連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第5週/土曜日版・2022/11/5) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第5週『空を飛びたい!』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
ケガをした由良(吉谷彩子)の替わりにスワン号のパイロットを志願した舞(福原遥)だったが、新人には無理だと反対する刈谷(高杉真宙)。しかし、舞と部員たちの「スワン号を飛ばしたい」という強い思いが、刈谷に舞に合わせた機体の修正を決意させる。
パイロットにふさわしい体力をつけるためトレーニングに励む舞。そんな中、舞の幼なじみ・貴司(赤楚衛二)は仕事で結果を出せずに悩み、詩を書くことで自分を救おうとする。また、舞の父・浩太(高橋克典)は、工場を拡大。新生IWAKURAを発足させる。
トレーニングの成果もあり、徐々にパイロットとしての体力をつけてきた舞は、仲間たちとともにスワン号のテスト飛行に臨む。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1,2,3,4,5週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん)
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
"ダイジェスト版"として満足度は高い
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
舞「大変やからこそ 挑戦したいんです」
この↑台詞を印象的に使って始まった第5週の「土曜日版」。
流石に今週は、基本的に主人公のエピソードが中心に描かれたため、冒頭で紹介した決意の台詞に始まって、由良(吉谷彩子)との信頼関係や、刈谷(高杉真宙)や鶴田(足立英)ら部員たちとのやり取りもちゃんと盛り込まれているし…
人力飛行機製造やトレーニングの過程も残されて、削った部分は的確にナレーションで補強しており、文字通り “ダイジェスト版” に仕上がっていて満足度は高い。
五島と幼なじみパートを残したのは良かった
この “ダイジェスト版” としての満足の理由は、祥子(高畑淳子)やさくら(長濱ねる)の五島の人たちのパートと、久留美(山下美月)と貴司(赤楚衛二)のパートを残したこと。
「株式会社IWAKUARA」パートと同様に、ダイジェスト版だから無くても “舞のチャレンジ” の話は構成できる。
ただ、「株式会社IWAKUARA」パートは削除しても岩倉家のシーンは残っており、幼なじみのくだりと合わせて、主人公のテスト飛行を応援するパートとして、“その先” につながるであろう主人公の未来への伏線にもなっているし、五島のシーンは何より “空への憧れ” の原点だから残す意味は十分にある。
更に付け加えるなら、「土曜日版」しか見ていない視聴者もいるわけで、その人たちへの配慮をすれば、五島と幼なじみを削除してしまうと、これまでとのつながりが希薄になって “連ドラ” としての面白みが削がれるから、やはりこの二つを残したのは良かったと思う。
パイロットにとって命がけの挑戦であることの緊張感が希薄
ただ残念だが、すべてがすべて称賛ばかりではない。
やはり、先週にも書いた通り、全編に「パイロットにとっては命がけの挑戦であることの緊張感」が希薄なことが気になるのだ。
これは他でもなく、部員たち個々の人力飛行機サーする “なにわバードマンへの思い” は十分に描かれている割に、“仲間への思い” の描写が不十分だからである。
そう、刈谷では描かれており、完全に描いていないわけではないが、“命がけ” をしっかりと伝えるためには十分ではないってこと。
本編よりも「土曜日版」でそう感じてしまったのは、編集が “由良先輩へのリスペクト” が “パイロットへのロマン” につながっていることを強調したからだと思う。
まあ、この流れも間違っていないし、パイロットの危険性も描かれてはいるが、主人公の両親の対応を含めて、もう少し “命がけ” が描かれていれば、主人公の決意もより “次” につながったとは思う。
繰り返すが、あくまでも「特に土曜日版では」ということだが…
あとがき
終わったことは、もういいです。
次週(予告編の内容には触れません)ですが、今週で “仲間たちの思い” を背負った主人公がテスト飛行の日までに “約束” を果たしたのは、今作の主人公にとって意外と “初” だったように思います。
要するに、主人公が目標の期日や数値を設定して、それを達成するということ。
まあ、五島を離れる時も、結果的に似た感じはありましたが、明瞭に主人公が辛抱強くて努力家であることが描かれた派良かったと思うので。
来週はそこを生かして “先頭を切っていくタイプではなくて、周りにいる人を感じながら幸せになることを一緒に見つけて、難局をどう乗り越えていくか一緒に考えていくヒロイン” を描き続けて欲しいです。
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
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第5週『空を飛びたい!』
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