相棒 season21 (第5話・2022/11/9) 感想

テレビ朝日系・『相棒 season21』
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第5話『眠る爆弾』の感想。
大学の工学部で爆弾事件が起き、警察に学生の翔太(山本涼介)から「爆弾はもう一つある」と告げる動画が届く。翔太の部屋に残された‘逆止弁’という部品に着目した右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、同大教授の野々村(佐藤誓)の元へ。前月、実験室で学生が事故死しており、翔太もその関係者だった。翔太は准教授の三沢(山崎潤)を拉致しており、右京らに要求を明かす。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
●脚本:岩下悠子/演出:権野元(敬称略)
前半の視聴者への≪情報不足≫が仇に…
些細な誤解が悲劇を生むという古典的なエピソードだが…
私は、その “誤解” の描き方に問題があったと思う。
要するに、犯人の平山(山本涼介)が “誤解” してしまった原因である≪情報不足≫を、事もあろうに視聴者にも味合わせてしまった。
だから、中盤くらいまでが平山が一体何をやっているのか見えにくいし、あれこれ大学側を描いたところでチンプンカンプン。
更に、脚本家や演出家は結末を知っているから気がつかないかもしれないが、こちらは≪情報不足≫の上に展開が遅いため更にイライラ。
特命係である必然性は感じるが、薫である必然性がほぼ皆無
そのうえ困ったのが、折角前回で右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)が別行動になり、更に薫らしさを出して面白かったのに、今回は “特命係=右京” である必然性はあったが、薫の必然性がほぼ皆無。
まあ、60歳のおじさんが「クラッシュシンドローム」を知らないのはご愛嬌としておくとして、爆弾事件で “体内に爆弾” のアイデアが意外と悪くないだけに、もう少し薫の使い方を考えて欲しかった。
恐らく、妙に複雑化せずに、謎解きは右京さんに任せて、視聴者には「平山は勘違いしている」ことを提示して薫と一緒に捜査している気分にさせて、ハラハラドキドキさせる方向性でも良かったと思う。
あとがき
せめて、ラストで右京さんと薫が平山にお得意の雷を落とすくらいだったらスカッとしたかも。
やはり「薫を効果的に使うのは難しい」ってことだと思います。
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