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連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第56回・2022/12/19) 感想

不連続テレビ小説「舞いあがれ!」

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第56回〔全?回〕第12週『翼を休める島』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


舞(福原遥)たちは仙台の航空学校の最終訓練過程と並行して、それぞれ航空会社への就職活動を始める。面接で舞は緊張しつつも、担当者に丁寧に自分の考えを答える。なかなか採用されない日々が続く舞。しかしついに、舞の携帯に非通知の電話がくる。矢野学生(山崎紘菜)に促されて慌てて電話に出る舞。それは博多エアラインの採用内定の連絡だった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7,12
   嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9
   佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7
   野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10
   小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6,12
   松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
     管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略



感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。


『テレレビは終わる?いずれの目論見も逆効果…』を投稿!

あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)

ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風を引かないようにね)

先週の金曜日の感想で読者様に告知してあった「テレビはオワコン?(仮題)」が完成したので投稿しました。

お時間のある時に読んでいただければ幸いです。

テレビは終わる?いずれの目論見も逆効果…“テレビだから”の強みを見直せ!

先週に続いて今週も「通勤快速」のようにピンポイントで?

今週の脚本担当が、今作の第1~7週の「幼少期の五島編」のほぼ全編を担当した桑原亮子氏へ替わった(戻った)第12週。

いや逆に、制作陣が「人力飛行と飛行訓練部分は専門的で難しい」から別の脚本家に委託した… と考えるほうが自然だろう。

ってことで、委託された嶋田うれ葉氏と佃良太氏は “その後” のことなんてお構いなしに、浪速大学から宮崎経由で帯広を描いて、宮崎へ帰るはずなのに東大阪市の実家で途中下車してフィアンセ紹介して、更に就活開始まで描いちゃったのが先週まで。

まあ、この段階で、描きたい部分だけつまんで描いただけで、旅客業で例えるなら目的地と目的地をつなぐ朝のラッシュ時の「通勤快速」のよう。

景色なんて楽しむ間もなく、次々とピンポイントの出来事だけを見せられてるだけで、うとうと居眠りしていたら仙台を通り越して、あれよあれよと気がついたら終点の「五島列島」に到着… となるようだ。

う~~~ん、就活は? で、ある。

え~~~と、就活は??

では、早速アバンタイトルから感想を綴ってみようと思う。

アバンは就活から始まった。

さすが朝ドラ女優の看板を背負ってからか一気にCM出演作も最近増えて、アバンの入社面接シーンもリクルートスーツがピシャっと決まっており、まるでリクルート業界のコマーシャルのようだ(笑)

NHKが “まるでCMのよう” に作りたかったのかは定かでないが、面接シーンもCM尺並みの25秒であっけなく終了

え~~~と、就活は??? で、ある。

もう、主題歌明けの感想に行く前に、問題山積だ。
さ~て、どこから書くか…

なぜ "舞ちゃんの就活での苦戦" を描かないのか?

冒頭からいこう、こんなナレーションから今回は始まった。

N「訓練と並行して航空会社への就職活動が始まりました。
  同期のみんなが順調に内定をもらう中
  舞ちゃんは 苦戦していました」


ナレーションで「描いたことにする」という “アリバイ作り” は、連ドラ、特に朝ドラではよくやるから驚きはしない。

しかし、最終審査から一定の時間経過をしたあとで、更に週明けの「就活」だから、前述のナレーションで「苦戦していました」とわざわざご丁寧に “次の進展” を提示したのなら、なぜその “舞ちゃんの苦戦” を描かないのか? がよく分からない。

最初から描くつもりがないなら、月曜日の1カット目から「舞ちゃんも同期のみんなと一緒に内定をもらって一安心していました」で良くない?

「内定をもらったので、みんなで思い出づくりに五島にやって来ました」で、祥子(高畑淳子)が操縦する「めぐみ丸」の船上で波飛沫を受けて “ご満悦の舞ちゃんたち” 良くない?

"仲間たちのその後"も描き切るのが"連ドラ"ではないのか?

おっと、先走ってしまった。

アバンで内定をもらったのは分かった。

で、中盤ではまた「通勤快速」状態で3か月すっ飛ばして「2008年12月」で急停車。

う~~ん、脚本担当が桑原氏だから、久し振りに実家や五島を描きたい気持ちは分からなくもないが。

ただ、そこまで思い入れがあるのは本人くらいで、多くの視聴者はチーム仲間たちの就活がどうなったのか見たいのでは?

いいや見たい見たくないではなくて、先週までの数週間であれだけプライベートまで含めて仲間を描いたのだから、ちゃんと “その後” も描き切るのが “連ドラ” ではないだろうか?

これだけは言いたくなかったが、「騒動至上主義」で騒動ばかりを描いた前作『ちむどんどん』のほうが、騒動における最低限の発端、途中経過、決着を “セット” で強引にでも描いた点でマシだったような???

もはや、「出来事の箇条書き」にもなっていない。

だって、起きているはずのことが網羅されていないのだから、意外と大きな問題だと思う。

いろんな意味で、柏木推し、柏木アゲをやり過ぎでは?

それと、中盤の飲み会のシーンに一言、いや二言。

今作の主人公って、今週から柏木(目黒蓮)になったの?

民放人気にあやかりたいのか知らないが、柏木推し、柏木アゲをやり過ぎでは?

どうやら脚本家の意図は水島(佐野弘樹)を再登場させて「航空大学校を卒業するのは本当にスゴイこと」とか「航空大学校はリアタイしても人生はやり直せる」とか描きたいのかも知れないが…

それなら最終審査後の就活を含めた訓練生活をもっと描くべきだったのでは?

そこを、雑にほんの数行のナレーションで端折った時点で、なんの説得力もない美辞麗句にしか聞こえないのだが。

また美辞麗句と言えば、カウンター席でいつも以上に饒(冗)舌な柏木学生を見て感じたのは、前々作『カムカムエヴリバディ』で、松村北斗さん(SixTONES)演じる雉眞稔が学徒出陣で出征する場面。

柏木「遠く離れても 俺たちは大丈夫だ」


なんとなく、柏木の場面だけ「恋愛ドラマ」になっているように感じるのは私だけだろうか???

今になって「リーマンショック」を描かれても…

さて、今回の感想の本題はここからだ。

個人的には、今になって「リーマンショック」を描かれても… である。

いや、リーマンショックの恐慌の影響は12月になる前の9月ごろからあったでしょ? という粗探しではない。

今作では意図的に描いていない歴史的事実として「バブル崩壊(1991年3月~1993年10月)」と「阪神・淡路大震災(1995年1月17日)」があるのは、お気づきの通りだ。

主人公にとってバブル崩壊は 7歳前後の時だから記憶が薄いとはいえ自営業の娘なら何らかの経験はしていてもおかしくないし、震災の時は10歳だから記憶も体験もそれなりに鮮明の可能性だってあるのだ。

なぜ "リーマンショックだけがある世界" にしたの?

断っておくが、舞がバブル崩壊や震災を “経験している設定” なら、年齢や立場的にもリーマンショックに “もっと危機感を抱くべきでは?” と訴えるつもりはない。

私がいいたいのは、バブル崩壊も震災も盛り込まなかったのに、なぜ “リーマンショックだけがある世界” にしたの? ってこと。

と同時に、“リーマンショックだけがある世界” だとしても、23歳の舞を筆頭に仲間たちにほぼ危機感が無いのはいかがなものか? と思ってしまうってこと。

今回を見て思い出したのが、第2週『ばらもん凧(だこ)』の第9,10回で浦信吾(鈴木浩介)の妻・莉子(大橋梓)が突然産気づいた騒動のこと。

子役時代の舞の覚醒を描くために用意されたご都合主義な騒動だったが、今回のリーマンショックにも同じご都合主義の匂いがする。

当然、投資家の兄の悠人(横山裕)を描くためでもあるし、心労が祟って父・浩太(高橋克典)が… みたいな展開を用意しているかも?

とにかく、描きたいことのために都合よく一部の歴史的事実を引用するのは “フィクション” としてはどうかと思う。

あとがき

女性パイロットが珍しい時代の話なんですよね。

だったら、女性が航空会社のパイロットとして内定をもらったこと自体が、それなりの “ドラマ” だったのではないでしょうかね。

でも、そこをすっ飛ばしちゃうなら、航空大学校のくだりがそもそも必要だったのかどうか?

やはり、複数脚本家による執筆がうまく機能していないような気もします。

「全120回前後」なら半分近く終わっていますが、話が進んでいるようないないような…


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【これまでの感想】

第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55 
第12週『翼を休める島』

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連続テレビ小説『舞いあがれ!』第56回

『翼を休める島』内容2008年9月。訓練と並行し就職活動を始めた舞(福原遥)だが、苦戦中。そんななか、非通知の電話が鳴り、矢野(山崎紘菜)に促され出てみると。博多エアラインへの内定が決まる。敬称略作、桑原亮子さん演出、小谷高義さんあの=============就活は?じゃなくても。帯広から、再び宮崎へ向かったはずなのに。なぜだか、実家で恋人紹介を描いた今作。で、いきなり就活!!っていう先週末...
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Author : みっきー

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★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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