連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第32回・2022/11/15) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第32回〔全?回〕/第7週『パイロットになりたい!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
貴司(赤楚衛二)は会社を辞め失踪していた。その知らせを聞いた舞(福原遥)は貴司へ電話をするが繋がらない。舞は久留美(山下美月)と古本屋・デラシネへ向かうが、デラシネは閉店廃業していた。舞は貴司の異変になんとなく気づいてはいたが、自分のことに頭がいっぱいで気遣えなかった自分を責める。貴司の母・雪乃(くわばたりえ)は貴司の勤めていた会社で話を聞きに行ったが、何も分からずじまいで帰ってくる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~7週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5,7週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
兎にも角にも "ドラマ" だから… ではあるが
前作に続いて、「やっぱり今作も、主人公そっちのけで “脇役の騒動” へ突っ走っちゃうのか…」と、落胆したわけではない。
“ドラマ” だから、主人公だけ描けば良いってものでもないし、多少の、ホントに多少のご都合主義があってこそ、メリハリがあって面白いとは思う。
だから繰り返すが、“ドラマ” だから久しぶりに五島や祥子(高畑淳子)を絡めるのには異論はないが、流石に “多少” を通り越して “やり過ぎ” のようがして、この先へ不安がよぎった… だけである。
今回の展開を理解、納得したいからこそ浮かんできた疑問…
今回の展開を理解、納得したいからこそ次の疑問が浮かんできてしまった。
何が原因で貴司(赤楚衛二)は会社を辞めたのか?
貴司の正確な年齢は不明だが “同級生” の設定で、現2回生の舞(福原遥)がストレート入学していれば、貴司は高卒で社会人になったのだから1年半近くは今の会社に勤めていたことになる。
では、それくらい勤めた会社を辞める原因は、会社にあるのか? 貴司にあるのか? 八木(又吉直樹)の影響を受けたのか?
次回以降に描かれる可能性はあるし、脇役の状況を詳しく描く必要はないが、脇役の失踪の原因を描くのを先延ばしにすることこそが、心配している「“脇役の騒動” へ突っ走っちゃうのか…」なのだ。
だって、今週は主人公だけでなく、久留美(山下美月)だってお悩み中だ。
その二人をそっちのけで、貴司の失踪を、それも五島にまで行って描く必要があるのか? ってこと。
≪舞の人生の分岐点≫の大切な今週に"やり過ぎ"のような
ようやく、主人公が「旅客機のパイロットになりたい!」へ進んだばかりだから、悪い方向へ考えたくはないが。
主人公は未だに浪速大学の学生で「なにわバードマン」の部員なのに人力飛行機づくりは手伝っていないし。
「航空学校に入学したい」割に、特段に新しい勉強をしているわけでもなく。
バイトを増やしたから自由になるお金があるからなのか、人力飛行機も勉強も忘れたように五島に瞬間移動。
それを言ったら、久留美だってお金と時間があるならお母さんに会いには行かないで五島? だし。
何度も繰り返すが、“ドラマ” だから作り手の意図は理解しているつもりだが、やはり≪舞の人生の分岐点≫を描き中の大切な一週間に “詰め込み過ぎ” であり “やり過ぎ” だと思う。
舞が貴司と久留美を連れて五島へ"癒しの旅"に誘えば…
ここで、いつもの「こうしたら、良かったのに…」のコーナー。
五島、祥子は、舞にとって “癒しの場” であり、“再起を志せる場” だったはず。
だから、以前に書いたように、今週で悩むのは久留美と貴司だけにしておけば… と思うが、そこまで改善しなくても。
舞が、人知れず悩んでいる貴司を見て、久留美も誘って五島に “癒しの旅” に連れて行く展開の方が良かったと思う。
そう、「私も、小さい時にここで元気をもらったの」って。
まあ、そうなると「旅費は?」「バイトは?」「学校は?」の新たな疑問が噴出するが、それこそ “ドラマ” なのだから、「舞ちゃんに任してみよや」で貴司の父・勝(山口智充)が旅費を出して、めぐみ(永作博美)が「私から お母ちゃんに電話しておくから」でも良いわけで…
あとがき
この脚本家さんの手法と、この演出だと、貴司の失踪は引っ張りませんね。
恐らく、祥子がお悩み中の三人を叱咤激励して、一気に解決しちゃいそう。
11月10日放送の第29回で、久留美の母からの手紙が登場して、「福岡市の松下久子」とあったので、東大阪への帰路の途中で再会もするんでしょう。
まあ、今週中に三人まとめて決着がつくなら、まだ「騒動至上主義」のレッテルを張るのは早いですね。
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
26 27 28 29 30 土
第7週『パイロットになりたい!』
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