連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第3週/土曜日版・2022/10/22) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第3週『がんばれ!お父ちゃん』の「土曜日版」の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
東大阪へ帰ってきた舞は、初めて乗った飛行機にすっかり魅了されてしまう。そんな舞に父・浩太(高橋克典)は、自分の夢が飛行機作りだったことを伝える。母・めぐみ(永作博美)からは、浩太が飛行機部品のネジを作る夢を持ち続けていることを聞かされ、うれしくなる舞。
模型飛行機を自作しようと作り方の本を探しに幼なじみの貴司が通う古本屋に行く。古本屋の主人・八木(又吉直樹)の書いた詩集に心動かされる貴司。
舞は友達になった久留美も誘って、放課後は3人で古本屋で模型飛行機づくりに没頭し、仕事で苦労しているお父ちゃんたちに飛ばしてみせようとがんばる。そして10年がたち、舞(福原遥)は大学生となり、人力飛行機に出会う。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1,2,3週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん)
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
飛行機を強調しつつ、父の仕事と娘の応援が主軸の土曜日版
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
「本編」では、無駄とは言わないが “余白” と “装飾” が多くて分かり難かったが、「土曜日版」では異なる印象になっていた。
例えば…
総集編で “アバンタイトル” と位置付けるのも変だが、メインタイトル前は五島の人たちとばらもん凧、メインタイトル後は主人公と父親の飛行機のエピソードに区切られており…
今作には「五島編」は終わったが “ばらもん凧” も “飛行機” も必要なことを明確にアピールしていた。
そして、タイトル以降は、次の母・めぐみ(永作博美)と娘・舞(浅田芭路)のやり取りが内容を象徴していた。
めぐみ「お父ちゃん 今でも諦めてへんねんで。
舞「いつか 飛行機の部品 作るつもりみたい」
めぐみ「舞も 飛行機 好きなん?」
舞「うん 模型飛行機 作ろと思てんねん」
このやり取りをもとに、父と娘の共通の関心事項である “飛行機” を強調しながら、父・浩太(高橋克典)の仕事を “父の夢” と “娘の応援” を軸に構成していた。
「主人公・舞は父の夢である飛行機が大好き」が強調された
今週の「土曜日版」の編集によって「本編」よりも強調されたは次のこと。
それは、主人公・舞は父の夢である飛行機が大好き… だということ。
水曜日分にあった遊園地のシーンも、チェーンタワーやメリーゴーランドやアニマルティーカップは削除され、飛行塔の飛行機だけに編集されたことで、この日の出来事が単に舞にとっての休日ではなく、父にとっての “決意の日” として印象付けた。
そのおかげで、父の「特殊ねじの試作」と、舞の「模型飛行機づくり」が明瞭に対比されて、改めて “今週で伝えたかったこと” がしっかりと伝わって来た。
これぞ、ダイジェスト版らしい「土曜日版」と言えると思う。
久留美は外せないから、編集者の苦渋の決断だったと思う
ただ、ダイジェスト版だけに放送尺が短いからやむを得ないが。
古本屋「デラシネ」の主人・八木(又吉直樹)の出演シーンが少なかったことと、浩太が営む町工場の従業員・章兄ちゃん(葵揚)の出演シーンがなかったことが悔やまれる。
しかし、久留美(大野さき)の父・佳晴(松尾諭)への思いと、中盤で1カットだけだが佳晴が残っていたのは良かったこと。
短い時間で1週間分の骨格を描くとなると、久留美は外せないから、編集者の苦渋の決断だったと思う。
あとがき(その1)
2004年の舞(福原遥)の部屋に飾られたばらもん凧のおかげで、ダイジェスト版として「ばらもん凧 → 飛行機づくり」の舞の興味のベクトルが明確になっただけでなく…
舞の根っこには “五島での生活” があることも確認できたと思います。
あとがき(その2)
無事に3週目が終了しましたが、至って “普通” なのが良いです。
この段階で、絶賛の嵐なのも、吹き荒れる批判も、まだまだ総計かな? と。
あとがき(その3)
また予告編については、見ない主義の方もいると思いますし、感想が必要だとも思いませんので語りません…
さあ、来週も『舞いあがれ!』を応援していきましょう!
最後に、非公開コメントでいろいろな情報提供や感想を投稿してくださり、ありがとうございます。
すべて、大切に読ませていただいております…
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13 14 15
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