夜ドラ「作りたい女と食べたい女」〔全10回〕 (第2回・2022/11/30) 感想

NHK総合・夜ドラ『作りたい女と食べたい女』
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第2回〔全10回〕の感想。
なお、原作の漫画・ゆざきさかおみ『作りたい女と食べたい女』は、既刊3巻(2022年11月15日現在)既読。
野本家で食事を共にするようになった2人。野本さん(比嘉愛未)は、“デカ盛り”料理もたいらげてしう春日さん(西野恵未)に、料理をするよろこびをあらためて感じていた。しかし、たくさん作ろうと張り切るも、生理痛で動けなくなってしまう。そんな野本さんのところに、炊飯器を片手に春日さんが訪れる…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:小説・津村記久子「つまらない住宅地のすべての家」
脚本:池田奈津子(過去作/アルジャーノンに花束を2015、君と世界が終わる日に)
演出:二宮崇(過去作/ゆるキャン△1,2、正義の天秤、晩酌の流儀) 第1,2週
船谷純矢(過去作/少年寅次郎、ドクターカー、癒されたい男)
音楽:サキタハヂメ(過去作/おちょやん、ど根性ガエル、妖怪人間ベム、祈りのカルテ)
制作統括:志村彰(The icon)(過去作/裕さんの女房、混声の森)
:落合将(NHKエンタープライズ)(過去作/麒麟がくる、空白を満たしなさい)
:菓子浩(NHK)(過去作/あまちゃん、ひよっこ、青天を衝け)
※敬称略
生身の俳優さんが演じることの意味
前回の感想では、敢えて手厳しいことを書いた。
恐ろしいくらいに “ただの原作漫画の動画化” である。
しかし、これは原作が面白いからこその “実写ドラマ化” への大きな期待の表れで。
今回の15分間を見て感じたのは「生身の俳優さんが演じることの意味」である。
やはり、今作は “作りたい” と “食べたい” という<人間らしい欲求>を真正面から描いているから、やはり俳優さんの演技によって<欲求>が描かると明らかに大きな説得力がある。
と同時に、不思議な安堵感も出てくる。
食べてくれる人がいてこそ、作る意味も変わってくる…
わたくし事で恐縮だが、そもそも私は自宅にバーカウンターを作ってしまうほど “カクテルづくり” が大好き。
でも健康のためにお酒を減らしているところで、つい最近目覚めてしまったのが “自宅でコーヒー” である。
まだ初めて数週間だがコツコツと安い道具から揃えたり、妻の実家から義父が愛用していたコーヒーミルやサイフォンを移住させて、毎朝豆を挽いてドリップしている。
そんな時にふと思う… 飲んで感想を教えてくれる妻がいるから淹(い)れるのが更に楽しくなるのだ… と。
だから、野本さん(比嘉愛未)の気持ちもよく分かるし、春日さん(西野恵未)の存在意義もジワッと伝わる)。
きっと、同じように感じている人も多いと思う。
「漫画の動画化」というよりも「動く紙芝居風」
これ、「漫画の動画化」というよりも「動く紙芝居風」と評したほうが適切かも?
もちろん悪い意味ではなくて、カット割りや編集で魅せるのではなく、テレビの枠の中の出来事を映像で語って見せるみたいな詩的な映像表現というか…
大きな騒動は起こらないし、ぺちゃくちゃの会話劇もないし、目まぐるしい展開もないが、何よりも心地よい空気感が全編に漂っているのが、本当に素敵な作品だ。
一日の終わりに見るのに、ちょうどよいかも…
あとがき
師走のせわしない時期だからこそ、こんなドラマが合っているかもしれませんね。
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【これまでの感想】
第1回
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