リバーサルオーケストラ (第1話・2023/1/11) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『リバーサルオーケストラ』
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第1話『元天才ヴァイオリニストは、ポンコツオケの救世主!?』、ラテ欄『逆転劇開幕 元・天才バイオリニストの地方公務員はポンコツ楽団の救世主!?』の感想。
市役所で働く初音(門脇麦)は音楽に興味はないと語る公務員。同市で活動する児玉交響楽団、通称‘玉響’は認知度も団員の意識も低く、ドイツ帰りの指揮者の朝陽(田中圭)は怒りをにじませていた。そんな中、初音は朝陽から玉響のコンサートマスター(コンマス)になるよう懇願される。実は初音は幼少時に国内外のコンクールを総なめにし、10年前に突然、表舞台を去った天才バイオリニスト。逃げる初音を追う朝陽は、父で市長の修介(生瀬勝久)の力も借り、フルートの蒼(坂東龍汰)ら玉響団員の練習場へ連れ出す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:清水友佳子(過去作/夜行観覧車、わたし、定時で帰ります、朝ドラ「エール」、最愛)
演出:猪股隆一(過去作/家売るオンナシリーズ、35歳の少女、コントが始まる) 第1話
小室直子(過去作/怪盗 山猫、3年A組、ニッポンノワール、真犯人フラグ)
鈴木勇馬(過去作/東京タラレバ娘、今日から俺は!、俺の話は長い)
チーフプロデューサー:三上絵里子(過去作/逃亡医F、ダマせない男、受付のジョー)
音楽:清塚信也(過去作/コウノドリ1,2)
啼鵬(バンドネオン奏者・過去作/朝ドラ「ファイト」編曲)
※敬称略
ポンコツをヒロインが立て直すのは前々作、前作とほぼ同じ
“元天才ヴァイオリン少女” がワガママな変人マエストロに正体がバレてしまい、地元のポンコツオーケストラ・児玉交響楽団(通称・玉響)を立て直す音楽エンターテインメント… のらしい。
とはいっても、この放送枠としては、昨年放送された前々作『家庭教師のトラコ』(日テレ/2022)、前作『ファーストペンギン!』(日テレ/2022)と同じで、ポンコツな個人や組織をヒロインが立て直す… という点ではほぼ同じだが(苦笑)
逆に、水曜日の連ドラ枠は恋バナやラブコメは外して他の路線で勝負しようというのが、他局と共通認識かもしれないが。
既視感のあるネタだけに、きっと完全に脚本家次第…
俳優は今放送枠としても、きっと肝入りで揃えたのだろう。
あと2作品くらいは作れそうな揃え方だから、あとは完全に脚本と演出次第ってことになるが。
3人揃えた演出家の過去作品を見ても無難な布陣だし、実際にもシリアスとコミカルのメリハリもあったから。
既視感のあるネタだけに、きっと完全に脚本家次第になるのは間違いないと思う。
前作のように「騒動三昧」にしてほしくない!
恐らく、「再生モノ」としては結末はほぼ決まっているはずだ。
従って、前作のように結末だけ見据えて、あとは「騒動三昧」にして時間潰しをするのだけはごめんだ。
タイトル『リバーサルオーケストラ』が嘘にならないように、ポンコツオーケストラが “逆転”、“起死回生” することだけに集中してほしい。
あとがき
プライムタイム(一般的に。19時から23時枠)で、クラシックが聴けるドラマが見られるのは嬉しいです。
劇伴担当が清塚信也さんなので、水曜日は今作、木曜夜はNHK『クラシックTV』(Eテレ/2019-)と連日クラシックを楽しめます。
というわけで第1話は楽しく見ましたが、今後ただただ騒動が続くようなら、離脱もありますけど…
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17553/
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