ファーストペンギン! (第9話・2022/11/30) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『ファーストペンギン!』
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第9話『“浜の救世主”と急接近!?忍び寄る黒い影』、ラテ欄『浜の全てが侵略される!? 家出した船団長を連れ戻せ』の感想。
すっかりへそを曲げた片岡(堤真一)が、パートナーの楽(大貫勇輔)と暮らす琴平(渡辺大知)の元に居座る一方で、船団の危機を聞いた永沢(鈴木伸之)は驚きを隠せない。溝口(松本若菜)を訪ねた和佳(奈緒)は、波佐間(小西遼生)の提案を紹介。そんな船団の状況に、溝口は一抹の不安を抱く。やがて、浜にやって来た波佐間が漁に参加することになり、片岡不在の中で有能ぶりを発揮する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
実話:「荒くれ漁師をたばねる力 ド素人だった24歳の専業主婦が業界に革命」坪内知佳(著)
脚本:森下佳子(過去作/義母と娘のブルース、JIN-仁-、ごちそうさん、天国と地獄)
演出:内田秀実(過去作/あな番、恋です!ヤンキー君と白杖ガール) 第1,2,5.8話
小川通仁(過去作/恋のから騒ぎドラマ、天才バカボン3) 第3,6,9話
今和紀(過去作/恋です!ヤンキー君と白杖ガール 第6話のみ) 第4,7話
チーフプロデューサー:三上絵里子(過去作/逃亡医F、ダマせない男、金田一少年の事件簿S5)
音楽:菅野祐悟(過去作/半分、青い。、シャーロックUS,テセウスの船、危険なビーナス、恋はDeepに、日本沈没-希望のひと-)
主題歌:緑黄色社会「ミチヲユケ」
"ファーストペンギン"を描く"ドラマ"として成立しているか
「文句を言うくらいなら見るな!」とお叱りりを受けるのは承知で書いてみる。
見るも見ないのも、書くも書かぬも、それこそ読むも読まぬのも勝手だから。
今回のエピソードが実話にな内完全創作だからというわけでなく、ゲスト脇役の波佐間(小西遼生)で最初から分かり切ったような既視感漂うエピソードで、最終回直前を飾ろうとしたのか全く意味不明である。
いや、全否定するつもりはないし、だからこうして感想を書いているのだ。
寂れた漁港、衰退している漁業を舞台にした “頑張る漁師たちのドラマ” としては、一定の仕上がりであることは間違いない。
ただ、これが “ファーストペンギン” を描く “ドラマ” として成立しているかどうかは、甚だ疑問。
因みに、「ファーストペンギン」とは、もともと臆病なペンギンの中で、多くの敵が潜む海に最初に飛び込んで仲間たちを先導する “勇気ある一羽目のペンギン” のこと。
今回の主人公の一体どこが “ファーストペンギン” なのか???
外国資本や脱法行為がどうこうって、話の広げ方が違うような…
まあ、確かに主人公を筆頭に、漁師たちもが次々と襲ってくる難題に立ち向かって解決しようとする姿は描かれている。
今回だって、序盤での 一度辞めた永沢(鈴木伸之)が復帰するくだりと、波佐間(小西遼生)の登場にショックを受けた片岡(堤真一)の苦悩と再起、「お魚ボックス」で協働しようとする漁師たちは、主人公の存在感を誇示するために必要だと思うが、親孝行や外国資本や脱法行為がどうこうって必要?
話の広げ方が違うような…
まずは、漁船団「さんし船団丸」、続いて音船漁港、そして漁業の立て直しをする “ファーストペンギン” を描くべきでは?
もはや、主人公がいなくても “打ち出の小槌” や “玉手箱” 的な「お魚ボックス」さえあれば成立するような…
あとがき
実話は無視して、“ドラマ” としては和佳(奈緒)に運命を託した片岡を主人公にして物語を構築していれば、今回のような片岡を慕う漁師たちを描く漁師による漁業再生物語になったかもしれません。惜しい…
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