連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第11週/土曜日版・2022/12/17) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第11週『笑顔のフライト』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
帯広でのフライト訓練が続くなか、舞(福原遥)は柏木(目黒蓮)から告白されそうになったことが気になり、大事な中間審査の前日にも関わらず悶々(もんもん)とする。
中間審査で舞は着陸が上手くできなかったが、無理せずに着陸をやり直したことが認められてぎりぎりで合格する。中間審査ではただ一人、水島(佐野弘樹)だけが不合格に。
水島は大河内(吉川晃司)による再審査を受けることになり、舞や柏木は水島の再試験に向け可能な限りサポートをする。しかし、水島は弱点を克服できぬまま再審査に臨む。舞は苦手な着陸の特訓を大河内の指導のもとで重ねるようになるが、熱を出し寝込んでしまう。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
本編が本編だったから、土曜日版の仕上がりも心配で…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風を引かないようにね)
今週は、新型コロナワクチン接種で5回目にして初の重めの副反応に悩まされました。
因みに、看護師の妻は昨日(12/16)に接種しましたが、「5回目の副反応が一番キツイかも?」と言っておりました。
まあ、個人差はあるでしょうが…
※読者様にワクチン接種を促すつもりは微塵もありませんので。
さて、私が大好きな当初の「五島編」からすると、かなり眉をひそめざるを得なかった今週でした。
「週5放送」の元素材の仕上がりが「?」だったので、ダイジェスト版としての「土曜日版」はどんな編集で機首を上げて着陸態勢に入るのか、それとも推力が更に抑えられちゃうのか?
そんな旅客機の乗客気分で15分間を見続けました…
土曜日版、始まってみたら意外や意外に安定飛行…
ハッキリ言って、今週の管制官と機長… ではなかった脚本家と演出家のコンビでは力強くシートベルトを握りっぱなしで見始めた。
しかし、主題歌パートが終わって水平飛行に入ったら、意外や意外に安定飛行に(苦笑)
いや、先週末の「土曜日版」から今週いっぱいは、今作はひらすら “恋バナ” と “三角関係” を押しまくっていたはずなのに、「土曜日版」ではそれが薄まった印象だ。
今週の土曜日版の編集は、妙な印象操作がなかった!
先日の感想にもチラッと書いたが、視聴者はエピソードが描かれる順序や放送尺によって心に強く印象付けられる内容が違ってしまうことが多い。
その意味で、順序は「パイロットを目指す主人公→恋バナ→実家の工場→就活する主人公」になっており、“恋バナ” が夢を実現させたい主人公パートに挟まれて編集されていたから、“恋バナ” と “三角関係” が薄まったと思う。
更に放送尺でも、大河内(吉川晃司)の出番が少ない上に、中盤の “恋バナ” は「4分半」しかなかったため、全体の「2/3」は “恋バナ以外” だったことも薄まった理由だとは思う。
わざわざ"恋愛ドラマみたい"に強調しなくても良かったのに
やはり “印象” というのは大切で、今回のバランスなら主人公が “訓練も恋も” と思うのも悪くないし、唐突な柏木(目黒蓮)のキャラ変も、舞(福原遥)のドヤ顔も “本編よりは” 気にならなかった。
だから、また思ってしまう。
どうして、本編の編集ではあそこまでひらすら “恋バナ” と “三角関係” を押しまくったのか? と。
もっとかみ砕いて書くと、「ここまで恋愛ドラマみたいにする必要があるんでしょうか?」ってことなのだ。
一緒に厳しい訓練をする中で、共感し合ったり助け合ったりして、それが恋愛感情に発展すること自体は不思議でない。
だからこそ、わざわざ “恋愛ドラマみたい” に強調しなくても、舞と柏木の日常描写の中で、何気に互いを意識し始めて、それが恋心に発展して、告白してデートして、夢を叶えたら一緒になろう! じゃダメだったのか? と思う。
挫折と再生の原動力の要素として"恋バナ"を描くだけでいいのに
今作は当初の制作発表で次のように語られている。
1990年代から今。ヒロインが、ものづくりの町・東大阪と自然豊かな長崎・五島列島でさまざまな人との絆を育みながら、飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマです。
結婚を夢見るヒロインのドラマならいざ知らず、「飛ぶ夢に向かっていく挫折と再生のドラマ」と宣言したのなら、まずは “そこ” をしっかりと丁寧に描いた上で、挫折と再生の原動力的な要素として “恋の話” や “結婚の話” を盛り込むのが本来やるべきことのような。
とりあえず、脚本担当と演出担当を替えて、心機一転して就活から描いてほしいです。
あとがき
来週は、今作も視聴者も “小休止” って感じでしょうか?(苦笑)
まあ、今週がちょっと異様だったので、来週は普通にホームドラマをやってほしいです。
コロナ禍で、未だ仕事が激減中です。
Amazonと楽天市場からお買い物する際は、当ブログ内のバナーなどのリンク経由で買ってくださると、私にポイントが貯まります。
また、ブログを書き続けるモチベーションアップにもなります。
引き続き、皆様のご協力をお願い申しあげます。
★本家の記事のURL → http://director.blog.shinobi.jp/Entry/17495/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52 53 54 55
- 関連記事
-
- エルピス―希望、あるいは災い― (第9話・2022/12/19) 感想 (2022/12/20)
- 連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第56回・2022/12/19) 感想 (2022/12/19)
- 連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第11週/土曜日版・2022/12/17) 感想 (2022/12/17)
- 孤独のグルメSeason10 (第11話・2022/12/16) 感想 (2022/12/17)
- クロサギ(2022) (第9話・2022/12/16) 感想 (2022/12/17)