連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第53回・2022/12/14) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第53回〔全?回〕/第11週『笑顔のフライト』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
同期の中澤学生(濱正悟)が訓練に集中できていない。それを心配した舞(福原遥)と矢野学生(山崎紘菜)が中澤学生のもとに行こうとすると、彼は外出しようとしていた。その手には一通の封筒があった。中澤学生は、妻から送られてきた離婚届に署名をして、提出しようとしていたのだ。舞と矢野学生は、離婚届を出す前に話をしようと、中澤学生を引き留める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11週
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
第1章は自慢話と愚痴になるので読みたくない方は次の章へどうぞ
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風を引かないようにね)
最初は自慢話と愚痴になるので読みたくない方は次の章へ進んでくださいな。
私、イベント企画と運営をやってフリーで20年近くになりますが、「○○さんのとこって、どこよりも仕事が速くて完璧だよね」といわれて続けられております。
でも、今作の感想を書くのには “およそ2時間” かかる時もあります。
「こんな感想に2時間もかかるのかよ!?」と思われるかもしれませんが、本気で気持ちと伝えようとしたらそうなるんですよ、敏腕の私でも(苦笑)
ってことで、今回も “速いうまい安い” 私をてこずらせた第53回の感想を綴ろうと思います。
今回は、エピソードに合った"舞台設定"になっていた
まず、忘れちゃいけないので苦肉の策で見つけた “褒めポイント” だけは書いておこう(笑)
アバンタイトルでは中澤(濱正悟)の超プライベートなことを舞(福原遥)と矢野倫子(山崎紘菜)が自室で話し…
その直後は、中澤自身が加わってからのやり取りも中澤の自室。
そして、終盤の舞のことは舞の部屋で行われたってこと。
まあ、3つ目は談話室でも許容範囲だが。
昨夜に最終回を迎えたドラマ10『拾われた男 LOST MAN FOUND』(NHK/2022)をご覧になった人ならお分かりの通り、特定のやり取りを描くには必ず最適な場所(舞台)があるということ。
今作は、こんな簡単なこともできないのだ。
今回でできたのなら、前回での談話室や柏木(目黒蓮)は “ただの大人の都合” ってことか? そういうことなのだ。
倫子が"女性の生きづらさ"を噴出するのは悪くない
さて、数少ない “褒めポイント” を書いた直後だから、もう少し褒めておこう。
倫子が “女性だから…” を理由に本音をぶちまける今回の倫子が “女性だから…” を理由に本音をぶちまけるエピソードは “ドラマ” としては悪くない。
今後の進行方向にもよるが今のところは「女性初の旅客機パイロットを描く朝ドラ」ってことになっているから、主人公にとっても必然性もあるし。
その上、山崎紘菜さんと濱正悟さんの演技も存在感も主演を食う勢いで期待以上だし。
ただ、山崎さんが頑張って倫子を演じれば演じるほど「倫子って中澤のことに首を突っ込み過ぎでは?」と感じるし、更に「なんなら同室の舞のほうを心配したら?」とも感じちゃうし。
当然、倫子が “女性だから…” の熱い思いを、中澤の奥さんを経由して中澤に訴えるのも正直やり過ぎ。
ここまで、倫子が中澤のプライベートに首を突っ込むのをアリとするなら、最近キャラ変した柏木(目黒蓮)だって中澤にお説教するくらいでバランスが取れるはずなのに、中澤案件には興味を示さず “舞ちゃんLOVE!” ってこと???
う~ん、やはりこの中澤の “離婚話” も、倫子の “女性の生きづらさ話” も、エピソードとして “ドラマ” 上は間違っていないが、両方をくっつけることや登場人物の選び方が不自然すぎると思う。
まあ、ここでの “褒めポイント” は次の倫子の反省の一言だ…
倫子「言い過ぎちゃったかな…。かっこ悪い」
この一言で、ギリギリだがサマになったとは思う。
鶴田と刈谷が「うめづ」で飲んでる設定の違和感…
10分過ぎ、久し振りに「なにわバードマン」時代の鶴田(足立英)と刈谷(高杉真宙)が登場。
前段で「特定のやり取りを描くには必ず最適な場所(舞台)がある」と書いたばかりだからお分かりだと思うが、なぜ舞の実家のお隣さんのお好み焼き屋「うめづ」なの? そういうこと。
まあ、スタジオセットの都合とかあるだろうが、本来は “あの団結式の居酒屋” がベストだし、それが無理ならどっちかの家や公園でも良かったような。
それこそ「お父さんに部品を無理やり部品を作ってもらったお礼を言いに来たついで…」とか、台詞だけでもいいから理由付けするだけでも、取って付けたような印象は薄まったと思う…
まっ、これでも「“スワン号の軌跡” で泣いた!」とか「刈谷の応援が胸熱!」と感動できる人もいるとは思うが(苦笑)
主人公の物語を描いてから、主人公以外を描いてほしい
う~~~ん、それにしても、また航路逸脱か… としか言いようがない。
毎回のように繰り返して恐縮だが、「主人公以外を描くな」と言っているわけではない。
まずは主人公の物語を描いてから、主人公以外を描いてほしいのだ。
いや別に、今回の冒頭で舞のことを描いて、そのあとに中澤と倫子を描けという意味ではない。
今作は、先々週から「主人公がパイロットを目指すドラマ」から「主人公が恋をするドラマ」を強調し、先週末あたりからは「主人公が教官も気になっちゃってるドラマ」を強調しており、今回の数分間を挿入したところで “おまけ” 程度にしか見えないのだ。
いや、作り手たちが「主人公が恋するドラマです」と主張するなら大前提を切り替えることにするだけだが、やはり “おまけ” でも追加しているなら、「主人公がパイロットを目指すドラマ」であるわけで。
どうも、全体の構成よりも、「直近の “恋バナ” で話題になればいいや」程度の認識でしか脚本も演出もやっていないような気がしてならない…
あとがき
どうでもよいことですが…
舞を始め、みんな感受性が強いのは悪いことではないと思いますが、他人のことで直情的すぎるような。
若い時はそういう時期もありますが、それこそ大河内教官を見習って冷静になっていただきたい… です。
コロナ禍で、未だ仕事が激減中です。
Amazonと楽天市場からお買い物する際は、当ブログ内のバナーなどのリンク経由で買ってくださると、私にポイントが貯まります。
また、ブログを書き続けるモチベーションアップにもなります。
引き続き、皆様のご協力をお願い申しあげます。
★本家の記事のURL → https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17487/
【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 土
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 土
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 土
第11週『笑顔のフライト』
51 52
- 関連記事
-
- 夜ドラ「作りたい女と食べたい女」〔全10回〕 (第10回/最終回・2022/12/14) 感想 (2022/12/15)
- 相棒 season21 (第9話・2022/12/14) 感想 (2022/12/15)
- 連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第53回・2022/12/14) 感想 (2022/12/14)
- 夜ドラ「作りたい女と食べたい女」〔全10回〕 (第9回・2022/12/13) 感想 ※私の大好きな「ローストビーフ丼」もご紹介! (2022/12/14)
- 拾われた男 LOST MAN FOUND[再/地上波初] (第10話/最終回・2022/12/13) 感想 (2022/12/14)