連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第40回・2022/11/25) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第40回〔全?回〕/第8週『いざ、航空学校へ!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
宮崎校での座学課程の最終試験を受ける舞(福原遥)たち。結果は全員合格する。学生たちは帯広でのフライト課程を前に、一旦帰省する。東大阪の浩太(高橋克典)とめぐみ(永作博美)は、舞をご馳走(ちそう)で出迎える。そんな折、悠人(横山裕)から送られた小包が岩倉家に来る。中には金色の奇妙な人形が入っていた。舞は早速悠人に電話をするが、とりつく島もない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
前回の感想の投稿が遅くなってしまった理由…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
前回の感想を読んでくださった読者様、ありがとうございます。
読んでいない方、昨日は朝から人間ドック&脳ドックの半日コースを受診していたため、感想の投稿が夕方になってしまいました。
申し訳ございませんでした…
学生を描くなら、勉学の描写は手抜きしないでほしい
さて、前回の感想に書いたが、主人公が勉強そっちのけで脇役の問題に首を突っ込んでいる件について。
今回のように、学生からの申し出で「追試」が可能の設定ならば、≪フィクションなんだから!≫“75点” の主人公が “勉強漬けの日々” で頑張っているのを教官の都築(阿南健治)が認めて教官の計らいで状況把握用に追試をしてみるとか…
最初から○週間後に舞だけ追試をする設定にしておくとか、視聴者に主人公の努力が実ってそれなりの点数を取れました… と、描いてから、脇役エピに首を突っ込めば良かったのでは?
どうも、今作はお勉強についての描写が曖昧だが、学生を描くなら勉学の描写は手抜きしない方が良いと思う。
"授業の理解度"より"出席していること"が重要に見える?
今作のお勉強の描写の曖昧さが見受けられたシーンは、今回のアバンタイトルにもあった。
本来は、ほぼ粗探しになるから書きたくないが、曖昧さの例として挙げてみる。
吉田(醍醐虎汰朗)が “休校していた1か月分の勉強” を “独学” で、ちゃっとやっていたことを証明するために「特別テスト」を受けさせて審議するのは理解できる。
ただ、教官がチェックしていた「特別試験問題」の吉田の記名欄に「合格」のハンコが押してあるのは良いとして、例の課題レポートの提出名に “5人分” しか記載がなかったのは、吉田は追試勉強をしていたから、課題はスルーできたってこと?
まあ、課題は直接授業を受けた学生しか書かない(書けない)設定で、吉田は授業を受けていないから教官が認めたということなのだろうが。
こうなると、大学の座学は “授業の理解度” よりも、 “出席していること” が重要に見えてしまって…
まあ、航空大学校では “成績” よりも “チームワーク” を重視する… ってことにしておくが。
脇役の騒動を盛り込むから主人公の描写が雑に見えてしまう
それと、あれよあれよという間に「最終テスト」が描かれた。
主人公のラストスパートも一応描かれたから文句はないが。
前回で点数を発表したのだから、今回だって点数を発表して主人公がチームの足を引っ張っていないことを明確に描いておけば、より主人公の頑張りを印象付けられたのに。
結局、余計な脇役の騒動を盛り込むから、肝心な主人公の描写が雑に見えてしまうのだ。
まあ、今作は脇役が増えた途端に主人公が埋没気味になった「群像劇」になるのも、大きな特徴になってしまっているが(苦笑)
久留美と貴司は今なにをしているのか?
感想を書きたくなったのは、ほぼアバンだけ。
主題歌明けも予告編も、特筆すべきことなかった… 以上。
というわけにも いかないから、気になったことを書いてみる。
それは、久留美(山下美月)と貴司(赤楚衛二)は今なにをしているのか?
あれだけ、3人でそれぞれの道を歩む… 的な展開だったのだから、寮の脇役話に割いた時間を少しでよいから利用して、久留美と貴司の現状をインサートしてもよかったと思う。
それこそ、ナレーションでさり気なく「舞が必死に勉強している頃、久留美ちゃんと貴司君も頑張っていました」と、各自1カットでも入れたら、少なくとも今回の主人公と久留美の久し振りの再会も “お互いに” って感じで、微笑ましく映っただろうに。
結局、学園ドラマを描くことしか脚本家の頭にないから、連ドラとしての連続性が担保されない結果に見えてしまうような…
もっと浪速大学との違いを描いてほしかった…
チーム、チームワークを連呼しているが、それって「なにわバードマン編」でそれなりに描いたことでは?
とはいえ、「なにわバードマン編」は、<王道の青春スポ根群像劇>だったのに対して、「航空大学校編」は既に舞が柏木(目黒蓮)にデレっとしているから、<軽妙なラブ(?)コメ風の学園ドラマ>と、脚本も演出も “味付け” が違うので、好みが分かれるとは思う。
ただ、2つには大きな違いがある。
「なにわ~編」は、舞が人力飛行機のパイロットになることを軸に、学生たち個々の夢の結晶として記録飛行を描いた。
一方の「航空大学校編」ではまだ始まったばかりだが、今週に限れば、主人公もその他大勢の一人に過ぎず、そんな中で主人公特権で目立たせているに過ぎない感じ。
恐らく、新キャラ登場による大人の事情があるのだろうが、それはそれで置いといて、「なにわ~編」を継承して、主人公中心に描くだけでよかったと思う。
なぜ、そう思うのかは簡単で、吉田学生を心配するチーム、チームワークを描く前に、新章の第1週目なのだから、「○○学生」の呼び方や寮生活など、もっと浪速大学との違いを描いて、戸惑いながら頑張る主人公に視聴者が共感できるように描くべきだったと思うから。
なんか、視聴者置いてけぼりで、スルっと入学試験に合格したと思ったら、帯広行きまで進んじゃって。
まあ、更なる新キャラである航空学校の帯広校の教官・大河内守(吉川晃司)の登場で、類似作品の既視感増し増しにならないことだけ願いたい…
あとがき
ネット上では、早くもSNS上では今週の脚本担当・嶋田うれ葉さんを名指しして「交代して」と「#反省会」が盛り上がっているとのニュースが出回っていますが。
当初の桑原亮子さんに、嶋田うれ葉さんと佃良太さんを脚本協力に加えたのはNHKの制作陣で、ドラマの方向性を決めるのも制作統括ら上層部でしょうから、嶋田さんを責めるのはお門違いだと思います。
ただ、今週がこれまでと違った雰囲気なのは認めますが、思い返せば「五島編」から「なにわ~編」になった時も “五島ロス” 的な意見は多かったので、早計の判断はしないほうが良いとは思います。
でも、だからといって、今週を肯定するつもりもないですが…
とにかく、数週間でドラマの雰囲気が変わるのはあまり良いことだとは思いませんが、変えたいならナレーションの「舞ちゃん」呼びも変えるなどの工夫があっても良いかもしれません。
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 土
第8週『いざ、航空学校へ!』
36 37 38 39
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