連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第6週/土曜日版・2022/11/12) 感想 ※一見の価値あり!

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第6週『スワン号の奇跡』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
舞(福原遥)は、パイロットとして人力飛行機・スワン号のテスト飛行を無事に乗り切る。部員たちは、舞を少しでも長く飛行させるために機体にさらなる改造を行おうとするが、そのために特殊な部品が必要となる。
それを舞の父・浩太(高橋克典)の工場で作ってくれることになり、部員たちは狙い通りのスワン号を作り上げる。そして、琵琶湖での記録飛行に臨む舞と部員たち。
一心不乱にペダルをこぐ舞が乗ったスワン号が琵琶湖の上空へと飛び立つ。みんなの熱い思いがこめられた人力飛行機を今、自分が飛ばしていることに心震わせる舞。その経験が、舞の将来に関わる大きな決断につながっていく。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1~5,6週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん) 第6週
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
今週の「土曜日版」は "本編越え" しているので見て欲しい
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
感想のタイトルに余分なことを書くことは滅多にありませんが、今週の「土曜日版」は(後述しますが)ある意味で “本編越え” しているので見て欲しいです。
といっても、この感想を読んでくださっているってことは、見た方が殆どだと思いますが(笑)
本編はなぜか終盤で幼なじみの騒動などを盛り込んできたが
本編の感想も読んでくださっている読者様なら、今週の終盤の感想が相当厳しめだったのをご存じのはず。
その理由は簡単で、先週のテスト飛行を受けて、今週はメインである本番の記録飛行を感動的に描いた週であり、且つ「なにわバードマン」の3回生の涙なみだの引退劇も描いた週なのに、なぜか終盤で(完全に無関係とは言いませんが)幼なじみの騒動などを盛り込んできたからだ。
だから、この「土曜日版」の注目点はただ一つ、どこを強調して、どこを削除して、どうやって物語を納得させるのか? に、尽きた。
手持ちの映像素材を上手く編集して、テーマを研ぎ澄ませた
結論から申し上げると、不安は無駄だった… ということだ。
まず、冷静に見ている人は分かるだろうが、今週は回想シーンなどの使い回しが多く、実際に新撮影の映像素材はそんなに多くない。
しかし、“手持ちの素材” を的確に並び替えて、ちゃんと “記録飛行” であることが強調されていた。
更に、先週の出来事も上手く取り込んで、“奇跡” や “青春”、“覚悟” を描きながら、本編で薄めな印象だった “来年” や “夢” や “憧れ” も、ちゃんと盛り込んできた。
武田アナのナレーションの読み方と使い方が秀逸すぎる!
これだけでも秀抜した演出(編集)だが、もっと絶巧だったのは武田真一アナのナレーションの使い方。
今週の本編は、さだまさしさんによる語りによる補強が多かった週でもある。
しかし、この「土曜日版」では、語りはほぼ削除して、武田アナのナレで巧みにフォロー。
これまで、朝ドラで何度も「土曜日版」を見てきたが、今回のナレーション原稿と武田アナの読み方は断トツに秀逸だ。
昨夜遅くに、第1~5週の「土曜版」が一挙再放送された(はず。私は全部録画を残しているから見ていません)が、やはり今作は「土曜日版」を単なるダイジェスト版以上の熱意を込めて、邸内に作っているから見て欲しいという気持ちが伝わる仕上がりだ。
だから、「一見の価値あり!」と言わざるを得なかった… というわけだ。
更に褒めたいのは、主人公以外のパートの残し方
更に褒めたいのは、前述した本編の終盤に盛り込まれた主人公以外のパートが、気にならない程度に残されただけで、ほぼカットしてあったこと。
結局、作り手たちも “余分” であると判断していたから、削除の対象になったと思う。
だったら、本編の時にも、終盤にまとめて盛り込まずに、せめて「週5放送」の中に散らして差し込んでくれれば…(汗)
とはいえ、とにかく、この「土曜日版」を見て、作り手たちの意図が分かったから、次週も見続ける気持ちになった。
あとがき
ばらもん凧揚げから、人力飛行機のパイロットを経て、旅客機のパイロットになりたい… の展開が早過ぎるとの声があるようですが。
「五島編」の時から、あざとく(意図的に?)飛行機のカットをインサートしてきたのですから、そうなるのは分かっていたこと。
むしろ、もう6週になって「起承転結の起」が終わろうとしている今、もしも「主人公が女性初のパイロット」以外の結末があるなら遅いくらい。
次の「航空学校編」で “承” を盛り上げて “転” に持ち込んだらよいと思います。
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
21 22 23 24 25 土
第6週『スワン号の奇跡』
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