苦悩して過労と心労から病死してしまい…
志し半ばで亡くなった浩太のためにも、IWAKURAの再建を母と娘が引き継いで頑張る… のほうがスッキリしたかも?

あらさがし

確定申告の時期が近付いてきたので会社経営目線で書きますけど。
会社都合で退職の場合には、退職願や退職届は不要です。 https://www.ecareerfa.jp/know-how/qa/system/19

あとがき

とにかく、朝から夫の生命保険を、取り引き中止です、リストラしますって、暗すぎませんか?

朝ドラお得意の「描かれなかった○年」で良いので、「あれから5年後、リーマンショックも落ち着き、IWAKURAの経営は順調になりました」で良いと思います。


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【これまでの感想】

第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59 60 
第13週『向かい風の中で』
61 62 63
総集編(前編)
第14週『父の背中』
64 65 66 土(第13,14週分)
第15週『決断の時』
67 68 69

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連続テレビ小説『舞いあがれ!』第70回

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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