戦争や震災でも被害を受けなかった“火除けの守護神”「千種稲荷神社」@東京・錦糸町

先日(12/18)に年末のご挨拶で菩提寺に妻と参りました
これまでにも、私の家の菩提寺が東京・浅草にあることは書いてきたとおりです。
今では千葉都民になった私ですが、一応は元浅草に起源をもつ「江戸っ子五代目」のちゃきちゃきな江戸っ子なわけです。
先日(12/18)に年末のご挨拶で菩提寺に妻と参りました。
子どもの頃と違って、今は周囲をビルに囲まれてしまいホテルまで建って、見違えるようになりましたが、墓前に立つと一気に50年ほどタイムスリップしておばあちゃんとお墓参りによく来たことを思い出します。
東京・錦糸町駅近くの「千種稲荷神社」
その帰りに、どうしても以前から寄ってみたい神社がありまして、ちょっとだけ寄り道しました。
それが、JR総武線・総武快速線の錦糸町駅、東京メトロ半蔵門線の錦糸町駅から徒歩数分のところにある「千種(ちぐさ)稲荷神社」。
日曜日だったせいもありますが、地元の子どもたちが神社の鳥居の前で遊んでいたり、賽銭箱の前でお参りの仕方を友だち同士で確認し合ったりする光景が微笑ましくなりました。
私も東京下町に育ったので分かるんですが、子どもと神社って妙なつながりがあって、神聖な場所であると同時に、安心できる遊び場のような親しみもあって、とても心穏やかになれる場所だったと今でも記憶しています。

駅前の繁華街にあるにもかかわらず、異次元空間の雰囲気
また、この神社は近くの「亀戸天神」を管理しているところが委託管理しており、手水舎を含めて、とてもきれいに管理されており、神社ならではのピリッと張り詰めた空気もあって、駅前の繁華街にあるにもかかわらず、異次元空間の雰囲気もありました。

戦争や震災でも被害を受けなかった"火除けの守護神"
この「千種稲荷神社」は創建時代は不明ですが、古くから柳島(やなぎしま)地域(現在の東京都墨田区から江東区にかけて存在していた地名)の “守護神” を祀(まつ)った場所。
明治時代には、近隣が太平洋戦争の際に旧陸軍兵器廠錦糸堀倉庫となりましたが、この神社だけは “火除けの守護神” として残されたそう。
また、大正12年の関東大震災では、この辺りは「本所」といってほぼ全域が焼け野原になってしまいましたが、この神社だけは残ったため、今でも “火除けの守護神” としてお参りする人は多いです。

暖房器具を扱う機会が増えますので、火の用心を込めて…
今回は撮影してきた写真を幾つか掲載します。
撮影許可を取ろうと思いましたが、連作先と連絡が取れず、「撮影禁止」の貼り紙もなかったので掲載しました。
神社を大切にする心と、見るご本人がいいと思うなら、“火除けの守護神” として画像を保存してお守りにしていただいても構わないと思います。
これから本格的な寒い冬になって暖房器具を扱う機会が増えますので、火の用心を込めて…
あとがき
お寺や神社をお参りするのって、程よい緊張と和みがあって好きです。 地元にも、まだまだ行ったことのない場所があるので、探して参ってみようと思います。
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