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連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第52回・2022/12/13) 感想

不連続テレビ小説「舞いあがれ!」

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第52回〔全?回〕第11週『笑顔のフライト』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


フライト訓練の途中、急な天候の悪化により帯広ではなく釧路空港への着陸を指示された舞(福原遥)は、大河内教官(吉川晃司)の並走飛行によるサポートを受け、一路釧路空港へ向かう。「落ち着いてやればできる」と言う大河内教官の励ましを受け、舞は心を落ち着かせて着陸態勢に入る。そして舞の着陸は、滑走路のセンターラインにしっかりと乗る。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7
   嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9
   佃良太(過去作/星とレモンの部屋) 第10,11
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7
   野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8,10
   小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6
   松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9,11
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
     管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略



感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。


脇役の描き方が不自然すぎて、メインを壊しかけている…

あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)

ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風を引かないようにね)

舞(M)「もし… 釧路も風が強くて降りられへんかったら…」


前回の感想で、主人公の訓練飛行の行き先が釧路に変更になって動揺したことに対して、「一体舞のどんな心情、心境、状態を描写したつもりなのか?」と書きました。

どうやら、上記のモノローグがアバンタイトルでも繰り返し引用されていたから、「釧路も風が強かったら困っちゃう」が同様の理由だったようです。

本当に “これ” で良いのでしょうかね?

確かに「訓練中」ではあるが、既に単独飛行はしているわけで、それなのに???

カッコよく駆け付けた大河内教官(吉川晃司)の並走飛行によるサポートを見せ場にしたいのでしょうが。
今作の主人公は大河内じゃなくて舞(福原遥)だから、舞の成長過程を蔑ろに描くのは “ドラマ” として本末転倒だと思ますが。

まあ、今回は全般的に視聴者に見せたいのは “主人公以外のこと” らしいので、言及したところで無駄ですけど(失笑)

"恋バナ"と"三角関係"を強調しなければ良かったのに…

理解している人が大半ではあるが、勘違いしている人がいるので本編の感想に入る前に説明しておくが。

私が、舞と大河内と柏木(目黒蓮)を “三角関係” と表記しているのは、3人が実際に相互に恋愛関係にあるという意味ではなく、脚本と演出が3人が “三角関係” に近い印象に見せようとしていることを指している。

そのことを理解していただいた上で言いたいのは、舞と柏木の “恋バナ” や大河内を加えた “三角関係” の描写さえなかったら新鮮味はないが、主人公の成長についてはそれなりに丁寧に描いていると思うってこと。

そう、完全に “恋バナ” と “三角関係” が足を引っ張って、せっかく舞いあがり中の飛行機を墜落させる勢いさえあるってこと。

"恋バナ"を描くなら"最適な時"に思う存分やれば良いのに…

これまでも書いてきたが、別に “恋バナ” を盛り込むななんて思わないし、教官への思いだって描くななんて思わない

でも、主人公が発熱までして合格したソロフライト試験の “つづき” を丁寧に描くべき今週に、わざわざ “恋バナ” と “三角関係” を盛り込む必要があるのか? と。

そう、描きたいなら、舞の現状が落ち着いたところでやればよいのに… って提案なのだ(時すでに遅いが)

そう感じるのはとても普通では?

だって、舞は夢を叶えるために必死(のはず)だから、訓練以外に首を突っ込ませるだけで、夢を叶える強い気持ちが弱まって見えるから。

そしてもう一つは、多くの人命を預かる職業を目指す主人公が自分がやるべきこと以外に首を突っ込むと、パイロットという職業を軽んじているように見えてしまうから。

「恋愛は悪いことじゃないんだから…」、「仲間を思うことは悪いの?」ということではない。

親の反対を説得し、大学を中退して再度受験勉強して合格し、「都築ノート」も乗り越えて、同級生のフェイル(退学)を目の当たりにして… 今があるのだから、真面目に訓練を受けて夢実現のために頑張っている主人公を描くだけでよいのではないか! と。

好意的に見ている人は別にして、きっと前回の感想に Web拍手をくださった18名(投稿時点)の読者様なら、たとえ “主人公の恋バナ” でも “今描く必要ある?” だと思うのではないだろうか。

そう、やはり主人公の成長、夢実現を描く “ドラマ” なら、エピソードを描く “最適な時” があると思うのだ。

で、その 青色下線マーカー太字(デメリット・苦手・集中・冷静・リラックス)と思う。

その<終わりの始まり>にならなければよいと願うのが、今回の “恋バナ” の盛り込み方の下手さであり、終盤の “離婚話” の描写全般なのだ。

朝ドラにしては感動的なワンカット

さて、感想の時間軸を最初に巻き戻そう。

今回だけ見れば…
まずは舞が動揺した理由を改めて提示、その後は自然な感じで大河内教官のランデブー飛行による指導を受けながら、頑張る舞ちゃんと応援する大河内教官を描いて、まるで「航空大学校のドラマ」のようだ(苦笑)

主人公をあざとく動揺させずに、真剣に訓練を受けているように描写。

大河内側も舞に特別な肩入れをしているような感じはなく、自分が自信をもって教えた学生を信じて確実なサポートをすることに注力した様子を描写。

ラストの、2機の飛行機をバックに立つ舞と大河内教官の引きの2ショットは、朝ドラにしては感動的なワンカットにもなっていた。

もう今回は、飛行機格納庫のロングショットをラストカットにして終わった方が断然良かったと思う。

例え私が、目黒蓮さんの演技を見たいとしても… である。

作り手たちは、今が"最適な時"だと思い込んでいるよう…

12分ごろから始まった “離婚話” も “最適な時” があると思う。

まあ、次のナレーションがあるから作り手たちは描くべきことは描いたから “最適な時” だと思い込んでいるとは思う。

N「こうして 舞ちゃんたちの訓練は順調に進み
  最終審査が近づいてきました」


まず、“最適な時” であるかどうか以前の問題として、脚本と演出上で不可解な解釈を感じてしまった点があった。

「柏木の部屋」で舞が柏木に大河内のことを話す不可解さ!

1つ目は、舞が柏木に大河内のことを話す場面が「柏木の部屋」である不可解さ… だ。

作り手たちが “恋バナ” を強調したいがための大人の事情が不可解さを気付かせないのか、どうでも良いと思っているのか分からないが。

これじゃあ、男子寮とか女子寮である意味すらないし。

これ、この前段の格納庫前の “屋外” で良かったのでは?

抱きつこうが何をしようと勝手だが、大河内が立ち去った後に舞が大河内を語るほうが、舞のいうことに説得力が増すし。

その上、男子の部屋に倫子(山崎紘菜)を始め祝福に乗り込んで来るって、ノックするかしないか以前の問題として完全に不可解過ぎる。

言いたくないが、恋人同士の会話を立ち聞きしていて、タイミングを見計らって倫子たちが入室したようにしか見えなかったのは私だけだろうか(苦笑)

先日のバッジのシーンの撮影の際に撮影すれば済んだことだと思うが…

「談話室」で中澤が離婚話をみんなに話す不可解さ!

つ目は、中澤(濱正悟)の離婚話というメッチャプライベートな案件を、チームの仲間だけでなく、他の学生を含めて人が自由に出入りできる談話室で語り合っちゃったこと(苦笑)

こんなの、百歩譲っても中澤の部屋に男子学生が寄って集って… じゃないの!?

本来なら、中澤がみんなが集まっちゃう場所でわざわざ事情説明するのが不自然だし。

たまたま同じチームってだけで、他人の夫婦関係に口を出すっていうのも不自然以前に迷惑な話で。

まあ、「若いから…」で許容できる人は泣けたかもしれないが(困)

あとがき

先週末の「土曜日版」の感想にも書きましたが、どうも今作は意図的に “恋バナ” と “三角関係” を強調しているよう見えます。

そのおかげで、(粗探しをすれば山ほど出てきますが)舞の訓練風景や夢に向かうくだりは意外とよいのに、足を引っ張っちゃってます。

もしも本当に意図的にやっているとすれば、あざとすぎますよ。
それに、ちょっと不快の入り口です…


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【これまでの感想】

第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 
第9週『私らはチームや』
41 42 43 44 45 
第10週『別れと初恋』
46 47 48 49 50 
第11週『笑顔のフライト』
51 

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連続テレビ小説『舞いあがれ!』第52回

内容ソロフライト訓練中、急激な天候悪化で、舞(福原遥)は、帯広では無く、釧路空港への着陸を指示される。困惑する舞。そこに大河内教官(吉川晃司)が現れ、並走飛行で釧路へ向かうことに。緊張する舞に、大河内は「自信を持て。落ち着いてやれば、出来る」と。敬称略作、佃良太さん柏木による“恋バナ”や、大河内教官を絡めた“三角関係”の描写が無ければ。特に不満も無ければ、不快感も無く。既視感はあっても、丁寧...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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