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連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第44回・2022/12/1) 感想

不連続テレビ小説「舞いあがれ!」

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第44回〔全?回〕第9週『私らはチームや』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


舞(福原遥)は柏木学生(目黒蓮)と、舞が苦手な着陸のイメージトレーニングに励む。持参した手作りのレバーを柏木に褒められて、舞はそれを作った父親の話をすると、普段は自分のことを話さない柏木学生が、国際線パイロットである父親の話を始める。翌日、飛行訓練は突然の飛行空域変更となるが、柏木学生はその空域の予習もしていると大河内教官(吉川晃司)を納得させて、一番手として訓練飛行に臨む。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7
   嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8,9
   佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7
   野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8
   小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6
   松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け) 9
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
     管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略



感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。


今回も"ドラマ""連ドラ"としての本質に迫ってみようと思う

あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)

前回の感想で読者の皆様に「愚痴や粗探し、重隅突きのコメントは不可」とお願いをして、多くの方々のご協力をいただき、本当にありがとうございます。

今回は清々しい気持ちで朝を迎えられ、久し振りに真正面から今作と向き合うことができました。

ということで、今回も “ドラマ”、そして “連ドラ” としての本質に迫ってみようと思います。

木曜日だからこそのエピソードになっている

まず “連ドラ” として今回を見てみた感想は、「木曜日だからこそのエピソードになっている」ということ。

詳しく書いてみる。

月曜から前回までの都合3日間、しっかりとフライト訓練に向き合う主人公・舞(福原遥)を描いてきたからこそ、脇役・柏木(目黒蓮)の苦悩や困難が中心に描かれても “流れ” に違和感はなかったし。

むしろ “主人公以外” を描くことで物語に奥行きや広がりが生まれたと思う。

もちろん、主人公の苦悩や努力が薄めだったことにも不満も違和感もない。

また、ムードメーカーの水島(佐野弘樹)や家族の問題を抱える中澤(濱正悟)などの “舞と柏木以外のチームメンバー” のくだりの組み込み方も取って付けたような感じはなく、むしろメリハリ付けのための場面転換として活用されており、全体の緩急のバランスが程よい感じ… と評価したいくらいだ。

前回までと今回の冒頭で"頑張る主人公"を描いてきたから

更に褒められるときに褒めておこうと思うのは(苦笑)、主人公の描き方だ。

先週までの今作だったら、「自分だってフライト訓練がうまくいっていないのに他人の世話を焼いている場合か!」とツッコミを入れたくなったところだが。

今週は繰り返すが前回までと今回の冒頭で “頑張る主人公” を描いてきたから、終盤での舞を見ても “主人公特権” を感じなかった

できれば、先週の座学のくだりも、今週くらいに主人公中心で描いていたら、騒動三昧とキャラ紹介ばかりの印象は薄まったと思う。

描くべきことを描いてから脇役や騒動を盛り込んだほうが…

で、結局これまでの4日間を見て再認識できたのは、騒動や脇役を盛り込むにしても、まずは週の前半でしっかりと主人公を描いたほうが良いってこと。

そして、描くべきことを描いてから脇役や騒動を盛り込んだほうが、流れも自然だし、取って付けた感じもなく、結果的に “連ドラ” として破綻しづらいということだと思う。

"朝ドラファン"も"出演者のファン"も楽しめる"ドラマ"に!

そして、今回を見て感じた、もう一つのことは、今週のような展開だと、「朝ドラのファン」も「出演者のファン」も、どちらも楽しめる “ドラマ” になるということ。

例えば、今回が火曜日辺りだったらアンチな声が増えそうだが、木曜日だから「そろそろ見たいな」って声にも納得できる人も多いのでは? と、思うのだ。

少なくとも今作における目黒蓮さんの演技に注目していた私は「やっぱ、目黒蓮さんスゴイわ」と思ったし、「このような目立たせ方なら大いに納得」だったのは言うまでもない。

副音声だけで見ている視聴者さんに、管理人から補足情報

さて、副音声だけで見ている視聴者さんに、管理人がちょこっとだけ補足をしようと思う。

それは、2度目、位置を見失った柏木が登場する「夕方、格納庫わきのベンチに柏木」の副音声のシーンでのこと。

副音声では説明がなかったが、実は映像ではベンチに座る柏木の足元一面に膝丈ほどのピンク色の花が咲いていた。

ベンチに座る柏木の足元一面に膝丈ほどのピンク色の花
©NHK

それは、牧草として日本に渡来したクローバーの一種の “ムラサキツメクサ” で、北海道では自生した雑草として一般的な植物。

花は、とても小さな花を密集させて丸い球状になるのが特徴で、これがどことなく “個人や個性が集まってチームになる” へと、つながる。

また、花言葉の中に、ムラサキツメクサの繁殖力の強さをイメージして、「勤勉」や「実直」という言葉があり、これも今の主人公たちの姿に重なると思う。

あとがき

いろいろ意見はあると思いますが、過ぎたことは過ぎたことなので。

今週は、何とか「主人公の物語」へ仕切り直しに成功しつつあると思います。
やはり、「なにわバードマン編」と「航空大学校編」への切り替えを、脚本家と演出家の交代と一緒にやってしまったことが、全体の雰囲気の変化の大きさにつながって、それが違和感になったのかも?

とにかく、主人公を描いてから脇役を描く… の順序と、主人公と脇役、メインとそれ以外のバランスがうまくいけば、普通に楽しめるドラマになることが分かった今回でした。


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【これまでの感想】

第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39 40 
第9週『私らはチームや』
41 42 43

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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