ファーストペンギン! (第4話・2022/10/26) 感想

日本テレビ系・水曜ドラマ『ファーストペンギン!』
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第4話『お魚不良品で大赤字!ポンコツ漁師、覚醒の道は!?フレンチシェフと対決!』、ラテ欄『120万大赤字!?
お魚BOXと漁師親子の危機を一流フレンチで救え』の感想。
漁協の妨害にも負けず、和佳(奈緒)を中心にまとまり始めた漁師たち。しかし肝心の「お魚ボックス」に対し。「魚が痛んでいる」「注文が間違っている」とクレームが続出。代品の嵐で大赤字に!片岡(堤真一)とも大喧嘩となり、頭を抱える和佳のもとに、東京のフレンチレストランのシェフ・流山から連絡が入る。そこで、漁師たちの意識改革のための“ある秘策”を提案された和佳は、大枚をはたいて船団員全員を東京に連れ出し!?
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
実話:「荒くれ漁師をたばねる力 ド素人だった24歳の専業主婦が業界に革命」坪内知佳(著)
脚本:森下佳子(過去作/義母と娘のブルース、JIN-仁-、ごちそうさん、天国と地獄)
演出:内田秀実(過去作/あな番、恋です!ヤンキー君と白杖ガール) 第1,2話
小川通仁(過去作/恋のから騒ぎドラマ、天才バカボン3) 第3話
今和紀(過去作/恋です!ヤンキー君と白杖ガール 第6話のみ) 第4話
チーフプロデューサー:三上絵里子(過去作/逃亡医F、ダマせない男、金田一少年の事件簿S5)
音楽:菅野祐悟(過去作/半分、青い。、シャーロックUS,テセウスの船、危険なビーナス、恋はDeepに、日本沈没-希望のひと-)
主題歌:緑黄色社会「ミチヲユケ」
今作初担当の演出家になって、やっとメリハリがついてきた
終盤の “血抜き” からの10分間で、ようやく “ファーストペンギン” が描かれてホッとした第4話。
何より、過去3話と演出家が交代したおかげで、映像作品としては劇的に良くなった。
カメラアングルや編集によって、かなりコミカルな要素が前面に出ており、内容はともかく、これなら “痛快でコミカル” に見えた。
第1話から、これ位にコミカルとシリアスの描き分けをやっていたら良かったのに。
主人公が経営コストを削減しようとしていないような…
ただ、内容については、如何せん何とも言えず…
これ、主人公は “運転資金” のことばかり言及し心配しているが、「お魚ボックス」を世間や漁協に認めてもらうこととは別のような?
そもそも、運転資金について融資先を探したり、給料を減額してはいるが、コスト面を改善しようとしているようには見えないのだが。
"血抜き"までの経過に無駄が多くて、雑過ぎるような
全体のほぼ8割を占める “騒動三昧” にする意味も良く分からない。
片岡(堤真一)たちの顧客への電話対応に苦言を呈していたが、「お魚ボックス」の魚の鮮度が低いことは無関係では?
結局、終盤の “血抜き” こそが、すべての解決策だったわけで、そこへ至る過程に無駄が多いし、雑過ぎると思う。
もちろん、主人公が必死なのはよ~く伝わってくる。
ただ、主人公が業界の “ファーストペンギン” の設定なのだから、主人公が乗り越えるべき問題は、運転資金とか電話対応ではないのは誰が見ても分かるのだから、そこを真正面から描かないと、「頑張ってるから」だけを理由に主人公を応援するのはちょっと難しいような。
実話としては、それこそドラマ化するほど面白いのだ。
だから、あとはフィクションとして面白みを加えるだけで良いのに、騒動を追加するだけでは流石に内容が薄まり過ぎる…
あとがき
これ、主人公に “ロマン” があるなら、そこを前面に出して、もっと本気で業界改革するくらいに描かないと、ただの「経営不振の魚卸業者を救うシングルマザーのお話」で終わっちゃうと思います。
全体の流れを精査するだけで、だいぶ良くなると思うのですが…
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