ザ・トラベルナース (第5話・2022/11/17) 感想

テレビ朝日系・木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』
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第5話『逃げる患者とナース 禁断の秘密!?』の感想。
歩(岡田将生)と静(中井貴一)は天乃(松平健)から3カ月契約の延長を求められるが、歩は即座に断り、静は考えさせてほしいと応じる。そんな中、講談師の五反田(松尾諭)が入院し、歩の受け持ちに。すると吉子(安達祐実)も名乗りを上げ、担当医の太郎(泉澤祐希)はファンなのかと驚く。その後、五反田は直腸がんと判明。それを歩から聞いてしまった五反田が、ショックを受けて姿を消す。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
原案:中園ミホ(過去作/ドクターX 1,2,3,4,6,7)
脚本:中園ミホ(過去作/ドクターX 1,2,3,4,6,7) 第1,2,3,5話
:香坂隆史(過去作/七人の秘書、ドクターX 7、インジビジブル) 第4話
演出:金井紘(過去作/ラジエーションハウス1,2、信長協奏曲) 第1,2,5話
片山修(過去作/相棒シリーズ、家政夫のミタゾノ4、ドクターX 7) 第3話
山田勇人(過去作/ドクターX 3,6,7) 第4話
音楽:沢田完(過去作/ドクターX 1,2,3,4,5,6,7)
主題歌:DISH//「五明後日」
ナレーター:遠藤憲一
エグゼクティブ・プロデューサー:内山聖子(過去作/ドクターX大門未知子6,7、妖シェアハウス1,2、七人の秘書)
※敬称略
良く出来はいるが、第2話と同じような…
私、今回を見て、ちょっと今作に対しての熱が醒め始めてきちゃった。
その理由は、どことなく毎回似たような看護師と患者のエピソードばかりだから。
今回も吉子(安達祐実)と講談師の‘五反田宝山’こと五反田拓也(松尾諭)との話自体は “人情モノ” として良く出来ているのは認めるし、それなりに感動的だったのは間違いない。
でも、今回の吉子の「二度と ここには来ないでください」は、第2回のオチで既に静(中井貴一)が脳梗塞で入院している資産家・二階堂日向子(キムラ緑子)が退院する際に「いってらっしゃいませ」で使用済みだし、そのことについても言及し終わっている。
だから、こんなオチで落とすなら、タイトルが『トラベルナース』なのだから、当初からラストの決め台詞的にその回のメイン看護師が「いってらっしゃいませ」で終わるくらいの “型” にした方が良かったような。
それこそ、中園ミホ氏脚本の名台詞「私、失敗しないので」的な感じで。
今回の「不注意による余命告知」は少々やり過ぎでは?
もう一つの醒めてきちゃった理由は…
これまでも静は歩(岡田将生)に対して次のようなことを言ってきた…
静「何度でも言います。人を見て 人を治す事ができるナースになってください」
もしかすると、脚本家が “こっち” を決め台詞的にしようとしてるのかも知れないが、今回の内容で歩がどれくらいの “学習” や “成長” があったのか、よく分からなかったこと。
これ、今までも書いてきたが、半ば強引に「歩 VS 静」の関係を維持し続けないと “ドラマ” にならないのは理解するが、流石にアメリカ仕込みの高額取りのトラベルナースが今回の「不注意による余命告知」は少々やり過ぎでは?
それ以前に、担当医の天乃太郎(泉澤祐希)が電カル(電子カルテ)を開けたまま離席する時点で、病院して大問題だと思うし。
いや、それより前に「あとで執刀医から説明がありますが…」と口を滑るようなナースは、高給取りだろうがベテランだろうが新人だろうが、もっと大問題のような(苦笑)
盛り込み過ぎで肝心の≪主人公が、人を見て人を治す≫が…
結局、盛り込み過ぎが仇になったと思う。
そもそも今作のベースには…
「ナース VS ドクター」、「歩 VS 静」、「静 VS 院長」があって。
そこへ毎回のエピソード、今回なら…
「吉子 VS 五反田」だけでも盛沢山なのに。
今回は冒頭から…
「フローレンス財団 VS 天乃総合メディカルセンター」を匂わせつつ。
更に…
「院長 VS 跡取り」を絡めたのが、<私>にとっては盛り込み過ぎに見えてしまったのだ。
その上、終盤では…
「静=フローレンス財団理事長」まで上乗せしたのだから、1時間枠として過積載だったと思う。
恐らく今回が第5話で折り返しだから、第2章のためにいろいろとフラグを立てておきたかったのは理解しても、肝心の≪主人公が、人を見て人を治す≫が強調されなければ意味が無いような…
あとがき(その1)
まあ、絶賛する人が多いでしょうから、へそ曲がりな感想もいいかなと。
いや面白いのは確かですが、前回の香坂隆史さんが脚本と比べると一気に段取り臭くなったなぁと。そこが残念…
あとがき(その2)
それと “ドラマ” なので細かいことは言いたくないですが、折角このブログを‘あとがき’まで読んでくださった読者様に、看護師歴30年以上の妻から読者の方に伝えて欲しいと言われたので代筆しますね。
それは、劇中で入院中の五反田が “スリッパ” で院内を歩き回っていましたが、今どきの病院は入院時の履物は基本的に「かかとが覆われた履物」、「転倒防止シューズ(入院施設のある病院なら院内で売ってるはず)」が原則で、「靴でも踵を踏んで歩かない」と入院時に指導されることが多いです。
「入院するなんてことがないのが好ましいですが、もしもの時は “入院時はかかとのある履物” を思い出してください」とのことです。
あとがき(その3)
やはり、今期の医療ドラマは<私>にとって全滅?(困)
次回以降の巻き返しに期待します。
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