連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第35回・2022/11/18) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第35回〔全?回〕/第7週『パイロットになりたい!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
舞(福原遥)が五島の別れを告げている頃、久留美(山下美月)は離別していた母・久子(小牧芽美)と福岡で再会し、それぞれの心の内を語り合う。そして貴司(赤楚衛二)も失踪後久しぶりに帰宅し、両親(山口智充・くわばたりえ)に本心を打ち明ける。自分の思いを受け止めるくれる両親に有難さを感じる貴司。浩太(高橋克典)は祥子(高畑淳子)にめぐみ(永作博美)を連れ出したことを詫びる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
世間には私のように "へそ曲がり" もいるはずなので…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
今週のエピソードは、個々に問題を抱えた主人公を含めた幼なじみの三人が互いを思いつつ勇気をもらって、前進していく様を五島の自然を背景に美しく感動的に描いた秀作…
と、脚本家を含めた作り手の皆さんは、多くの視聴者が称賛してくれるはずだと信じて作ったとは思います。
ただ、世間には私のようにへそ曲がりもいるので、もっと分かりやすく的確な表現で描いてほしかったです。
というわけで、今回も誰にも媚びずに感想を綴ります…
やはり、舞と久留美が"貴司を一人で帰した"のが気になる…
冒頭というか、アバンタイトルと中盤6分ごろまでのナレーションをまとめると、次のようになる。
N「舞ちゃんの思いが めぐみさんと浩太さんに届いた ちょうどそのころ…
そして 大阪でも…」
まあ、登場人物が “どこでもドア” 並みにテレポート(瞬間移動)するのは、朝ドラあるあるだから…
主人公の両親は「東大阪→五島」、久留美(山下美月)は「五島→福岡」、貴司(赤楚衛二)が「五島→東大阪」にワープしたこと自体は驚きはしないが。
やはり、どうしても気になってしまうことがある。
そもそも、失踪した貴司の安否を確かめるために主人公・舞(福原遥)は久留美と一緒に、≪勉強もバイトも投げ出して≫遥か五島にやって来たのである。
だったら、いや幼なじみだからこそ、三人一緒に東大阪へ帰るのでは?
百歩譲って、久留美は≪はるばる旅費を使って九州に来た≫ついでに、福岡の母親に会うのはギリギリ許容範囲としても。
舞は、貴司の両親から懇願されたのだから「さっき貴司君を無事に五島から船に乗せましたよ」的な感じでなく、せめて「貴司君、もう大丈夫みたいです…」と、貴司を両親の元へ送り届けるのが普通だと思うが。
いいや、前回の感想に書いたように、旅客機のパイロットになりたい主人公なら “自分のことはさておき…” のように描く方が、物語として説得力が増したと思うのだが…
冒頭のナレーション、もっと頑張ってほしかった…
で、冒頭で紹介したナレーションだが、流石にすべてをさらりと述べ過ぎではないか?
せめて映像は無くても、ナレーションで例えば…
「昨日、舞ちゃんと久留美ちゃんは、無事に貴司君を東大阪へ見送りました」くらいのことは、補足・補強しても良かったような?
まあ、この部分は最近仕上がりの良い「土曜日版」に期待しようと思う。
再開した母に言った久留美の "この台詞" が気になって…
さて、本編の感想… というか、今回の感想も気になったことを書いてみる。
まずは、離別していた母・久子(小牧芽美)と再会した久留美の次の台詞が気になってしまった。
久留美「私な…。看護学校に通ってんねんで」
確かに、劇中で “看護師になりたい” とあったし、「お母ちゃんと おんなじ 看護師になる」と美談にまとめたつもりだろうが、バイトに励んでいる印象が強すぎて、かなりの違和感。
それなら主人公が体重管理&筋トレしている時に、ちょっと健康上のアドバイスをするとかあるだけでも、印象は違っただろうに。
もったいない…
久留美より舞の "この台詞" の方が気になって気になって…
脚本家を含めて、作り手たちが今週のエピソードの違和感に気づいていないか、気づいていても大人の事情でスルーしたのが分かるのが、次の舞の台詞だ。
舞「帰って やらなあかんこと いっぱいあるんです」
キョト~ンである。
どうやら、作り手たちは、どうしても五島を入れたいし、舞の両親の結婚と祥子(高畑淳子)の関係について決着をつけておきたかったのかも知れない。
ただ、舞に前述の台詞を言わせてしまったら、久留美と母の一件は別にして、貴司の失踪も、舞の駄々っ子も、東大阪の方が良かったってことを逆説的に述べてしまっているような。
「いや、勉強やバイトを投げうってでも貴司の所に行ったことに意味があるのでは?」と思う人もいるかもしれない。
しかし、そもそも、三人同じタイミングでトラブルを抱えさせる必要が無いのだ。
それこそ、まずは舞は実家で “今まで以上に勉強とバイトに励む姿” を両親に見せれば済んだ話。
貴司だって、縁もゆかりもない場所へ失踪せずに、八木(又吉直樹)への憧れで「しばらく旅人になります。心配しないで…」と家出すれば済む話。
久留美だって、恐らく年頃は二十歳前後だろうから、母親が “二十歳のお祝い” を直接持って来ても良かったわけで。
当然、舞の父が祥子に謝罪する一件は今すぐ描く必要は全く、例えば舞が航空学校に入学が決まって、合格の報告を兼ねて岩倉家で五島に旅行した時でも十分だし。
結局、無理やりに五島を舞台にして “一気に片付けよう” と画策するから違和感が生じてしまったと思う。
折角の美しい五島の自然を生かした屋外ロケだから、多くの視聴者が心おきなく堪能できるシーンに作り上げて欲しかった。
あとがき(その1)
終わったことは、もういいです。
あとがき(その2)
で、先のことを書こうにも、予告編の内容に触れないようにすると何にも書けなくて(笑)
でも、来週は受験勉強を描くのかと思いきや、一気に○○生活!
第1~3週の「幼少期の五島編」と第4~6週の「なにわバードマン編」の頃の濃度の濃さが懐かしいです。
今週は急こう配な登り階段の踊り場での一休みだと思って、次週からの再挑戦に期待してみます。
おっと、その前にこの踊り場の一週間をどんな味付けで見せてくれるのか「土曜日版」に期待です!
それと、これくらいでは視聴離脱はしませんので、一緒に今作を見守りつつ応援しましょう!
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
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第7週『パイロットになりたい!』
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