連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第60回・2022/12/23) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第60回〔全?回〕/第12週『翼を休める島』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
舞(福原遥)は朝陽(又野暁仁)が星が好きなことから、星を見るのに一番良い場所はどこかをみじょカフェで木戸(哀川翔)や一太(若林元太)に聞く。すると、さくら(長濱ねる)がまたもや「むっちゃん」の話を始めてのろけるが、そのむっちゃんが星が好きで「星空クラブ」を作ったと聞かされる。星空クラブのチラシをもらった舞は、朝陽の母・美知留(辻本みず希)に勧めてみる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
今日も、私が思うことを綴ります…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風邪を引かないようにね)
最初に…
今週のゲストパートの母子に感動するのは理解できますし否定もしません。
久し振りの詩人や兄の登場に歓喜するのもお好きにどうぞ。
飛行機マニアの人が主人公の英語にいろいろ感動するのもどうでもいいです。
今日も、私が思うことを綴ります…
舞と貴司は、朝陽を放置しちゃってましたけど…
アバンタイトル、夜の縁側、舞(福原遥)と貴司(赤楚衛二)が朝陽(又野暁仁)と星空を眺めている。
朝陽「変人に挟まれてる」
朝陽らしい表現だし、何気ないシーンではあるが。
きっと、脚本も演出も “三者三様の星好き” であることを表現しているつもりなのだろう。
しかし、前回の感想に書いた通り、少なくとも舞も貴司は朝陽のことにもう少し気遣いすべきでは?
主人公なんて、完全に自分の世界に入っちゃてるし。
それなりの大人になった二人が、これでいいのか? そういうこと。
今回も、冒頭から期待薄である…
時間軸もおかしいし、展開も不自然なような…
主題歌明け、久し振りにさくら(長濱ねる)が登場し、むっちゃんののろけ話や「舞ちゃんの聞き上手」が盛り込まれて、それなりに満足ではあるが。
だからこそ、気になったのが、カフェでの情報収集と、調理と食事の時間軸の流れ。
まず、みじょカフェで舞がさくらから「星空クラブ」の情報入手。
次は、才津家の台所で家事、というか食事の支度をしている朝陽の母・美知留(辻本みず希)に主人公が情報提供。
次は、庭で主人公が祥子(高畑淳子)と魚をおろして。
で、最後はテーブルの上に刺身を置いて4人分のご飯が完成。
別に粗探しをしているつもりない、あくまでも普通に見れば気になるのでは?
だって、普通は刺身は料理の最後に切って盛りつけるわけだから。
主人公は「祖母を助けるため」に五島に来ているのに、家事や昼食づくりは美知留に丸投げしてみじょカフェに行き、帰宅してから我が物顔で「はあ… 出来た」と???
最近よく見かける「民宿で農家や漁師の暮らしを体験しよう」みたいな感じで、美知留も田舎暮らしを体験している可能性はゼロではないが。
それでもドラマ『ビーチボーイズ』(フジ/1997)ではないが、美知留は「それでも私は客だから」のはずで、主人公がそばについているのが普通では?
普通かどうかでいうなら、母子が才津家で宿泊中なのは役場職員の浦信吾(鈴木浩介)だって知っているのだから、最初に信吾から聞いたら良かったし。
息子の一太(若林元太)から信吾が聞いて教え、それから主人公がさくらに詳細調査でも自然なような?
舞は足を怪我した祖母を助けるために五島に来たのに…
このまま、何もなく終わってほしいと願っていたのも束の間で。
12分過ぎには、本日2回目の魚をさばくシーンには、なんと祥子が一人で立ってさばいちゃってるし(苦笑)
でも、ラストでは足首に包帯が巻いてあって、すぐには立てない感じで。
まあ、好意的に見れば、すぐには立てないけど、一度立ち上がったら大丈夫とも見える。
また、百歩譲って、主人公が高齢者があまり動かないのも良くないと考えているとも受け取れる。
しかし、しかしだ、「祖母を助けるため」に五島に来ているのだから、刺身くらいは主人公が… じゃないの?
確かに「お父ちゃんが救急車で運ばれたって…」は驚くのは当然だとしても…
主人公って「大勢の人の命を預かる職業」に “1年後” には就く人のはずで… 本来なら今頃は就職しちゃてるわけで…
今の自分に与えられた使命は「祖母を助けるため」じゃあないの!)
でもって、今度は「父の工場 手伝うことになりました」って、魚をさばけて祖母から「お~ 上等 上等」と褒められたくらいで、いったい何するん???
なぜ、もっと「星空クラブ」で盛り上げなかったのだろう?
最後にひとことだけ。
なぜ、もっと「星空クラブ」で盛り上げなかったのだろう?
夜のシーンだから?
五島でのロケが大変だから?
子役の拘束時間があるから?
そんなのみんなで夜空を眺めるだけでいいんだから…
超絶CGでも良いから、スタジオセットに立つ朝陽と主人公らの後ろ姿に、海の水平線の上に浮かぶ星空を合成するだけで良かったのに。
流石にワンカットもないのは、手抜き過ぎると思うが。
あとがき(その1)
今週に入ってからのネット記事の多くが、今週担当の脚本家をアゲるために、前の脚本家と演出家をサゲる内容ばかりなのが実に気になっておりまして。
どうやら、「航空大学校編」が思った以上に評判がよろしくないから、NHKが必死に「今週は面白いですよ」と風船を揚げているようで。
でも、昨日、読者様のコメントにも返信しましたが。
ネット情報を鵜呑みにすれば、そもそもの企画では「航空大学校編」で主人公はフェイルして、放送尺ももっと短かったのに、撮影協力している、クレジットでは「資料提供」の「日本航空機構操縦士会」が「フェイルは好ましくない」、「しっかり描いてほしい」と要求があったようで。
更に下衆な勘繰りを入れれば、当然 “恋バナ” で盛り上げて… の目論見もあったと思いますし。
というわけで、「航空大学校編」を担当した脚本家と演出家は要望に応えたらああなっちゃった可能性もあるわけです。
あとがき(その2)
ですから、当初の桑原亮子さんの脚本が良すぎた云々ではなくて。
次々と大人の事情が増えてきたなら、都度都度に制作統括を中心にまずは3人の脚本家が調整すれば良かったと思います。
妙に、それぞれの脚本家が自分のパートを乗り切るためにゲストで新キャラを盛り込んで、物語を脇道に行かせず、単純に主人公の物語を描くことだけに集中していれば、ここまで脱線しなかったと。
あと半分は残っていると思いますが、前半でこの調子ですと…(涙)
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
56 57 58 59
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