相棒 season21 (第12話・2023/1/11) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season21』
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第12話『他人連れ』の感想。
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が住宅街で小学生の息子を連れた南野(駒木根隆介)と知り合った翌日、その周辺で起きた殺人事件で、子どもを連れた男が目撃されていたことが分かる。被害者は元半グレグループのメンバーで、そのリーダーが盗んだ大金が行方不明になっていた。南野ら親子の元を訪ねた右京と薫は、彼らがどうも本当の親子ではないと直感。南野の目的を探るが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●脚本:櫻井智也/演出:内片輝(敬称略)
"特命係が容疑者を捕らえ損ねる"という新鮮味がいい感じ
最初に結末を思いついて…
そこから初期設定を作ってみたものの…
『相棒』ではお得意の「右京さんが何か気になって…」から始まる展開になってしまったから…
「昔の君なら…」と「昔の右京さんなら…」を盛り込んで…
“特命係が容疑者を捕らえ損ねる” という新鮮味を加えてみました… そんな感じだろうか。
今シーズンが始まる前から、「70歳と60歳が現役バリバリの刑事って設定はどうなの?」とは感じていたから、正にそこを逆手にとって “まだまだ現役” であることを示しつつ、ぼちぼち引退も匂わせつつも悪くない。
「南野」のキャラが『相棒』の脇役らしくて…
また、事件全体は少々詰め込み過ぎの上に演出も粗くて分かりにくい部分もあったが、今作によくある “人情モノ” としていい感じ。
特に駒木根隆介さん演じる「南野」という男のキャラも、以前の『相棒』なら準レギュラーになっても良さそうな、ちょっと癖があって憎めない人物で、特命係を騙そうなんてところもかわいいし。
ラストの家庭料理「こてまり」はホンワカムードでほっこり
そして、ラストの家庭料理「こてまり」でのシークエンスは、Season21まで積み上げてきた “一種の風格と余裕” が創出したホンワカムードでほっこり。
たまには、こんなファンタジー風なエピソードも悪くない。
あとがき
少年・工藤武志を演じていた潤浩さん、見覚えがあるなぁと思ったら、連続テレビ小説『エール』(NHK/2020年度前期)の主人公の弟・古山浩二(佐久本宝さん)の幼少期を演じていたんですね。
2年半で、あんなに立派な少年になったとは!
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【これまでの感想】
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