連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第22回・2022/11/1) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第22回〔全?回〕/第5週『空を飛びたい!』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
舞(福原遥)がパイロットになることを、スワン号を設計した刈谷(高杉真宙)は認めず、なにわバードマンに戻ろうとしない。部員たちは舞の体格に見合った操縦席を作ろうと模索するが、それはスワン号の設計全体に影響することだった。スワン号の設計を部員たちが変えようとしていることを舞から聞いた刈谷は、怒り心頭で部室へ乗り込み、ほかの部員たちと口論になる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1,2,3,4,5週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4,5週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん)
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
「粗探しはしない」のつもりですが、身体測定のシーンで…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
「粗探しはしない」のつもりですが、正直言って本編について書くことがあまりない上に、気になってしまうので書きますが。
ホワイトボードに 上から「身長→体重→肩幅→股下」となっているのに、身長を計測する前に体重を?
このあと「股下」を測るのも男性部員??
撮影が面倒なのは分かりますが、交友関係が広そうなサークルの代表・鶴田(足立英)が女性の友達を連れてくるくだりがあっても良かったような。
まあ、そんな些細なことを気にしていたら、「主人公の原因不明の発熱は?」、「そもそも体力のある子だったっけ?」、「始めたばかりのバイトは?」などなど、ツッコミどころは正直ありますので(苦笑)
ただ、本当に些細なことだし、本編に影響はないし、スルーできる範囲だし、何より “描かれなかった10年間” を受け入れてみているわけだから、こんなの前作に比べれば「ありえん!」なんて微塵も思わないので良いです。
でも、ちょっとは細部を丁寧に描いて欲しいですけど…
紆余曲折、試行錯誤、葛藤と夢実現… を丁寧に描いている
さて、ここからは大真面目に本編の感想を。
先週で由良(吉谷彩子)描いた「テスト飛行」を、今週は主人公・舞(福原遥)で描きましょう… ということだろう。
その結末のための、「なにわバードマン」の紆余曲折であり、“部員たち” の試行錯誤であり、主人公の葛藤と夢実現への第一歩を丁寧に描いていると思う。
本来は、由良が脇役であっても、この描写の半分くらいはやっていれば、由良からバトンタッチを受ける主人公の心情がもっとしっかり伝わったと思うが。
ただ、弁護するつもりはないが、先週が「新章の第1週目」だったから、説明が多くて放送尺的に入り切らなかった… のが実情だと思うから止むを得ないとは思う。
今週の物語なら、"仲間の思い"が視聴者に伝わってくる
いや、逆に今回のチャレンジする舞を部員全員でバックアップしていこうとする姿を描くエピソードこそが、前回の感想に書いた、この度のエピソードで物足りなかった “仲間の思い” が視聴者に伝わるわけで。
これを描けるなら、どうにかして由良の時には舞をもっとしっかりと “由良の応援団” に入れて描いていれば… と残念なのだ。
まあ、この件については「こうしたら良かったのに…」と言っても、完全に時既にに遅しだが。
とにかく、「先週もやっていれば…」と悔やまれるくらいに、今週の舞と部員たちの描写は悪くないのは間違いない。
今回良かったのは、父・浩太の描き方
悪くないと言えば、いや良かったのが父・浩太(高橋克典)の描き方。
まず、これまであえて言及しなかったが、東大阪市の製造業と宇宙開発の話をしたい。
いわゆる「平成不況」の2002年12月に東大阪市の製造業の経営者「中小企業の技術力を結集して人工衛星を打ち上げよう」と集結し「東大阪宇宙開発協同組合(現:宇宙開発協同組合 SOHLA」が設立され…
2009年1月23日には、JAXAのH-IIAロケットの相乗りで種子島宇宙センターから人工衛星「まいど1号」を打ち上げることに成功。
今の劇中が「2004年」だから、正に真っ最中というわけだ。
そして、描き方については、先週は兄・悠人(横山裕)と同様にガッツリと描いたために、やや物語の流れを分断してしまったが。
今回は場面自体の尺も短いし、舞を応援しつつ自分も鼓舞するという役回りになったため、「五島編」の時と同じで “めぐみより更にそっと見守る父親像” が強調された。
これは、前回で書いたように、舞は “先頭を切っていくタイプではなくて、周りにいる人を感じながら幸せになることを一緒に見つけて、難局をどう乗り越えていくか一緒に考えていくヒロイン” だから、≪父親似≫ ≪父親譲り≫ という面を描いたことにもなるし。
更に深読みすれば、浩太の “年賀状” のおかげで娘との疎遠に一筋の光が差していた祖母・祥子(高畑淳子)にもつながるような。
とにかく、主人公と家族を必要以上に描く必要はないが、最低限は描いてくれるとホームドラマとして朝ドラを楽しめるからやって欲しい。
あとがき
感想の本文に書きましたが、以前は “年賀状” が舞と祥子をつなげましたが、5キロの原料となると今度は “手作りジャム” が登場しそうですね。
“周囲に気を配りながらみんなの幸せを考えてみんなと頑張るヒロイン” らしさは、ちゃんと表現されていますし、舞なりの孤軍奮闘も描けていると思います。
大きな話題になっていない今作ですが、そりゃあ、ツッコミどころ満載の前作の方が話題になりやすいですよ。
これくらいに地味でも、不快でなく、堅実に描いてくれた方が良いです。
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
16 17 18 19 20 土
第5週『空を飛びたい!』
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