連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第57回・2022/12/20) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第57回〔全?回〕/第12週『翼を休める島』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
2008年12月。航空学校を卒業して東大阪へ帰省した舞(福原遥)は、隣のお好み焼き屋・うめづへお土産を持っていく。そこで雪乃(くわばたりえ)から兄の悠人(横山裕)の記事が掲載された雑誌を見せられる。悠人はリーマンショックを予測した投資家として、大々的に取り上げられていた。浩太(高橋克典)もその記事を読み、雑誌に掲載されている悠人の写真に複雑な気持ちで向き合う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
ご注意を:祥子のロフストランド杖の持ち方は前後が逆です
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風を引かないようにね)
粗探しをするつもりはありませんが、間違って覚えれとケガの原因になるので言及しておきます。
終盤で、足をケガした祥子(高畑淳子)がロフストランド杖(ロフストランドクラッチ)を使って歩いている場面がありましたが、正しい使用方法は杖の上部の輪っかは “肘が曲がる側” にくるように装着してください。
祥子の持ち方は前後が逆です。
あれでは力が入らず、危険です。
詳しくは下記をご参照のこと。
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「困った時の五島頼み」なのは分からなくもないが…
さて、バブル崩壊も阪神・淡路大震災もないのに「リーマンショックだけはある世界の物語」である。
しかし、困ったことに、「リーマンショックだけはある世界の物語」なのに、いくら両親が娘には心配させまいとしているとしても、就職が1年先送りになったのだから、両親にお願いされたとはいえにこにこ笑顔で「お元気ですか?」と手紙を書いて旅行している場合ではないと思うが(苦笑)
とはいえ制作陣にとっては「困った時の五島頼み」なのだろう。
祥子にケガを負わせ、貴司(赤楚衛二)も超偶然に五島にいて、予告編によれば『五島だョ!全員集合』になるようだ。
もう、ネタ切れか…
事実なら傷口に塩を塗るような感想を書くのは気が引けるが…
既存の登場人物を集めてスピンオフ週でも良かったのでは?
これ、1年分だけ時間経過しないなら、完全に「主人公がパイロットなる物語」は前進しないのだから…
だったら、あえて五島を盛り込まずに、これまで登場して音沙汰が描かれていない脇役たちのその後を描いた方が得策だったのでは?
それこそ、前回の航空大学校の仲間たちや、なにわバードマンの仲間たちだってピンポイント出演でなくて。
更に久留美(山下美月)だけでなく、父・佳晴(松尾諭)や母・松下久子(小牧芽美)、音信不通の八木巌(又吉直樹)なんかも久しぶりに登場させて、不景気の中でどうしているのかを、主人公抜きの “スピンオフ週” 的に描いた方が “連ドラ” としての連続性は担保されたと思う。
それこそ「みんなのために頑張っちゃう舞ちゃんを心配して」なんて理由で、既存の登場人物全員集合で年内の放送終了でも良かったかもしれない。
以前にも今作の特徴として、登場人物の使い捨てが気になる… 的なことを書いたと思う。
やはり、“連ドラ” なのだから “ドラマ” が続く限りキャラクターも作品内で生き続けているわけで、だったらこういう機会に描けば良いと思う。
それこそ「働き方改革」を訴えるなら、福原遥さんを休ませる意味でも効果はあったと思うが。
既に前作同様の「騒動至上主義」に陥っているような…
きっと、脚本家は、またトラブル発生で主人公・舞(福原遥)が困って悩んで頑張っての紆余曲折を描きたい、描いているつもりなのだろう。
しかし、「ばんばが足をくじいちゃったからお手伝いに」、「貴司くんの様子を見に」という二つの理由で五島に行った時点で、既に前作同様の「騒動至上主義」に陥っていることに気づいていないようだ。
せめて、「ばんばが足をくじいちゃったからお手伝いに」行ったら、あれこれ起きちゃったほうが良かったと思う。
もはや、沖縄県人会の遠足で、余興の「沖縄角力大会」があって、足を怪我したのに三連覇とか、プロポーズするだとか、そんなのを思い出してしまった。
あとがき
粗探しっていうか、今週の演出家さんは「五島編」は初担当ですよね。
やはり、終盤の舞が才津家の庭のシーンのスタジオセットの照明や美術が、初期のころの作り込みに比べて雑過ぎましたね。
初期の時は意外と頑張って屋外に見せようとする努力がありましたが、今回はセットですけどいけませんか? 的な開き直りすら感じました(苦笑)
せめて、演出家同士が連携を取ってほしいです…
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
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第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 土
第12週『翼を休める島』
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