ファーストペンギン! (第8話・2022/11/23) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『ファーストペンギン!』
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第8話『突然の倒産危機!!新たな出会い…敵か味方か!?』、ラテ欄『ペンギン大海へ 救世主登場にジェラシーの炎』の感想。
片岡(堤真一)と山中(梶原善)らの関係に亀裂が入り、「さんし船団丸」は窮地に陥る。たくみ(上村侑)らが解決に動く一方で、片岡は和佳(奈緒)が講演を行う東京の水産フェアに同行して漁師を募集することに。和佳の講演は会場を沸かせ、片岡も圧倒される。ところが、懇親会で元官僚の波佐間(小西遼生)らと話す和佳が気に入らない片岡は、口論をした挙げ句、駅に取り残されてしまう。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
実話:「荒くれ漁師をたばねる力 ド素人だった24歳の専業主婦が業界に革命」坪内知佳(著)
脚本:森下佳子(過去作/義母と娘のブルース、JIN-仁-、ごちそうさん、天国と地獄)
演出:内田秀実(過去作/あな番、恋です!ヤンキー君と白杖ガール) 第1,2,5.8話
小川通仁(過去作/恋のから騒ぎドラマ、天才バカボン3) 第3,6話
今和紀(過去作/恋です!ヤンキー君と白杖ガール 第6話のみ) 第4,7話
チーフプロデューサー:三上絵里子(過去作/逃亡医F、ダマせない男、金田一少年の事件簿S5)
音楽:菅野祐悟(過去作/半分、青い。、シャーロックUS,テセウスの船、危険なビーナス、恋はDeepに、日本沈没-希望のひと-)
主題歌:緑黄色社会「ミチヲユケ」
まだまだ人間として未熟な立場で感想を書いてみる
災難続きでも頑張る和佳ちゃんも、努力する片岡さんも応援したい!
… と、思うような心優しき人が見るドラマのようだ(苦笑)
私のような “ひねくれ者” は相当に好意的な解釈をしないと、その領域には達しない。
ってことで、まだまだ人間として未熟な立場で感想を書いてみる。
主人公の社長としての役割を雑に描き過ぎる!
今回では、片岡(堤真一)を何とか意識改革しようとする和佳(奈緒)を描きたいようだが。
冷静に見れば分かるが、そもそも「異国」で開催される水産フェアに誘ったのは主人公で、放置したのも主人公で。
決して、片岡が現状に嫌気をさして逃亡したわけではないから、社長として責任感の欠如といわざるを得ない。
更に、フェアの帰路で主人公が片岡を責めるくだりがあるが、あれだって社長が人命にかかわるような事故が起きないように主人公がしっかりとやるべきで、結局は責任逃れをしているように見えてしまった。
「いや、そんなことはない!」と思う人がいるのは重々理解する。
ただ、やはり一人でも多くの人に見てもらいたいと作る作品なら、このような主人公の言動をどうにでも受け取れてしまうような曖昧な描写にするべきではないのだ。
前回同様に今回も騒動群に、ほぼ<納得できる動機>がない
前回の大騒動も同じで、騒動を大きくしたり連続させることが優先されており、騒動が起こることに必然性というか、そう「やはり起こってしまったか!」という<納得できる動機>が必要だと思う。
そこも曖昧に描くから、本来は “災難” に見せなきゃいけないことが、前述のように “騒動” に見え、果ては “騒動が次々起こるだけ” に見えてしまうのだと思う。
今回の騒動群を見れば、ほぼすべてに<納得できる動機>がない。
ただ、一難去ってまた一難… だ。
まあ、それも “ドラマ” だとは思うが、今作は “事実” に基づいており、更にその “事実” だけでも十分面白いし納得できるのに、“フィクション” の方が納得度が低いのは、やはり “ドラマ” としての説得食に乏しいからだと思う。
あとがき
これ、ほぼサスペンスとかホラー劇場ですよ(笑)
次々と主人公に災難が降りかかって、でも最後にはどうにかなって、また災難って…
折角、ネタ元が良いので、丁寧に細やかに作り込んでほしいです。
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