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連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第55回・2022/12/16) 感想

不連続テレビ小説「舞いあがれ!」

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第55回〔全?回〕第11週『笑顔のフライト』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


帯広での訓練過程を無事終了した舞(福原遥)は、東大阪へ帰省する。浩太(高橋克典)とめぐみ(永作博美)が温かく出迎えると、玄関には思いもかけぬ柏木(目黒蓮)もいた。戸惑う浩太とめぐみ。航空学校の同期と紹介する舞。浩太は柏木に向かって、舞の父だと自己紹介をする。柏木も自己紹介して舞との関係を言おうとするが、舞はそれを遮るように、とても仲の良い友達だと言う。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7
   嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9
   佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7
   野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10
   小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6
   松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
     管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略



感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。


前回の未消化分と合わせて、いつもよりネバネバ&ネチネチいきます

あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)

ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風を引かないようにね)

最初に、前回の感想を読んでくださった読者様や常連さんへ謝っておかないといけないことがあります。

実は前回の感想がいつもより短文かつ厳しく書いたのには理由がありまして。

5回目の新型コロナワクチン接種

前日(14日)に5回目の新型コロナワクチン接種をした副反応で “倦怠感と頭痛” があったようなんです。
※皆様にワクチン接種を促すつもりは微塵もありませんので。

私は過去4回で副反応がなかったので分かりませんでしたが、看護師の妻に聞くと「副反応でしょ? 明日には治るんじゃない?」といわれ、結果その通りに今朝は気分よくウォーキングもできたので復活です。

ということで、もしかすると「管理人はこの勢いで離脱するのでは?」とご心配になった読者様もいらっしゃったかもしれませんが、『ちむどんどん』を完走した管理人ですから、まだまだ粘ります…

今回は前回の分も合わせて約3時間要した力作なので、いつもよりネバネバ&ネチネチいきますよ。

それが嫌な方は今作の感想なら「土曜日版」か、他の投稿でまたお会いしましょう~~~

ヒロインが彼氏を実家に連れて来て…自体は決して悪くない

今回の感想は、演出面、特に演出家の意図について相当に細かい指摘をするので…
面倒かもしれないが、是非とも「今の今作が視聴者に見せようとしている本質」を考える意味で、是非とも読んでいただきたい。

まず、アバンタイトルでは “朝ドラあるある” 的な、ヒロインが好きな人を実家に連れて来て両親がアタフタするって感じの寸劇

これ自体は特に言及することはない。

むしろ、これをきっけに迷走しまくっていた「航空大学校・帯広編」から脱却して、本来の “ホームドラマ” に戻ってほしいと願ったくらいだ。

しかし、大問題&大注目点が主題歌明けにあったので、そこを私なりの解釈で解説しようと思う。

なぜ"今"、婚約宣言的なくだりをやる必要があったのか?

舞台は、主人公・舞(福原遥の隣家でお好み焼き屋「うめづ」。

アバンで舞は柏木(目黒蓮)を両親の浩太(高橋克典)とめぐみ(永作博美)に「航空学校の同期の柏木さん(字幕ママ)」と紹介し、柏木も「あの 舞さんとは こう…ん(字幕ママ)」と自己紹介して舞との関係を “正直に” 言おうとするが、舞はそれを遮るように「めっちゃ仲良い友達ん(字幕ママ)」だと “嘘” 言う。

そして、「うめづ」でお好み焼きを食べながら舞は柏木に次の台詞を言った。

舞「ごめんなさい さっき友達って…」


確かに今週の展開で、柏木がプロポーズをして舞が受け入れた “感じ” にはなっているが、前回のデートから今回のこの台詞まで、流石に端折り過ぎでは?

もはや、友だちでもなく、同期で恋人、いいや同期というより婚約者になってない?(苦笑)

もう、この舞の台詞を聞いて、残りの12分間は私にとって “見ても見なくてもどうでもいい” 消化試合になった。

いや、確かに前回で最終審査が終わって帯広から帰って来たのだから “物語” としては一応 “一区切り” はついている。

ただ、“一区切り” ならば、「宮崎から帯広へ行く時」だってあったわけで、なぜ “今” なのか? ってことだ。

これは「宮崎から帯広へ行く時」にやれば良かったという意味ではなく、むしろ “一区切り” に相応しいのは「航空大学校卒業時」とか「パイロット試験合格」、「就職試験合格」の時ではないのか?という意味。

いくら浩太が営む工場の従業員・結城(葵揚)に「舞ちゃんも もう二十歳ですよ」と、まるで今回がグッドタイミングのような印象操作をやったところで、不自然極まりないタイミングなのは隠せないのだ。

演出家が意図的にやった"流れを止める演出"を詳しく解説!

そして、今回の一区切りが不自然に感じるのは、主人公が夢を実現する “物語” が絶賛進行中の “今” に “一区切り” を入れたら、折角の “流れ” が止まってしまうと思うからだ。

しかし、今週の演出家は敢えて “流れを止める演出” をしれ~っとやっていた。

これは<通常の視聴ではほぼ絶対気付かない>と思うから解説しておく。

主題歌(メインタイトル)の映像が終わった「青空のカット」の次が「お好み焼きのアップ」に見えたと思う。

しかし実際は、「青空のカット」と「お好み焼きのアップ」の間に1フレーム(1秒間は30フレームで構成される)だけ「クロミ(ブラックのカット)」がインサートされていたのだ。

これは映像の違和感として何となく気づいた人はいるかもしれないが、普通は「コマ送り再生」しないと見つけられないと思う。

で、ではなぜ演出家は「30分の1秒だけ黒」を入れたのか?

これこそ、まさしく “流れを止める演出” なのだ。

要するに、強引に “物語の流れ” を止めてでも “恋バナ” を印象付けたい… ただただそれだけの意図だと思う。

更に解説すると、NHKはドラマにかかわらずカットやシーンの前後に「クロミ(ブラックのカット)」を入れる編集はよくやるが、普通は4~15フレームのフェードインかフェードアウトを使う。

その理由は、急にカットが変わる印象を和らげるためで、これは一種の NHKの伝統の編集でもある。
従って今回の「1フレームだけのクロミ」は異様であり、異常なのだ。

因みにですが、私はこれまで全55回分、編集保存しているので異様さに気づいた次第です。

"恋バナ"を描いてるつもりで、"恋"そのものを描いていない

冒頭でコロナワクチン接種の副反応の頭痛はなくなったと書いたばかりで恐縮だが、7分過ぎにまた頭痛が…(笑)

柏木「お父様 お母様。僕は… 舞さんのことが好きです」


この↑柏木の台詞も異様だが、もっと異様なのは次の舞を演じる福原遥さんの演技、いや松木健祐氏の演出による演技指導だ。

「うめづ」で父の浩太が柏木の潔い? 宣言を受け入れた直後…
9分過ぎの自分の部屋に柏木を招き入れた時…
隣家の貴司(赤楚衛二)に柏木を紹介した時…
階下から父の嬉しそうな声を聞いた時…
の舞の “得意げな表情”であり、今風にいえば “ドヤ顔” だ。

似たようなことばかり書いて恐縮だが、“物語の順序” としては間違っていない。

ただ、今作は “恋バナ” を描いているつもりのようだが、肝心の “恋” を描いていないと思う。

今回の柏木の件、そもそも「好き」の前段がほぼ無くて、「好き」の後の「恋愛」もほぼ描かれぬまま、「柏木からのプロポーズ」と「速攻の婚約返し」だけが描かれた印象しかない。

デートだって1回しか描かれていない。

ここまで “恋してる” を描かない “恋バナ” をだらだらと見せられて「舞さんのこと好きです」と宣言されても、ただただ困るのだ。

普通に見ていれば "水島さまさま" に見えてしまう

ここで、敢えて下衆な勘繰りをしてみる。

断っておくが粗探しでも重箱の隅を楊枝でほじくっているわけでない。
映像を素直に受け入れたら、こう見えますよってこと。

それは、舞と柏木が急に積極的になったタイミングが、水島(佐野弘樹)がフェイル(退学)したのとほぼ同時だってこと。

お調子者でムードメーカーだが、「3人一組のチーム」から水島がいなくなったから… と思うと、私の下衆な勘繰り以前に、物語の設定のほうが下衆なような…

脚本家も演出家もここまで考えてやっていないかもしれないが、普通に見ていれば “水島さまさま” に見えてしまうってこと。

もう少し繊細に描写してほしい…

流石に雑過ぎる!!

で、どうなってるのぉ~ と、思いつつ見ていたら唐突なナレーションが!

N「一方 舞ちゃんたちの訓練は 順調に進み
  ついに航空会社への就職活動が始まりました」


一気に 2008年9月で就活?

前回で、デートに「6分39秒」も割いたのに、舞が一時帰省したのが2007年9~10月だから約9か月間を「9秒のナレ処理」だけって??

流石に雑過ぎる!!

あとがき(雑感)

株式会社IWAKURAの新社屋の紹介ですら「1分35秒以上」あったのに、舞がどんな企業を受けるつもりのか? についてはすっ飛ばして、来週はのんびりと…(ポカ~ン過ぎて予告編の内容には言及しません)

もはや、物語が連続していない、つながっているようには見えないので “連ドラ” ではないです。
ただの “エピソード” の羅列、箇条書きですよ。

その上、不快、不愉快ではありませんが、展開の割り切れなさや、心理描写のそぐわなさなどが、ちょっと気持ちが悪いような。

もちろん “ドラマ” としては、集中して描く部分とそうでない部分が<私>が見たいのとは違いますし。

個人的には、「むっちゃん」の話でのろけるさくら(長濱ねる)で癒されたいです…(笑)

あとがき(今一度のお願い)

先日ここで告知しましたが、まだ “ここ” を “自分の意見の発表の場” とか “管理人に教えてやろう” 的なコメントが投稿されておりまして

「粗探し」を含めて「現実は違う」や「俳優が…」を主張したいなら、どうぞご自分のブログや SNS、またはYahoo!テレビの今作の「みんなの感想欄」(直リンク)に書き込んでください。
私は読みませんので。

別に「私の感想に同調してくださるコメントだけ必要」ってことでなく、ドラマの本質にかかわる異論や意見なら積極的に楽しみにしているので、投稿するなら今一度よく考えていただきたいです。

あとがき(プチお知らせ)

ここだけの話ですけど…
皆様のご協力でこのペースでいきますと数日以内には「3,200万アクセス」を達成させていただけそうです。

そこで、“テレビ大好き私” が “テレビ大好きな読者様たち” に「テレビ好きが “テレビはオワコンか?” を真面目に考えてみた(仮題)」の投稿を絶賛準備中でございます。

朝ドラも連ドラも放送のない週末ですが鋭意編集中ですので、よかったら時々覗き除きに来ていただけると嬉しいです…

とにかく、まだ「半分」は残っていると思いますので、僅かではありますが “巻き返し” に期待して応援しようと思います!


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連続テレビ小説『舞いあがれ!』第55回

内容帯広で訓練を終えた舞(福原遥)は、久々に東大阪に帰ってくるという。帰りを心待ちにする浩太(高橋克典)めぐみ(永作博美)だったが、舞が柏木(目黒蓮)と一緒に帰宅し、浩太とめぐみは、困惑する。舞から友達だと紹介されるが。。。。敬称略作、佃良太さん舞「ごめんなさい、さっき友達って」えっと、これは、何を意図してるの?友達ではなく、同期?恋人?それとも婚約者?もう、それ以上、見る意味も価値も無い。...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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