アトムの童 (第9話/最終回10分枠大SP・2022/12/11) 感想

TBSテレビ系・日曜劇場『アトムの童』
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第9話/最終回10分枠大SP『最終章後編?アトム奪還計画』の感想。
業界内の重鎮・伊原(山崎努)の委任状を宮沢ファミリーオフィス側に渡した隼人(松下洸平)。さらに、会社の命運を懸けた株主総会当日、興津(オダギリジョー)が顧客データの不正取得容疑で警察に任意同行を求められた。この騒動が総会を有利に動かすための策略だと考える秘書の吉崎(六角慎司)が、社内の裏切り者について言及する中、海(岸井ゆきの)は議長を務めることになった小山田(皆川猿時)の不審な行動を目にする。逆風が吹き荒れる中、遅れて始まった株主総会。那由他(山崎賢人)はゲーム開発責任者として壇上に立つ。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:神森万里江(過去作/ラヴソング、相棒シリーズ、この恋あたためますか) 第1~最終話
:畠山隼一(過去作/大阪環状線シリーズ、世にも奇妙な物語21) 第6話
脚本協力:畠山隼一(過去作/大阪環状線シリーズ、世にも奇妙な物語21) 第2~5,7~最終話
兒玉宣勝(過去作/PTAグランパ!゙、闇芝居 第8期) 第2~最終話
演出:岡本伸吾(過去作/インハンド、病室で念仏を、この恋あたためますか) 第1,2,5,最終話
山室大輔(過去作/天皇の料理番、グランメゾン東京、テセウスの船) 第3,7話
大内舞子(過去作/この恋あたためますか、TOKYO MER) 第4,8話
多胡由章(過去作/美味学院、TAXMEN) 第6話
音楽:大間々昂(過去作/地味にスゴイ!校閲ガール、ファイトソング、マイファミリー)
ナレーター:神田伯山
※敬称略
みんなに分かりやすくて楽しめるドラマを作るべきだった…
那由他「みんなが自由に楽しめる
俺 そういうゲーム作ります
視覚に障害がある人にも楽しんでもらえるように(字幕ママ)」
主人公がこんな↑主張をする TBSを代表するドラマ枠『日曜劇場』のドラマが<副音声なし>の放送、これが悲しい現実だ。
だから、“障がいの設定” を劇中に使用する時は考えるべき! と。
もう、終わったから済んだことだが…
感想を結論から言ってしまえば、この主人公がいった台詞をそのまま利用すると、次のようになる。
多くの視聴者にとって、よく知らない業界や馴染みが薄い趣味趣向をネタに、特許や株式といった資産経営のことまで絡めるなら…
みんなに分かりやすくて楽しめるドラマを作るべきだったのでは?
視覚に障害がある人にも楽しんでもあれるようなゲームのドラマにしたら良かったのでは?
もう、これに尽きる!
結局、みんなが容易に楽しめるドラマではなかったってこと
視聴率については各自の思いがあるだろうから敢えて比較基準に出さないが。
最近の『日曜劇場』の中では、今作は放送中に世間が騒がなかったような気がするのは私だけだろうか。
もちろん、世間が騒ぐのは作品が面白い時だけでなく、出演者のスキャンダルなどもあるが、それを言ったら「見逃し配信がまた記録更新!」みたいのだって一種のスキャンダラスなネタでニュースのPVを増やしたいだけだから、大差はないと思っている。
そう、結局、みんなが容易に楽しめるドラマではなかったってことだと思う。
だから、話題にならないし、話題にしたところで食いつかない。
逆に多少の難はあっても、それなりに分かりやすいドラマなら、某連ドラのように後追いで「話題になってるなら見てみよう」と各種の視聴率が右上がりになるわけで。 ならないまま終了したということは、そういうことなのだ。
「後出し情報」と「予定調和」では期待する方が難しい
結局、縦軸をやたらと強調したり、「再始動」や「最終章」とあたかも “進化” したように感じさせても、ほぼすべてが “後出し情報” だから知らないのは当然だし、いつも「結局は…」的な予定調和にしかならなかったのも良くなかったと思うし。
脚本家も演出家も最初から、最強のラスボスが “いい人” で終わる結末を知っていたのだから、、もっともっとラスボスの意地の悪さを強調しまくらないと肩透かしで終わるのは当初から想像できたと思うが…
あとがき
中盤の2分前後の逃亡劇と、終盤の3分弱の思いでビデオを削ったら、通常放送枠に収まったのでは(苦笑)
それ以外も、かなり助長気味な描写が多かったし、その割に登場人物の描写は薄っぺらで。
「ラスボスがいい人」なら、もっと「ジョン・ドゥと興津社長」について集中して描けば良かったのに…
因みに、俳優さんたちに罪はないです。
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【これまでの感想】
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