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クロサギ(2022) (第6話・2022/11/25) 感想

クロサギ(2022)

TBS系・金曜ドラマ『クロサギ(2022)』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram

第6話『初デートはマンション投資詐欺!?』、詐欺『闇バイト詐欺 ワンルームマンション投資詐』の感想。
原作となった漫画・原作・原案:夏原武/作画:黒丸「クロサギ」は、未読。
2006年4月期に同枠で山下智久さん主演で放送された「クロサギ」は、鑑賞済み。



氷柱(黒島結菜)は詐欺に遭った大学の同級生から相談事を持ち掛けられ、詐欺の‘被害者の会’の代表を務める弁護士の元を訪ねる。一方、父親をだました詐欺事件の真相を追い続ける黒崎(平野紫耀)は、自分の家族が破滅した経緯に不可解な点があることに気付く。さらに、桂木(三浦友和)の周囲にも今までにない動きが生じ、黒崎は復讐をどう進めるべきか思い悩む。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:漫画・原作・原案:夏原武/作画:黒丸「クロサギ」
脚本:篠﨑絵里子(過去作/クロサギ2006、朝ドラ「まれ」、竜の道 二つの顔の復讐者)
演出:田中健太(過去作/半沢直樹、陸王、下町ロケット、マイファミリー) 第1,2,6
   石井康晴(過去作/花より男子シリーズ、逃げ恥、ドラゴン桜2、オールドルーキー) 第5
   平野俊一(過去作/インハンド、TOKYO MER、日本沈没、マイファミリー) 第3,4
音楽:木村秀彬(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、グランメゾン東京、ドラゴン桜2、DCU、オールドルーキー)
主題歌:King & Prince「ツキヨミ」



黒崎の"クロサギパート"で魅せるには、尺が短すぎる!

私は平野紫耀さんを、妻は三浦友和さんを応援しているから、何とか “いいとこ探し” をしているのだが、如何せん、今作の最大の見せ場であるはずの “勧善懲悪モノ” として作品が成立していないため、褒めようにも褒められないというか…

くどいようだが今作は、詐欺によって家族を失った主人公が、詐欺師をだます詐欺師・クロサギとなって、人をだまし金銭を奪うシロサギをターゲットにしながら、本当の敵を探し出し打倒していく… という、世の中の善と悪の価値観の正義を問う “勧善懲悪モノ” のはずだ。

だから、褒めるとするなら、尺は短いが黒崎(平野紫耀)が動く “クロサギ” のパートは特に前回よりも格段に分かりやすいしメリハリもあって、“ドラマ” として魅せよう楽しませようという意気込みは伝わってきたこと。

ただ、問題は尺が短すぎて、1話中の核になっていないのが残念ではあるが(惜)
でも、『クロサギ』のタイトルだから、これくらいは “クロサギ” で魅せてもらわないと納得できないし…

"縦軸"の盛り込み方の下手さ と "二段階構成"のダルさ

その他にあまり褒めるポイントがない原因は、私なりにはハッキリしている。

それは、黒崎がラスボスを探し出し打倒していく… だけでなく、ラスボスに絡む新キャラなどの描写を含めた “縦軸” の盛り込み方の下手さと、詐欺師・御木本(坂東彌十郎)を倒した後に新章があるという “二段階構成” のダルさだと思う。

まず、縦軸についてはクロサギパートの尺が短いことに表れている通り、縦軸の描写が多過ぎて、全体のテンポが悪くなっている上に緩急もない。

そもそも、誰もが薄々と誰がラスボスなのか分かっているのに、そこを先送りにして因縁だの背後だなどと描いたところで、メインのクロサギパートよりも面白くて興味が湧かせることにならなければ、厳しいことを言えば蛇足なわけで、描かないほうがマシなのだ。

そして、“二段階構成” にダルさは文字通り、まずは御木本を倒して、次にラスボスを倒すといった構造のことだ。

これ、最近は考察好きな視聴者用なのか、奇を衒った企画をやらないとウケないと恐れているのか知らないが。

更に、日曜夜に放送中の「城塚翡翠」シリーズも似た構成で(感想は投稿していませんが、今も全話見ています)。

結局、<真の宿敵は誰だ!>と「新章」と作り手たちが位置付けたところで、視聴者が “新しい” と感じなければ、ただの独りよがりの構成ですぎないと思うが。

"無段階変速"で急加速させたほうがよかったのでは?

そこで、当ブログのお約束の「こうしたら良かったのに… のコーナー」だ。

これ、最初に御木本を倒して、次にラスボスへ… との “二段階構成” にせず、当初から御木本の背後にラスボスがいることを明確に描いて「まずは御木本を倒して、その勢いで敵の本陣へ攻め入る」的な “無段階変速” で急加速させたほうがよかったと思う。

もちろん、主人公とラスボス以外の、刑事や関係者の因縁うんぬんも全部デリートで。

まあ、当初から出演者の豪華さを売りにしていた今作だから、なるべく多くの俳優を長い時間画面に映したいとの事情は理解するし…

多忙な平野さんの出番をコントロールする意味もあったとは思うが、やはり、 「テレビドラマ」は “俳優” で魅せるのでなく “脚本” による “人間描写” で魅せるべきだと思う。

あとがき

「詐欺撲滅運動ドラマ」ではないのですから、もっと平野さん演じる黒崎を主軸にした “勧善懲悪モノ” で楽しませてほしいです。

枝葉が多過ぎて、肝心の幹も花も隠れている… それが現状なのが本当に残念)でなりません。
次回に期待します…


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★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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