クロサギ(2022) (第1話/初回20分拡大・2022/10/21) 感想

TBS系・金曜ドラマ『クロサギ(2022)』
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第1話/初回20分拡大『詐欺師を騙す詐欺師-涙の激闘、開幕!』、詐欺『起業セミナー詐欺』の感想。
原作となった漫画・原作・原案:夏原武/作画:黒丸「クロサギ」は、未読。
2006年4月期に同枠で山下智久さん主演で放送された「クロサギ」は、鑑賞済み。
詐欺師のみをだます詐欺師‘クロサギ’こと黒崎(平野紫耀)は、アパートの大家をしながら、父親を陥れた詐欺師・御木本(坂東彌十郎)を捜している。黒崎を‘飼う’のは詐欺師界のフィクサーで甘味処店主の桂木(三浦友和)だ。ある日、詐欺被害者の辰樹(船越英一郎)の話で過去の記憶をよみがえらせた黒崎は、辰樹の娘・氷柱(黒島結菜)の反発を受けながらもその一件を探り始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:漫画・原作・原案:夏原武/作画:黒丸「クロサギ」
脚本:篠﨑絵里子(過去作/クロサギ2006、朝ドラ「まれ」、竜の道 二つの顔の復讐者)
演出:田中健太(過去作/半沢直樹、陸王、下町ロケット、マイファミリー) 第1話
石井康晴(過去作/花より男子シリーズ、逃げ恥、ドラゴン桜2、オールドルーキー)
平野俊一(過去作/インハンド、TOKYO MER、日本沈没、マイファミリー)
音楽:木村秀彬(過去作/小さな巨人、ブラックペアン、グランメゾン東京、ドラゴン桜2、DCU、オールドルーキー)
主題歌:King & Prince「ツキヨミ」
勧善懲悪サスペンスで、分かり易さがモットーの作品
知る人ぞ知る… 詐欺師を騙す詐欺師 “クロサギ” の話だ。
原作は未読だが、2006年4月期の同枠に山下智久さん主演で放送された『クロサギ』、同キャストでの映画『クロサギ』(2008)も鑑賞済み。
勧善懲悪サスペンスであるから、考察マニア向けの引き延ばしも不要だし、分かり易さがモットーの作品だし…
何より過去に大人気と博したというお墨付きもあるから、階段でも踏みはずようなミスさえしなければ、私を含めた多くの人が楽しめるエンターテインメント作品だと思う。
今作の成功のカギは "分かり易さ" に尽きる
やはり、今作の成功のカギは前述の通りに “分かり易さ” に尽きる。
巧妙な “シロサギ” のやり口と、対抗する “クロサギ” の戦術を、如何に視聴者に伝えられるか?
更に、2008年の前作から13年後という “令和4年らしさ” を違和感なく組み込めるか?
第1話を見た限りでは…
まず、何と言っても21分間にわたるアバンタイトルの説明が分かり易くて良かった。
その後も、第1話だから説明過多になるのは止むを得ないから、そこを差し引いても、しっかりと主人公・黒崎(平野紫耀)の宿命や因縁は繰り返して描いて印象付けていたし、展開も自然で良かったし、木村秀彬氏の劇伴も似合っていたと思う。
説明が少なくなるはずの第2話、でテンポが良くなるのを期待
とにかく、今作には因縁や曰く付きの登場人物が多いから、第1話はそれらの説明をすることに主眼が置かれた感じだろう。
第2話から説明が減るだろうから、もっと詐欺にフォーカスするだろうし、テンポも良くなるだろうから、そこからが今作の本当の実力を見せてくれると期待している。
ここまでNHKの大河や朝ドラの出演者が多いとは!
それにしても、ここまでNHKの大河ドラマや連続テレビ小説の出演者が多いとは!(苦笑)
特に、まさかや~! 問題作の朝ドラ『ちむどんどん』の関係者の多過ぎる(冷汗)
ヒロイン暢子を演じた黒島結菜さんを筆頭に…
井之脇海さんは『ちむどんどん』で暢子の先輩料理人…
氷柱(黒島結菜)の弟、敦を演じたのは、『ちむどんどん』で暢子の夫・和彦(宮沢氷魚)の子供時代を演じた田中奏生さん…
氷柱を指導する政和大法学部の助教授、鷹宮輝 役の時任勇気さんは、『ちむどんどん』で眞境名商事の跡取り息子である英樹 役…
更に、氷柱の母親・みどり 役の相築あきこさんは、朝ドラ『おかえりモネ』(NHK/2021)にヒロイン百音(清原果耶)の幼馴染・悠人(髙田彪我)の母・早坂香織 役で出演した。
『おかえりモネ』はともかく、これだけ『ちむどんどん』の出演者が揃うと、『ちむどんどん』を見ていた人なら11分頃の氷柱の「だって うちが こんな時に…」を耳にしただけでドキッとしたのでは(笑)
結局は "お好み次第" だと思う
そんな訳で、あとは “お好み次第” となると思う。
前作との比較、『ちむどんどん』の亡霊、出演者への好き嫌いを含めて、好みに合うかどうか?
あとがき(その1)
基本的に、人気原作で、更に大人気ドラマのリブート作品で、配役や設定に今どき要素を盛り込めば、自然とハードルが高くなるものです。
もちろん、作り手もすべて織り込み済みで作り込んでいるから、やはり説明が終わった第2話以降に期待しようと思います。
あとがき(その2)
更に同枠前番組『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』がオリジナル脚本で面白かったから、余計にハードルが高いですよね。
私としては、「TBS 金曜ドラマ」らしい仕上がりになっていたし、名作ドラマ『SHARK』(日テレ/2014)以来、注目し続けている平野紫耀さんに期待しているので、一安心といったところです。
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