連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第62回・2022/12/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第62回〔全?回〕/第13週『向かい風の中で』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
退院した浩太(高橋克典)は、会社の朝礼で心配をかけたことを従業員たちに謝り、皆と元気にラジオ体操をする。そして職場の自席に座り喜ぶ浩太。めぐみ(永作博美)もその様子に喜ぶ。そこへ経理の古川(中村靖日)がやって来る。古川は経費削減のために人員整理をして欲しいと言うが、浩太は頑なにそれを拒もうとする。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12,13週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7,13週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
今回も年末押し迫っていますが、通常運転で参ります
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風邪を引かないようにね)
久し振りに Web拍手が20名以下になって、好き勝手描くことの意味を感じている朝です。
別にPVを欲しくて媚を売るつもりはさらさらありませんが、やはり “ドラマ” の本質まで見ようなんて思う人は少ないんだなぁと。
まあ、私の勝手な価値観なので、私に共感するのがすべてが正しいなんても微塵も思っちゃいませんが。
ってことで、応援してくださる読者様のためにも今回も年末押し迫っていますが、通常運転で参ります。
昨日のネット記事は目に余る"アゲ記事"の多さに閉口…
前回の感想にも書いたが、昨日のネット記事は目に余る “アゲ記事” の多さに閉口してしまった。
特に、メディア評論家と名乗る輩が、今後も仕事がほしいのか知らないが、やたらと「やっと舞ちゃんが戻ってきた」「さすが桑原さんの脚本」と称賛しまくっていること。
これが本質的におかしいことに気づいていないのか、NHKから褒められたくて書いているのか知らないが。
幼少期の主人公が、何事も自分から前面に出ないで相手にそっと寄り添って “いた” ことは間違いない。
しかし、「なにわバードマン編」では若干、「航空大学校編」では顕著に、自分から不満を相手にぶつけて問題解決して “いた” と描いたのは今作なのだ。
そして、先週の「久しぶりの五島編」と今週で “戻ってきた” とは???
えっ、描かれなかった10年間で成長したと受け取っちゃダメなの?
そういうこと。
だから、今作のメイン脚本家とメイン監督は全体を見渡して整合性を図るべきで、それができないなら “朝ドラのメイン” を務めるにはまだ早いってこと。
決して、人格や技量を責めているわけではない。
「私の担当週では、こんな舞ちゃんを描きたい!」、「見たかった舞ちゃんで良かった」では困るのだ。
できないなら、次の機会に頑張ってほしいし、残りがあるのだから最終話までには軌道修正してほしいから書いているだけ…
幼少期から主人公が"機械好き"に描けば良かったのでは?
この章で書くのは、決して粗探しでも重隅突きでもない。
私は常々「ドラマでは描かれたことがすべて。描いてないことを盛り込むのは妄想か校医手に名脳内補完である」と言っている。
だから、冷静に読んでいただきたい。
両親が “うち” の経済事情を主人公に心配させたくないと言わなかったのは描かれたこと。
しかし、前回で “うち” の事情が知らせた途端に、主人公を前にして両親で悩みを話して…
舞「お父ちゃんとお母ちゃんが大変なん 黙って見てんのは 嫌やねん」
と、舞(福原遥)に言わせたり…
舞「お母ちゃんのやってんの見てきたし。
(できるようになるまで頑張るから)手伝わせてほしい」
とまで言わせるのはどうかと思う。
更に困ったのは…
舞「ちょっとだけ見たことあります」
って、この台詞の直前にチラッと見ていたのは確かだが、流石に子どもの頃に… 的な意味合いで捉えるには無理があると思うが。
だから、そんなにメイン脚本家と演出家が幼少期の舞ちゃんが好きなら、幼少期の舞ちゃんが、時どき両親の仕事の手伝いをするとか、工場が休みの日に機会を楽しそうに触れるとかの描写を入れておくべきだったのでは?
それをやっておけば、舞ちゃんは幼少期から機械が好きで、それで、ばらもん凧、模型飛行機、人力飛行機も作るのが好きで…
でもって、浪速大学の先輩で設計が得意な刈谷(高杉真宙)に肩入れしたまで描いたのだから設計に興味を持って…
そのまま父の工場で飛行機の部品を作るヒロインで良かったのでは?
それを、空を飛ぶ飛行機を見上げていただけの主人公に、わざわざ「旅客機のパイロットになりたい」と言わせて、パイロット訓練まで描いたのが今作なのだ。
先週から前回で描いたことが、ほぼ意味がない…
今後の展開がどうなるかは分からない。
しかし現状を見る限りでは、まず先週の金曜日から月曜日に欠けて描いた「父の病気」の意味がない。
ましてや、先週まで数週かけて描いた「パイロット訓練」の意味もない。
当然、先週の「離島留学」や「体験宿泊」のようなくだりも意味がない。
もちろん、祖母のケガも必要なかった。
だって、主人公が “うち” を手伝うのは、リーマンショックの影響で1年間暇になって、工場のリストラ補充のためなのだから。
このままでは主人公がこの上ない"無責任な人"に見えちゃう
だとすると、次にこんな疑問がわいてくる。
1年後に景気が上向いて就職が OKになったら、工場は放り出しちゃうの?
それとも、工場の経営が軌道に乗るまで就職はお預け?
ヒロイン特権で「博多エアライン」は主人公をいつまでも待ってくれるの?
この辺の言及は、今の時点でやっておくべきでは?
いや、「世の中、一寸先は闇」なのは分かっている。
でも、それでも「主人公の夢」を描いたのは、これまた今作なのだ。
だったら、ちゃんと夢の行く末も描く必要があるのでは?
なんか、先週から脚本家が描きたいことを書いているだけで、全体的に行き当たりばったりが過ぎるような。
これでは、主人公がこの上ない “無責任な人” に見えてしまうのだが。
多くの人の命を預かる仕事が夢なのに… である(苦笑)
あとがき
う~ん、一体なにを描きたいのでしょう?
確かに「就職1年延期」は辛いと思いますけど、「自分から前には出ないけど、みんなのためには人一倍頑張るヒロイン」だったのですよね。
ならば、こんな時こそ、従業員たちに真摯に仕事を教わって、工場を空気を明るくするために頑張って、それこそ発熱して、みんなが心配して、それでまた一体感が増して… じゃないのかな?
約半分で、ここまで迷走するとは… (ー。ー)ふぅ~
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59 60 土
第13週『向かい風の中で』
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