ディレクターの目線blog@FC2

本家「ディレクターの目線blog」の緊急時&トラックバック用ブログです。コメントは本家のブログへ!

●このブログは、本家ディレクターの目線blog』の緊急時&トラックバック用ブログです。

●記事の閲覧やコメントの投稿は、本家ディレクターの目線blog』をご利用下さい。


0

ザ・トラベルナース (第3話/拡大スペシャル・2022/11/3) 感想

ザ・トラベルナース

テレビ朝日系・木曜ドラマ『ザ・トラベルナース』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagramYouTube

第3話/拡大スペシャル『モンスター患者の秘密!「貴方の腐った性根、直します」 』・ラテ欄『損害賠償5000万…!? 看護師は見た! モンスター患者の秘密!!』の感想。



男子大学生の礼(荒木飛羽)が救急搬送された。歩(岡田将生)は麻美(恒松祐里)から、病気が再発した礼についての話を聞く。一方、胆石の手術をした会社社長の三雲(村杉蝉之介)が同じ大部屋に。三雲は、静(中井貴一)がナースなのにおっさんだと文句を言い、女性看護師にはセクハラを連発するモンスター患者だった。そんな中、仕事に自信を失いつつある麻美は、恋人の励ましを活力としてきたが…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:中園ミホ(過去作/ドクターX 1,2,3,4,6,7)
演出:金井紘(過去作/ラジエーションハウス1,2、信長協奏曲) 第1,2
   片山修(過去作/相棒シリーズ、家政夫のミタゾノ4、ドクターX 7) 3
   山田勇人(過去作/ドクターX 3,6,7)
音楽:沢田完(過去作/ドクターX 1,2,3,4,5,6,7)
主題歌:DISH//「五明後日」
ナレーター:遠藤憲一
エグゼクティブ・プロデューサー:内山聖子(過去作/ドクターX大門未知子6,7、妖シェアハウス1,2、七人の秘書)
※敬称略



"先の読めない展開"と"最後の着地点"は納得も評価できる

今期の連ドラでナンバーワンかな? と思ってきた『トラベルナース』の第3話。
だが、この第3話で黄色信号がぼんやり灯ってしまったような(困)

まず、全体の構成はなかなか凝っていたと思う。

序盤で “病院あるある” の幽霊ネタを振っておいて、エンゼルケアを経由して、筋繊維芽細胞腫で入院してきた三上礼(荒木飛羽)が急死して、エンゼルケアが苦手な看護師・麻美(恒松祐里)が… 的なベタな展開になると思いきや。

麻美が、生活習慣病の会社経営者の三雲太悟(村杉蝉之介)に点滴を入れる時も、「間違えるよね」と思わせるが劇伴はそんな気配を微塵も感じさせず、あとから絶対にあってはならない与薬時の薬剤の間違いに。

この辺の先の読めない展開は、これまでの2話とは違った構成でマンネリ打破としては悪くない

更に、途中に幾度も気になる点はあったにせよ、最終的に「腐った性根を直して差し上げたいだけです」に帰着したから、まあギリギリ納得はできたが。

脇役をメインにした話だと、静と歩を対立させるのか…

これ、結局、静(中井貴一)と歩(岡田将生)以外の “脇役” を中心に物語を構成しちゃうと、脇役をメインの2人が “立てる” 役割にまってしまうから、今までのような勧善懲悪モノの面白さが削がれてしまうのだろう。

更に、脇役を “立てる” ために、やや強引に静と歩に対立構造を作るから、余計に話が複雑になってしまって、結果的にあちこち気になる点が更に気になったという感じだ。

粗探しのつもりはなくても流石に病院ドラマでは気になるよ

さて、その気になったことだが、私は “フィクション” で “エンターテインメント作品” に過剰なリアリティーを要求するつもりない。
そこそこ現実味がない設定や描写でも「ドラマだから…」と思うようにはしている。

ただ、病院が舞台のドラマだから、少しはリアルに描いてもらわないと、ご都合主義が行き過ぎると感じてしまう。

例えば、今どきは入院手続きの際に本人または保証人等に、延命処置の有無は事前確認するのが “あの規模” の病院なら普通だし。

人手不足の夜勤であってもエンゼルケアは二人体制でやるし(あとで問題が起きた時に証人がいなくなるから)。

いくら消毒液が零れたとしても、転倒するくらいに飲酒していたら呼気からアルコール臭を確認するのがナースの仕事でしょ? とか。

他にも盗撮、盗聴、痴漢、セクハラ、パワハラなど気になる描写は幾つもあったが、一番気になってしまったのが、歩のキャラ設定だ。

"感情的な歩"を必要以上に強調すると歩の設定が崩壊する…

作り手は、歩を “アメリカ仕込みだから自己主張が激しいキャラ” として描いているつもりだろうが。

あんな瞬間湯沸かし器(おじさんしか言わないか・笑)のような怒りっぽいナースが、アメリカで評価を受け資格を持つ “トラベルナース” として本当に現場で仕事をやっていたの? と、思ってしまった。

繰り返すが、今回は “脇役” を主軸に “対峙する静と歩” の構造だから、「感情的な歩」を強調したのだろうが、連ドラとしてはちょっとやり過ぎだったような。

あとがき

それこそ、静と歩がスカートを履いて病棟ラウンドしたらコメディ要素が強まって、「現実とドラマは別」と思えたかも知れません。

看護師の妻は「看護部長、仕事しなさ過ぎだよ。それにこの病棟には主任とかリーダーはいないのかな? でも、病棟も見て、ERにも行くのだから、主任やリーダーもいないって設定なのかなぁ」と首を傾げていました。
確かに…

やはり、僅か数分の拡大版でも無駄が増えるとダメですね。
次週は通常時間なので期待したいと思います。

 

〔お願い〕
勝手なお願いで恐縮でございますが…
コロナ禍で、未だ仕事が激減中です。
Amazon楽天市場からお買い物する際は、当ブログ内のバナーなどのリンク経由で買ってくださると、私にポイントが貯まります。
また、ブログを書き続けるモチベーションアップにもなります。
引き続き、皆様のご協力をお願い申しあげます。

ブログランキング・にほんブログ村へ 人気ブログランキングへ くる天-人気ブログランキング


「楽天市場」からのおすすめ商品や企画


「Amazon」からの最新のお知らせ


★本家の記事のURL →  https://director.blog.shinobi.jp/Entry/17378/


【これまでの感想】
第1話 第2話

関連記事
スポンサーサイト



コメント

非公開コメント

トラックバック

ザ・トラベルナース 第3話

天乃総合メディカルセンターに、大学生・三上礼(荒木飛羽)が救急搬送されて来ます。 礼は半年前、同院で手術を受けて退院しましたが、病気が再発してしまったのでした。 彼と親しくしていた担当看護師・向坂麻美(恒松祐里)は、懸命に励まします。 しかし、麻美はことあるごとに看護師としての技量不足を自覚し、自信を失っていました。 故郷にいる彼氏に悩みを打ち明けて、励ましてもらって何とかやっていま...

ザ・トラベルナース 第3話

内容静(中井貴一)が行うエンゼルケアを見守る歩(岡田将生)そんななか、急患が搬送されてくる。三上礼(荒木飛羽)だった。以前も筋繊維芽細胞腫で入院。手術し退院したが再発。再び入院することに。そのときも担当していた向坂麻美(恒松祐里)は心を痛める。その同じ大部屋に、生活習慣病の会社経営者の三雲太悟(村杉蝉之介)がいた。三雲は看護師を困らせるモンスターペイシェント。その横暴を見かね歩が注意したのだ...

ザ・トラベルナース #03

『損害賠償5000万…!?看護師は見た!モンスター患者の秘密!!』

ザ・トラベルナース 第3話

ヒットメーカー・中園ミホが新たに手掛ける痛快医療ドラマ。スーツケース一つを手に街を渡り歩き看護に従事する優れた資格を持ったフリーランスの看護師が、超高齢化社会で混沌とする日本の医療現場を改革していく。今回は、セクハラ&パワハラ三昧の モンスターペイシェントと遭遇。若い歩(岡田将生)は、“最悪のピンチ”に当惑しますが、さすが、年の功? 静(中井貴一)の対応は、冷製で沈着。結果的に、より的確な様...
My profile

Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

PR


TB送信について

一部のブログサービス(特に、FC2ブログ)宛に、FC2からトラックバックが届かないケースが発生中です。

ブログランキング・にほんブログ村へにほんブログ村  PVアクセスランキング にほんブログ村

楽天市場PR

カテゴリー+月別アーカイブ

 

検索フォーム

PR

FC2カウンター

FC2オンラインカウンター

現在の閲覧者数: