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連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第58回・2022/12/21) 感想

不連続テレビ小説「舞いあがれ!」

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第58回〔全?回〕第12週『翼を休める島』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


信吾(鈴木浩介)ら役場が始めた五島への留学体験の試みで祥子(高畑淳子)の家に滞在する森重親子と、舞(福原遥)は対面する。舞たちは息子の朝陽(又野暁仁)君に優しく接するが、彼は気難しい態度をとり部屋から飛び出してしまう。困惑する舞や祥子に信吾は、朝陽は都会の学校で馴染(なじ)めず、母親の美知留(辻本みず希)が彼の環境を変えようと五島に来たと説明する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12
   嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9
   佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7
   野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10
   小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12
   松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
     管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略



感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。


ご挨拶は早々に済ませまして、早速感想へ…

あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)

ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風を引かないようにね)

今回を見終えて、のんきにご挨拶なんてしている場合でないと判断したので、速攻に感想を書きます。

というのも、なんですから、別の記事で火事が多い本格的に寒い冬がやってきたので、「東京で一番の “火除けの守護神”」のお話と画像をご紹介します。

今回の感想では、今作が連ドラとして本質的にどうかを書く

さて、今回の感想、今作の “連ドラ” としての本質的な “妙ちくりん” について書こうと思う。

「異様」、「変」、「変てこ」と比喩しなかったのは、プロの作り手たちへのせめてものリスペクトだ。

そして、今回の感想は第1回から掘り下げるため、途中から視聴した人はついてこれないかも?

できるだけ、丁寧に解説しながら書くつもりだが。

今週から突然に登場した脇役二人が本編を乗っ取るとは!?

さて、前回の感想で、リーマンショックでヒロインの物語を一時停止させるなら、毎回脇役を小出しにしないで、思い切って主人公の出番なしの「脇役オンリーのスピンオフ週」にすればよかったのでは? みたいなことを書いた。

今回を見て、更にその思いは強くなったが、きょう言いたいのはそこではない。
まだ、「脇役オンリーのスピンオフ週」なら理解できるし、「既出の五島キャラだけが再登場週」なら納得もできるのだが…

しかし、水曜日になって、ついに、今週から突然に登場した脇役二人が本編を乗っ取るとは!?

それに内容についても、完全に「スピンオフで一時停止中の主人公の物語」から脱線、いや飛行機のドラマだから、そう墜落? を始めた

更に困ったのが、作り手たちが母親の美知留(辻本みず希)と息子の朝陽(又野暁仁)を主人公の設定に “重ねているつもり” が “満々” なのに、誰が見ても “ズレまくり” にしか見えないこと(苦笑)

もはや、サブタイトル『翼を休める島』なんて、完全なタイトル詐欺である。

祖母を助けながら民宿経営と船頭を目指す朝ドラで良かった

当初の頃から書いているように、基本的に初期のころの「五島編」が大好きだ。

だから、今でも本心では、ず~~~~~っと「五島編」で、主人公は祖母のあとを継いで “民宿経営と船頭” を目指して奮闘している “朝ドラ” であるべきと信じている。

私は、こんな風に「五島編」に人一倍思い入れがあるから、敢えて声高に言わせてもらう。

唐突に登場させた脇役を使ってでも「五島」を舞台にした1週間を盛り込みたいのか? と。

テレビドラマのことを少しでも分かっている人ならご承知だと思うが、この第12週は、当初の「五島編」の放送の評判が良かったから急遽追加したわけでない。

企画段階で「五島を舞台にしたエピソードをクリスマスの週にやろう」と決まっていたことだ。

いや、むしろ、「主人公の物語を一時停止して年内に五島を入れよう」と大人の事情が働いた可能性もある。

理由はなんだっていい、プロの仕事なら結果がすべてだからだ。

ここまで「五島」を盛り込みたいなら、最初から…

今回はビシッと書かせてもらう。

先日の「脇役の逃走劇」で五島を盛り込んだ時にも思ったことだが。

ここまで「五島」を盛り込みたいなら、最初から「五島」をメインの舞台にして描き、時どき東大阪、宮崎、帯広、仙台を気分転換&ご当地紹介的に移動するだけで良かったと思う。

「五島」をメインの舞台にする案が却下される理由があるとするなら、「五島でのロケが多過ぎるのは物理的、時間的に大変すぎる」だ。

地方ロケを上手く使って地方色を出したのが、ちむどんどん

しかしだ、それを克服しようと頑張った作品がある。

内容については散々な酷評の嵐だったが、「遠く離れた地域色を出しながら、本土でも撮影する」をやったのが前作『ちむどんどん』)だ。

当ブログの感想を読んでくださっている読者様は、冷静に “ドラマ” の本質を見ようとしている人が多いから敢えて掘り下げて書いてみる。
もちろん、全体を擁護するつもりはない。

ここで『ちむどんどん』を振り返ってみる。

前作では、主人公の軸足は常に「沖縄」にあって、もう片方の足が「東京」「横浜」と転々とした。
だから、最後に「沖縄」に帰ってくる展開は、それほど不自然ではなかった。

さらに注目すべきは、「沖縄」を軸に上京して「沖縄」に戻る展開を可能にしたのが、「自分の作った料理で、多くの人を笑顔や幸せにしたい」という “主人公の志” だ。

その志を実現するために、「東京で一流の料理人になりたい」と上京し、店を持つも、原点の沖縄料理、沖縄の地に帰って来たのだから、大筋では筋が通っている

ただ、意味不明な騒動や脇役をふんだんに盛り込み過ぎたために “主人公の志” そのものまでぼやけて見えたのだ。

歴代の朝ドラの主人公は「人のため」に頑張る人が多い

もう一つ、『ちむどんどん』が意外とこれまでの朝ドラと同じに踏襲していたことがある。

それは、朝ドラの主人公は「みんなのために」、「人のために」、「家族のために」「地元のために」を願って頑張る姿勢だ。

そう、「自分のため」、「自分の欲望」や「自分のため」でなない。

世間から “クズ兄” と言わしめた兄・賢秀ですら「家族のため沖縄を背負って…」だったのだ。

だから、主人公を始め家族たちが沖縄に集結しても、それはそれで不思議ではなかった… ということなのだ。

そうやって思い返せば、朝ドラの主人公たちの多くは、「人のため」、「世の中の夢や希望のため」、「人々の笑顔のため」、「人々の豊かな生活のため」と、“自分のため” というのがエネルギーの源ではなく、“人のため” に頑張ったキャラクターのほうが多いし、印象に残っているとは思わないだろうか?

今作は、そもそも"流れ"として相当に無茶をやり過ぎ

では、今作に話を戻そう。

今作の主人公はどうだろうか?

「五島でのばらもん凧揚げ」が「東大阪での模型飛行機作り」に発展し、「人力飛行機製作からパイロットへ転向」して、「旅客機のパイロットになりたい」という過程・経緯・進捗そのものが、相当に無茶なのだ。

これ、そもそも「五島を舞台にしたい」って思う思わないにかかわらず、当初の数週間の “流れ” から考えれば、普通は、新しい自分を発見させてくれた祖母を慕って、遠い離島で一人暮らしをしてる高齢の祖母を支えながら、船宿や船頭を手伝い… ではないのか? と。

いくら、いつの間にか「突然熱を出す」が治ったとしても… だ。

幼少期の舞(浅田芭路)は、家族を含めた周囲の人たちに気を遣い過ぎて熱発していたのだ。

だったら、まずは「身近な祥子(高畑淳子)のために」から… じゃないの?

なのに、治ったからって、「大勢の人の命を預かるパイロットになりたい」を夢にした。

舞は、前作の暢子よりも"自分本位のヒロイン"

更に、ここが肝心…

「人のため」ではなく、<空を飛びたい>をいう「自分のため」に…

この時点で、舞は、前作のヒロインよりも自分本位のヒロインなのだ。

因みに、世間には「似たもの夫婦」という言葉がある。
だから、舞と柏木(目黒蓮)が惹かれ合うのかもしれないが(苦笑)

断っておくが、「自分のため」に頑張る主人公がダメだといっているわけではない。

ただ、今作が当初に描いていた主人公は、ウサギのスミちゃん然り、飼育係の久留美然り、どちらかといえば<人のため>だったし。

お世辞でいうなら「なにわバードマン」のパイロット志願だって<先輩やサークルのため>も “あった” わけで、それが「旅客機のパイロット志望」になった途端にキャラ変したのだ。

まあ、今後の展開で再び「人のため」になる可能性はあるが、それでも今回のようなエピソードを盛り込む予定があったのなら、繰り返すが普通に祖母を支えながら、船宿や船頭を手伝い… で良かったと思う。

あとがき

内容がないから、ほぼ愚痴になってしまいました。

流石に、内容の詳細に触れる気になれないほど、全く興味関心が湧きません。

完全に妄想ですが、舞はパイロットにならずに、父の工場を支えて「東大阪のため」、「町工場のため」に頑張るほうが親しみがわくヒロインになりそう/span>な気がしました。

とにかく、週明けには五島から東大阪へ舞台が移るでしょうから、それまで我慢の日々かなぁ…


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【これまでの感想】

第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 
第12週『翼を休める島』
56 57

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連続テレビ小説『舞いあがれ!』第58回

内容ケガをした祖母・祥子(高畑淳子)のため、五島にやって来た舞(福原遥)その祥子の家に、信吾(鈴木浩介)ら役場が始めた、五島へ留学体験で森重美知瑠(辻本みず希)朝陽(又野暁仁)親子がやって来る。敬称略作、桑原亮子さんほんとうに、変なドラマである。主人公の物語から脱線して、脇役の話。。。スピンオフならまだしも。完全に、別の話だ。そのうえ、主人公の物語と、一応、重ねているモノの、かなり強引。ハッ...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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