連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第39回・2022/11/24) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第39回〔全?回〕/第8週『いざ、航空学校へ!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
小テストの点数は75点だが、前回より上がったことを素直に喜ぶ舞(福原遥)。柏木学生(目黒蓮)は全体の平均を下げていると批判する。一方、舞と久しぶりに電話で話をした実家の浩太(高橋克典)は、新しいい仕事に取り組むか迷っていると打ち明ける。それは自動車の部品作り。舞は浩太の背中を押すが、その話を立ち聞きしていためぐみ(永作博美)は、IWAKURAで出来るのかと問い質(ただ)す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 第8週
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
これから書くことは粗探しや重箱の隅を突ついているわけではありません
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
今日は朝から「半日コースの人間ドック&脳ドック」に行っておりまして…
休憩時間にスマホで見た最初の感想は「これ、本気で作ってるの?」と思ってしまい、その後に脳ドックを受けたら頭上でガンガン音がしたため、ろくな感想が思いつかず。
ヘッドスパを受けて、大浴場でお風呂にに入って、冷静に見たら違うかなと思いまいしたが、頭が冴えれば冴えるほど「新章だよね、別のドラマじゃないよね?」となってしまったので、今帰宅してコーヒーを淹(い)れて冷静に書いております。
というわけで、感想の前に一言お断りしておきます。
これから書くことは粗探しや重箱の隅を突ついているわけではありません。
今作がナレーションや映像で私に伝えようとしていることと、私が見ている内容があまりにも解離しており、分かりにくいので冷静に言及しているだけです。
アバンから"嘘"のナレーションを入れちゃダメでしょ!
では、感想。
まず気になったのが、アバンタイトルの次のナレーション。
N「座学過程も半分が過ぎ 残り2か月。
勉強漬けの日々は もうしばらく続きます」
そもそも今週に入ってから四日目がたっているが、主人公が真剣に座学を受けている印象もなければ、ましてや勉強漬けの日々だなんて印象は皆無でないか!
むしろ、半年程度の受験勉強でうまく航空大学校に入学できたから、ヘアスタイル含めてガラリと印象も変えて “寮生活満喫中” の印象のほうが強いのだが(汗)
これ、明らかにナレーションで映像的に物足りないのを補強して言わけではないと思う。
だって、演出家が脚本を無視して勉強している主人公を描いていないのなら別だが、そうでもないなら明らかに脚本家が「脚本上で物足りない」と自覚しているから書き足したナレーションだから。
いや、脚本が出なく演出家が追加したとしたら、監督が描写不足の確信犯だから、もっとたちが悪いが。
とにかく、私は “ドラマはフィクション” だから、大切なのは嘘を現実に見せるような “虚構の中の真実” を描くことこそが、脚本と演出と俳優の仕事だと思っているが、厳しいようだがこのアバンだけを見ても完全に脚本家と演出家が仕事放棄をしていると言わざるを得ない。
アバンタイトルから “嘘” が始まった。
「主題歌明けたら30秒で騒動」か…(呆)
だから、主題歌明けに倫子(山崎紘菜)から「ほどほどにしないと」と注意されるくらいに主人公の勉強姿が見られたときは、脚本と演出がやっと仕事をしたか…
と、思ったと同時に、主人公の両親に成り代わって喜んだのに…
またまた、お約束の “騒動” だ。
「玄関開けたら2分でご飯」のCMがあるが、「主題歌明けたら30秒で騒動」とは(失笑)
まあ、私が敢えて “お約束の” と断るくらいだから、この「航空大学校編」が始まってから “僅か四日目でも” 半ば諦め気味になっているのはお察しのとおりだ。
だから、主人公が勉強せずに学生ライフ満喫するのには驚かないし、はたまた騒動三昧な展開になることもそんなに驚かない。
どこまで「主人公は誰よりも勉強を頑張ってます」と脳内補完すればいいの?
ただ、流石に “ほどほどのお勉強” のあとの展開には驚かざるを得なかった。
しかし、脇役を描くなとも思わないし、脇役の家族の事情を盛り込むなとも思わない。
だって、今作は “ホームドラマ” でもあるから、脇役の家族ネタが主人公にフィードバックすれば良いだけだから。
だが困ったのは、騒動直後にかかってきた父・浩太(高橋克典)からの電話によって、直前の吉田(醍醐虎汰朗)の騒動の “流れ” が中断したこと。
その上、主人公の表情から勉強も吉田も消え失せたこと。
更に困ったのは、電話を切った後にシーンが勉強する主人公に戻らずに、あろうことか実家内の夫婦のシーンへ移ってしまったことだ。
こうなると思い出してしまうのが前作『ちむどんどん』の主人公を描かずに脇役ネタばかりが続く負の連鎖だ。
そうならないことを祈りながら見ていたのだが、またまた信じられないことが! なんと、やっと螺子工場ネタが終わったと思ったら、しれ~っと「1か月後」のテロップが!
まさか、ようやく主人公が勉強する姿を描き始めたと思ったらそれをぶった切って、時間経過とは開いた口が塞がらない。
この作品はどれだけ私に「主人公は誰よりも勉強を頑張ってます」と脳内補完しろというのだ?
"キャラ変"どころか、"キャラ崩壊"か…
とはいえ7分過ぎに珍しく座学を受けている主人公が見られるぞと思ったら、なんと今度は吉田君のことで内心は勉学そっちのけ。
これ、どこかで見たと思ったらアニメ『サザエさん』で女の子のことが気になって勉強にならないカツオくんの授業風景だった(苦笑)
まあ、主人公が仲間を心配するのは悪くないし、幼少期からの連続性を加味すれば連ドラらしいとは思う。
ただ、くどいようだが、主人公は “自分から前には出ないけど、みんなのためには人一倍頑張るヒロイン” なのだから、少なくても主人公は “チームみんな” のためには≪人一倍勉強する≫のがキャラ相応で、そう描かないと今度こそ “キャラ変” どころか、“キャラ崩壊” と評価せざる得なくなるのだが。
これだと"優しい"を通り越して"お人好しにもほどがある"になってない?
これ、主人公は一つの職業を目指す学生なのだから、まず仲間たちの足を引っ張らないように “人一倍勉強” して、チームの平均点を少しでも上げる努力をしてから、吉田学生の心配をするべきでは?
序盤の描写では、1か月休んでいた吉田の遅れを取り戻すほうが、舞(福原遥)がチーム内で足を引っ張らない得点を取るほうが難しいような。
流石に自分自身のためにも、中退と進学を許してくれた親のためにも、チームのためにも、もっと舞が勉強をしている姿を盛り込むべきだったと思う。
それをやらずに、吉田のことを心配するカットを増やしたところで、「舞ちゃんはホントに優しい子」と思える人は別にして…
私は好意的に見ても「お人好しにもほどがある。まずはチーム全体のことを考えるべきでは?」と思うのは、ここ最近の感想によく書いているように、私がひねくれ者だから… に、したおくが。
ナレーションで未来を「勉強漬けの日々」と明言したのだから…
これから書くことは「主人公も勉強してないわけじゃないでしょ?」、「仲間を心配して何が悪いの?」と感じた人は読まないほうがいい。
もちろん、粗探しでも重隅突きでもないのは、述べた通り。
要するに、前段でナレーションで未来を「勉強漬けの日々」と明言したのだから、時間経過を含めて、もっと「勉強漬けの日々」に見えるように主人公を作り込むべきではないか! と、思うだけ。
そう、子どもでも分かること… “有言実行” ってことをお願いしたい、ただそれだけ。
「勉強漬けの日々」宣言の直後に"結果"を見るだけで良かった
ここで無駄を承知で「こうしたら良かった…」のコーナー。
こんなの簡単。
主題歌明けの “1か月の時間経過” をしたあとに「テスト」を入れればよいのだ。
で、舞の点数がチームの足を引っ張っていないことを明確に描く。
あとの舞は、父と長電話しようと、吉田学生の心配をしようが、適当に時間繋ぎをしたらいい(笑)
で、ちょうど次回は金曜日だから、座学の最終試験できれいに全員合格するだけ。
そうすれば、舞が「勉強漬けの日々」だったことも、チームのためにも勉強を頑張ったことも、仲間の個人的な事情まで心配したように見えると思う。
要するに、「勉強漬けの日々」の宣言のあとに “結果” を見せないから、違和感が出てくるのだ。
あとがき
舞は、浪速大学時代にこれでもかと言うくらいに “チームのため” をやっていましたよね。
それすらも、学習してなかったと?(苦笑)
まさか、嶋田うれ葉さんが先週までを見ないで脚本を書いているとは思いませんけど。
これだと、制作統括に「フライト実習までの座学編を1週間分だけ書いてくれます?」と発注されたとか?
まだ不快や不愉快ではありませんが、ちょっとフォローし切れなくなってきましたよ。
どうか、これ以上、許容量のレールからはみ出ないで…
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
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第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
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第3週『がんばれ!お父ちゃん』
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第4週『翼にかける青春』
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第6週『スワン号の奇跡』
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第7週『パイロットになりたい!』
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第8週『いざ、航空学校へ!』
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