連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第9週/土曜日版・2022/12/3) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:Website、Twitter、Instagram
第9週『私らはチームや』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
パイロットになる夢を実現するために航空学校へ行くことを両親から認められた舞(福原遥)は、大学での勉強と、航空学校の受験勉強、さらに少しでも自分の学費を補うためのアルバイトと忙しい日々を過ごす。
1次試験、2次試験を無事に通過した舞は、最後の面接試験に臨む。そこで一緒になった柏木(目黒蓮)から小馬鹿にされてしまう舞。しかし舞は無事に航空大学入学を果たす。父・浩太(高橋克典)と母・めぐみ(永作博美)からの励ましをもらい、舞は航空学校へと旅立つ。
そこで柏木や倫子(山崎紘菜)、水島(佐野弘樹)、中澤(濱正悟)、吉田(醍醐虎汰朗)ら同期の仲間たちとの寮生活とパイロット訓練をうけるための勉強が始まる。舞は、最初はバラバラだった仲間たちと次第に絆を深めていく。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 第9週
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
いやぁ、皆さんがお住みの地域の寒さはどうですか?
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ほんなこて、さんかけん、風邪ば引かんごてねー。
(本当に、寒いから、風を引かないようにね)
いやぁ、皆さんがお住みの地域の寒さはどうですか?
私、毎朝ウォーキングをしてますが、今は日の出が6時半ごろなので、日の出前から歩いているためメッチャ寒くて :;((????)));:ブルブル
でも、今はお気に入りの豆を挽いてドリップしたコーヒーを飲みながらぬくぬく書いてます…
期待を裏切って"柏木中心のドラマ"に仕上がっていた…
さて「土曜日版」の感想。
「週5放送」の本編が辛口コメントの管理人本人からしても、意外に褒めポイントが多かった今週。
というわけで、「土曜日版」は更に凝縮して “主人公中心のドラマ” に仕立ててくれると期待したのだが。
一言でいうなら「朝ドラよ、お前もか!」である。
いくらなんでも、話題性や見逃し配信再生回数を意識し過ぎて “柏木中心のドラマ” に仕上がっていた。
いや、確かに今週はお世辞でもなく “主人公中心のドラマ” になっていたため、主人公パートをつなぎ合わせると自然に柏木(目黒蓮)の出番も多めに残るのは理解しているつもりだ。
ただ、本編をしっかり見ていれば、この編集が「柏木の出番を繋げた編集」と “ほぼ同義” であることは分かるはず。
そう、いくつかある編集意図の一つとしてあり得るが、正しい編集意図は、「柏木の出番を繋げた編集」と思わせないように “主人公中心のドラマ” に仕上げることだったと思う。
本編は、ここまで “柏木の話” ではなかったですよね?
なぜ今回の編集意図が正しくないと私が判断するのか?
理由は単純明快である。
例として「柏木のトラブル」を挙げてみる。
柏木は “自信を過信するタイプ” からか “地理感覚が弱点” なのか知らないが、“チーム” から孤立していたというシチュエーションだった。
で、「本編」では、主人公・舞(福原遥)の “慎重になりすぎて操作が遅い” を含めて、“チーム” 全体の問題として描き、解決の過程も “チームワーク” で描かれた印象だった。
でも「土曜日版」では、柏木の性格や才能がトラブルの原因で、いわば “単独事故” のような印象に<私には>見えてしまった。
要するに、いくらなんでも、「本編は、ここまで “柏木の話” ではなかったですよね?」ってこと。
これで"恋バナの予感"が、一層強まってしまったことが残念
私はこの編集を “主人公のすり替え” と非難するつもりはないし、そこまでは思わない。
ただ、“この編集” と “予告編” によって、本編の時は印象が薄くてホッとしていた “恋バナの予感” が一層強まってしまったことが残念なのだ。
別に「恋バナを描くな!」と豪語するつもりはなくて、折角「主人公がパイロットの夢に進む物語」として良い感じになっているから、せめて「土曜日版」までは “それ” を踏襲してほしかったし、踏襲することがダイジェスト版としての「土曜日版」の立ち位置だと思う。
あまり言いたくない表現ではあるが、繰り返しになるが、話題性や見逃し配信再生回数を意識し過ぎた “あざといダイジェスト版” と思ってしまった。
これは、正直言って、純粋に朝ドラを楽しみたい私にとっては不満だし、不快感すら湧いてくるレベル。
う~~~ん、残念。
だから、「朝ドラよ、お前もか!」なのだ。
大人の事情で無理やりに目黒蓮さんを際立たせないでほしい
私は特別な “目黒蓮さんファン” ではないが、あちこちの感想に書いているように、彼の出演している映画、ドラマ、バラエティ番組は感想すら書いていないが見ているし、CDだって買って聴いているくらい。
だから、約2年前のドラマ『教場II』(フジ/2021)杣利希斗 役、映画『おそ松さん』(東宝/2022)チョロ松 役、最近ではドラマ『silent』(フジ/2022年)佐倉想 役と、この2年弱で着実に伸びている。
まだ今作については登場して間もないから無理はないにしても、無関心の人は別にして、目黒蓮さんの成長についてはファンでなくても多くの人が認めるところでは?
だから、NHKが目先の “大人の事情” を優先して、無理やりに目黒蓮さんを際立たせるようなことはやめてほしいのだ。
だって冷静に見れば分かると思うが、本編の脚本も演出も “柏木推し” になっておらず…
むしろ “グループ違い” だから目立たないだけで、“ドラマ” 的には経験豊富な帰国女子の倫子役の山崎紘菜さんや、チームのムードメーカーの水島役の佐野弘樹さんのほうが印象強く作られているのだから…
無理に印象付ける必要なないと思う。
あざとい編集をしなくても分かっている人は分かっている…
少し脱線するが…
一般的に「朝ドラで爪痕を残す」「朝ドラに出演すれば、一先ず俳優人生は安泰」みたいなことが言われる。
朝ドラで俳優として強く視聴者に印象付けられれば、全国区に通用する俳優になって、大きく飛躍できるから… ということだと思う。
でも、誰もがそうなるとは限らない。
最近だって、その朝ドラを見ていない人だって “朝ドラ女優” として目をつけられて酷評され、過去の作品まであれこれ言われてしまっているヒロイン女優さんだっているわけで。
結局、朝ドラに出演して一定の評価を受けて飛躍できるかどうかは、脚本や演出や内容や役柄ではなくて、その人自身の演技力や存在感や俳優としての姿勢だってこと。
長くなるからこれ以上書かないが、普通にいい感じで成長している若い俳優さんを、テレビ局の大人の事情であざとく見せないでほしいってこと。
そうすると、いわゆるアンチな人は余計に反論するわけだし。
若い俳優さんを育てる意味でも朝ドラは意味も価値もある存在だと思うので、今回はいつもは敢えて書かないことを書いた。
こんな編集しなくても、分かっている人は分かっていると思う… ただ、それだけ。
あとがき
「土曜日版」の仕上がりは別にして、「本編」の内容は良かったです。
やはり、描いてほしいこと、描くべきことが描かれていれば、多少のことはスルーします。
ってことで、来週もこの調子で進んでほしいです。
因みに「朝ドラよ、お前もか!」の “お前” は、昨今の “出演者人気に完全にあやかる手抜きドラマ制作陣” の総称の意味です。
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
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第9週『私らはチームや』
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