連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第33回・2022/11/16) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第33回〔全?回〕/第7週『パイロットになりたい!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
貴司(赤楚衛二)が長崎の五島にいると分かった舞(福原遥)は、久留美(山下美月)と一緒に向かう。舞には貴司の居場所の当てがあった。それはかつて舞が送った絵葉書の灯台だと。空港に降りた舞たちはタクシーに乗って、灯台をめざす。そして、貴司はやはりそこにいた。舞と久留美の突然の登場に驚く貴司だが、二人に自分の心の内を素直に吐露する。一方その頃、浩太(高橋克典)はめぐみ(永作博美)と、舞の進路を相談する。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
不快でも、不愉快でも、イラっとするわけでないですが…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
別に、不快でも、不愉快でも、イラっとするわけでないです…
ただただ、ちょっと気になる部分が今週は多いかなぁと不安なわけで…
五島で黄昏るより硝子先輩に相談した方が良いと思うが(笑)
貴司「入社して 1年たっても 営業成績 最下位のまんまでな」
いきなり、こんな貴司(赤楚衛二)のポエムで始まった第33回。
まだ、全話数が発表されていないが、120回前後と予想すれば既に「1/4終了」している割に、今一つパッとしない今作。
そう思えてしまうのは、この↑貴司の台詞にも原因がある。
前回で触れたが、正確に分からないが、新社会人になって1年ちょっと働いただけなのに、「営業成績 最下位のまんまでな」って落ち込まれても困る(こんなこと言ったら、今どきは「パワハラ!」とツッコまれるのか?)。
いや、むしろ、入社1年ちょっとの新人に先輩が営業成績で負けるような会社なら、そっちの方が問題だから、五島で黄昏ている余裕があるなら、以前のように東京・三ノ輪にある「潮法律事務所」の硝子先輩(有村架純)に相談した方が良いと思うが(笑)
※出典:ドラマ『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(TBS/2022)の大庭蒼生 役より
この流れで、「何にもない」に至るのは端折り過ぎでは?
まあ、脚本家は貴司が仕事で思うようにいかず、憧れの八木(又吉直樹)も心の拠り所である古本屋「デラシネ」も無くなって、自暴自棄になった… と、描きたいようだが。
貴司「僕には 何にもない」
流石に、1年と少しで成績が最下位で、心のオアシスを失ったからって、いきなり「何にもない」に至るのはぶっ飛び過ぎでは?
その上、ポエムはまだまだ続いて…
貴司「自分が何やりたいんか 何好きなんか 分からんようになってしもた」
いや、そもそも貴司が “何やりたいんか 何好きなんか” は、こっちが “分からん” わけで。
そこの明確な提示がないのに「分からんようになってしもた」と言われる方が、よっぽど訳が分からん… のだが。
これ、さっきからポエムだといっているのは、確かに “貴司の心情の吐露” ではあるが、すべてが漠然としすぎているからに他ならない。
まあ、百歩譲って、詩人の八木へのオマージュ、リスペクトだとしても、これまで殆ど “自分語り” をしてこなかったキャラクターが突然ポエムで語っても、本心が伝わりにくいというか、そもそも本心が分からないし…
五島に来た理由を明確にして貴司の夢を描いても良かった?
ここで、いつもの「こうしたら、良かったのに…」のコーナー。
その後も、夕景の灯台を背景にポエムが続くが…
ここまでポエムを強調したいのなら、会社が、成績が… など言わせずに、「歌を詠む書くために、一度絵ハガキの場所に行ってみたかった」で良かったのでは?
いや、そもそも “文学少年” だったのだから、「何とか大学の学費が貯(た)まったからけじめを付けに来た…」でも良かったような。
もう少し、うまく話を繋げられなかっただろうか?
そして、舞、五島に残る…
前回の感想に書いたように、今作の脚本家なら今週でケリをつけるはずだから、舞が延々と五島で暮らすことはないと思うが。
もう少し、うまく話を繋げられなかっただろうか?
超好意的に見ている視聴者なら、「舞も五島の人たちや自然に触れて、自分を振り返るんだろうな」と解釈できると思う。
でも、普通に見ていれば、中退してまで入学したいのだから「まず勉強じゃないの!?」だし、「同時に親の説得じゃないの!?」なのだ。
しかし、今回の描写を意地悪に見れば、舞が駄々をこねているから、両親が「中退も航空学校も認めるから帰って来てね」と言わんばかりに見えてしまう。
これだって、貴司も久留美(山下美月)も決めたのなら、「よし、私も両親を説得して “夢” のために勉強しなくちゃ!」の方がスッキリしたと思う。
あとがき(その1)
これ、そもそもの話として、幼少期の「五島編」で何度も “空飛ぶ飛行機” をインサートしていたのですから。
「飛行機を作りたい」を無しにして、最初から飛行機を見て「飛行機のように自由に空を飛んでみたい」で良かったのではないでしょうか?
別にフィクションなのですから、「なにわバードマン」がある浪速大学でも≪人力飛行機サークル=パイロット就活≫になるって設定にすれば、中退の必要もなかったし、視聴者ウケの良い刈谷(高杉真宙)や由良(吉谷彩子)も出番は作れたでしょうに。
そう書いてしまうと、今回の「五島」が必要なくなってしまいますが(苦笑)
あとがき(その2)
でも、次回の「五島」では、NHK情報番組『長濱ねるの五島列島SDGs旅』で私にはお馴染み… の長濱ねるさん演じる さくらに期待をしつつ…
今回から初登場の若林元太さんが演じる成長した一太がすごく良かったので期待大。
子役の野原壱太さんの存在感が印象的でしたが、舞の尊厳や意思を子どもなりに最大限に尊重しい人格の持ち主であると同時に、優しくて無邪気で、素直でひょうきん者の愛されキャラの一太と、今回の若林さんがピッタリ。
また、勘違いしつつ場を和ませてくれるのに期待します。
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
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第7週『パイロットになりたい!』
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