連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第19回・2022/10/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第19回〔全?回〕/第4週『翼にかける青春』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
イカロスコンテストに落選した人力飛行機・スワン号だったが、記録飛行でスワン号を飛ばすことを決め、部員たちは決起会を開く。そこで舞(福原遥)は、刈谷(高杉真宙)や由良(吉谷彩子)ら仲間たちの、スワン号にかける熱い思いに触れる。そんな中、舞は自分のスケッチブックを披露する。そこには、これまで舞が描きためてきた数々の飛行機たちがあり、スワン号の姿もあった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1,2,3,4週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3,4週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん)
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
いつも通りに感じたままを書きます
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
ベタ褒め三昧の感想をやめた途端に、読者様の反応が少なくなりましたが…(汗)
いつも通りに感じたままを書きます。
舞が"飛行機オタ女子"になった過程をもっと描いて欲しかった
本編の感想に入る前に、過ぎたことを書いたところで無駄なのは分かっているが、一度も言及していなかったので書いておく。
それは、「描かれなかった10年間の事件経過」の罪は、私など一部の視聴者を置いてけぼりにしたのでは? と、思うこと。
例えば、私、音楽を聴くのもギターを演奏するのも大好きだが、ミュージシャンになりたいとか、ギター職人になりたいとか思ったことはない。
鉄道が好きだから、運転手になりたいとか、車両を製造したいとか。
天体や宇宙が好きでも、殆どの人は宇宙飛行士になりたいとまでは本気で思わないと思う。
だから、今作の主人公も、幼少期の “ばらもん凧” の制作や凧揚げ、飛行機を見たり、一度乗っただけで今風に言えば “飛行機オタ女子” のようになったのかを、父を励ますための “模型飛行機づくり” と “好きな飛行機の絵を描いた” だけに押し付けて終わったのは、説明不足だし勿体なかったと本当に思っている。
そこがモヤモヤしたままだから、主人公が大学生になったら突然に「人力飛行機」に興味を持っても、いくら女性初のパイロットになる未来が決まっていようとも、なかなか簡単に「頑張れ、舞ちゃん!」とは行かないのだ。
というわけで、今回でこのことに言及したから、好意的に脳内保管して見守ろうと思う。
「青春物語・大学編」らしくて青春にあふれて良いと思う…
10/17(月)放送の第16回の感想で、今週より「青春物語・大学編」と位置付けたから、こういうのも “大学生活の1ページ” であり、まさしく “青春” だと思う。
先輩後輩の関係が見えたし、何よりこれまでよりも個々の学生の個性も思いも伝わって来たのは間違いない。
ただ、「間違っていない≠最善」なのだ。
思い返せば、ばらもん凧の時も、模型飛行機の時も、金曜日に揚がったし飛んだのだ。
だから、この度の人力飛行機だって… そういうこと。
もちろん、テスト飛行が簡単に成功するとは思わないし、成功しちゃったら主人公の未来につながらないから、「飛ぶには飛んだが…」的な別の終わり方になるとは思うが…
宴会でなく、調整作業の休憩中の方が良かったかも?
だから、個人的には居酒屋の飲み会ではなく、人力飛行機の完成を目指して部室で(例えば徹夜しても良し…)調整作業をしている時に、同じような内容を描いても良かったなと。
それこそ作業の合間の休憩時間の一息ついた中での会話劇で見せる、聞かせるシチュエーションにするってこと。
なぜ、そう思うのか?
それは簡単で、前述の月曜の第16回で描かれた「記録飛行の世界一を目指す決起大会」から “ドラマとしての距離” が離れてしまったから。
それこそ、決起大会の夜についつい徹夜作業をしてしまって、ふと我に返った学生たちがホッとした休憩時間に一人ひとり語り出す… みたいな。
それで一度散会して、日を改めて今回の9分過ぎの部室に直結するとか。
結局、私がお勧めしたいのは、学生たちの目の前に人力飛行機があった方が、映像的に分かり易いと思うから。
居酒屋の宴会を、決起大会と直結した方が良かったような…
もちろん、今回の宴会が間違っているとは思わない。
やはり、学生時代の宴会だからこその、砕けた雰囲気は他では描けないのは大いに認めるところだから。
でも、前述のように “ドラマとしての距離” が離れてしまうと、今回の舞(福原遥)と由良(吉谷彩子)のやり取りだって「また、やるの?」に見えてしまう。
要するに、今作は “連続テレビ小説” なのだから “連続” していることが重要で、その意味で居酒屋の宴会にするにしても、決起大会と直結した方が良かったし…
そこに “連続” して金曜日に人力飛行機・スワン号のテスト飛行の日を描くことが、主人公が益々飛行機にのめり込んでいくように見えて感じさせる方法だと思う。
あとがき
「書類審査に落ちた…」だけ月曜日にやって、前回までは舞の幼なじみとのやり取りや、兄・悠人(横山裕)のくだり、父・浩太(高橋克典)の夢を描いて、主人公の夢を重ねて、木曜日で一気に世界記録の決起大会から今回をやったら良かったかもしれません。
繰り返しますが、決して悪いとは思いません。
でも、 “飛行機オタ女子” の件と同様に、もう少し “連続性” を担保してくれれば、もっと感情移入できる作品になると思います。
考えてみると、まだ4週目、一か月なんですよね。
『ちむどんどん』では、ヤング大会のくだりの頃です。
まだまだ、先は分かりませんから、共に見守りましょう!
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15 土
第4週『翼にかける青春』
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