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連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第38回・2022/11/23) 感想

不連続テレビ小説「舞いあがれ!」

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第38回〔全?回〕第8週『いざ、航空学校へ!』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


舞(福原遥)の班内では、都築教官(阿南健治)が持つ黒いノートにそれぞれの重要な評価が書かれていて、帯広のフライト課程に引き継がれるので要注意だと話題になる。そんな中、授業の課題で柏木学生(目黒蓮)と矢野学生(山崎紘菜)が対立して、班内は気まずい雰囲気になってしまう。舞は、皆をまとめようとクリスマスパーティーを提案するが、矢野学生以外は参加しようとしない。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7
   嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」) 8
   佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7
   野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2,8
   小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6
   松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
     管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略



感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。


今日も通常営業で "連ドラの本質" について追及したい

あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)

どうやら、世間では≪『舞いあがれ!』新展開で「反省会」が大荒れ! 脚本家交代に「別のドラマみたい」「ちむどん臭がする」≫と、早くも脚本交代による影響が出ているようです。p>

まあ、これだけ変わってしまうと、好意的に見守っていた SNSの「#舞いあがれ反省会」の面々も「どうやって寮に<ばらもん凧>を持ち込んだの!?」を皮切りに、あれこれツッコミたくのは分からなくもないです。

ですが、当ブログでは今日も通常営業で “連ドラの本質” について追及したいと思います。

今作の主人公がその真っただ中で"はしゃいで"ていいのか?

前回で前振りした「都築ポイント」を軸に、学生たちが教官の都築(阿南健治)を気にしたり、慣れない学生生活の合間にリフレッシュしたり、若い男女だから合コンしたり、クリスマスで盛り上がって親睦を深めたり、互いを知りたいと思うのも…

すべて納得しないが甘んじて受け入れるが、今作の主人公がその真っただ中で “はしゃいで” て、いいのか? ってことだ。

前回にも書いたが、例えが古くて恐縮だがドラマ『スチュワーデス物語』(TBS/1984-1895)を始め、最近なら陸上自衛隊の訓練生を描いたドラマ『テッパチ!』(フジ/2022)や、来年4月期の「月9」に決定している警察学校を舞台にしたドラマ『風間公親-教場0-』と(フジ/2023)のように、「○○になりたい主人公たちを描く職業訓練風の学園ドラマ」なら、今回を含めた3回分はギリギリ許容はできるが。

だって、入学から卒業までを “描くだけ” だから、“連ドラ” としてメリハリをつけるならこの程度のデフォルメはあって当然だからだ。

「ヒロインが必死に勉強、訓練に励む姿」を印象付けるべき

しかし、今作は「○○になりたい主人公たちを描く職業訓練風の学園ドラマ」ではない!

今作の主人公は、幼少期は省略しても、「飛行機に憧れ」て大学に入ったものの、目標が「飛行機を作る → 操縦したい」になったことで、両親の反対がありながらも、大学を中退して短期間に集中勉強の末に航空大学校に入学したのだ。

だったら、まずは必死に勉強、訓練に励む姿を描くべきでは?

同級生の紹介云々をやりたいのは理解するが、絶対に今週で終わるはずはないのだから、まずは視聴者に「ヒロインが必死に勉強、訓練に励む姿」を印象付けるべきだと思う。

最初にやるべきことをやらないから、先週一週間もかけて描いたはずの舞(福原遥)の “決心” が今週につながらない。

だから、舞が “軽薄” だとか “厚かましい” とか “積極的過ぎる” と見えてしまうのでは?

やはり、視聴者を納得させるには、それなりの順序が必要だと思うが。

実家の隣がお好み焼き屋だから???

粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくることはしないが、それでも気になったことがあるから、二つだけ指摘したい。

一つ目は、積極的な舞ちゃんが次のように暴走した場面だ。

舞「私が作るんで 楽しみにしててください。
  (中略)実家の隣 お好み焼き屋さんなんです」


実家の隣がお好み焼き屋だから、お好み焼きを作るの得意と自慢する主人公、完全に意味不明である(苦笑)

確かに、「大阪グルメ=お好み焼き」のイメージはあるが。

いくらなんでも、これまで自宅で一度もお好み焼きを作るシーンもないし、事あるごとに食べてるイメージはあるが、率先して作る側のイメージがないのに、いきなりって(汗)

流石に脚本家が交代したとはいえ、嶋田うれ葉氏は「前7週分」を見なかったとでも弁解するのか???

こんなの、舞はカフェ「ノーサイド」でアルバイト中なのだし、時はクリスマスなのだから、カフェにありそうなパンケーキ、手作りケーキや焼き菓子にしておいたほうが無難だし、これなら「バイト先で作ってて、お客さんに評判がいいんですよ」でイケたのでは?

結局、脚本家も「大阪グルメ=お好み焼き」におんぶにだっこで手抜きしてあざとく狙うから “焼け焦げ” るのだ。

もしも、脚本になくて演出が盛り込んだなら、完全に現場の空気とお茶の間の空気管に乖離があると言わざるを得ないが…

きっと、「五島のロケ」や「人力飛行機」に労力を吸い取られたため、舞の日常描写がいい加減になってしまったのだろう。

本来なら、五島で「自分のことは自分でやる」を学習したのだから、忙しい両親を手伝って家事手伝いをするシーンを盛り込むとか、減量作戦中も率先してダイエット料理を作るとか、「なにわバードマン」の打ち上げの時に手作りのものを持参するとか、そういうのをちょこっと盛り込んでおくだけで印象はガラリと変わったのに。

まあ、最低限ナレーションで「舞ちゃんは貴司君の両親直伝の得意のお好み焼きを作るようです」くらいのフォローはするべきだったと思う。

寮内で料理パーティをするのに事前の許可は要らないの?

二つ目は、次の都築の台詞だ。

都築「いい匂いがすると思ったら ここか」


学校内と寮は “厳しさが違う” との解釈もできるが。

私は寮生活をしたことがないから感じてしまったのだが、窓のない休憩室(談話室?)で “炎” は出ないにしても、料理をして酒飲んでパーティーやって “騒ぐ” のに、事前の許可は要らないの? ってこと。

それこそ、都築が許可を出していることにしないと、今週の軸にしている「都築ポイント」の意味が無いのでは?

でも、都築が知っているとなると、上記の台詞は違和感しかないわけで。

ここだって、ナレーションで「こんなことやってると、都築先生に怒られちゃうよ、舞ちゃん」で、都築が「コラ~ッ!」と入室して来て、学生たちが接待するのが “都築ポイント稼ぎ” じゃないの?

"連ドラ"としては、間違いなく破綻の兆候にしか見えない…

まあ、他にも気になった点はあるが、面倒だからスルーしておく。

これ、今週からの部分だけ見たら “それなり” に見えるが、“連ドラ” としては間違いなく破綻の兆候にしか見えない

これ、この調子で航空大学校を卒業して、航空会社に入学して、晴れてパイロットになるとするなら、この調子で進む可能性が大きいような。

ただただ、予定調和のトラブルと解決を並べて、結果に着地… ってだけ。

これが、あくまでも「パイロットになる」が全体の一部なら、再び「五島編」のようなホームドラマに帰ってくる可能性はあるが。

とにかく、もっと “連ドラ” であることを意識して、ナレーションで補足した方が良いと思う。

あとがき

冷静に考えますと、都築って “教官” ですよね。

そう、くどいようですが、あの風間杜夫さんや木村拓哉さんらが好演した “教官” のイメージが強いので、“ゼミの教授” のような軽い人物設定に違和感を覚えてしまいました。

まあ、どうでもよいことですが…


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【これまでの感想】

第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 
第7週『パイロットになりたい!』
31 32 33 34 35 
第8週『いざ、航空学校へ!』
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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