連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第14回・2022/10/20) 感想 ※1~3週再放送と関連番組情報も

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
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第14回〔全?回〕/第3週『がんばれ!お父ちゃん』の感想。
※ 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
※ また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。
経営不振脱却の糸口を手にした浩太(高橋克典)は東大阪の仲間の助力も得て、新たなネジ作りに挑む。一方、舞(浅田芭路)は久留美(大野さき)を秘密基地と呼ぶ古本屋へ誘う。そこで舞、貴司(斎藤絢永)、久留美は三者三様の過ごし方をする。舞の「お父ちゃんを元気にするために模型飛行機を作る」という思いに共感した久留美も、舞の手ほどきを受けつつ、模型飛行機を作り始める。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1,2週
嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3週
野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2週
小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん)
松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略
作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。
"もっと" と、欲が出る理由…
あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)
前回の感想は、称賛ばかり書いていると “あばたもえくぼ” だと思われるのもどうかと思ったので、敢えて「こうすれば良かったのに…」を強調して書きました。
でも、ちょっと真意が伝わりにくかったかな? と少々反省しております。
私が伝えたかったのは、「こうすれば “もっと” 良かったのに…」なのです。
今のところ、今作を安心&感心して見ていますから、“もっと” と欲が出るわけです…
※「あとがき」の下に、第1~3週の再放送と関連番組情報があります。
やはり、このピンチへ"バブル崩壊の痛手"を加えておけば…
アバンタイトルから、いい感じだ。
これといった具体的な説明描写はないが、夏の昼間に主人公は父親を元気づけるために模型飛行機を作り、その父は家族のために昼時にもかかわらずジャケットを羽織って営業を駆け回って、仕事を取ろうと必死に走る。
規格品しか製造してこなかった岩倉螺子製作所がメーカー指定の特殊ねじを作ることになって、父親の代から付き合いのある工場が力を貸してくれる。
これによって、浩太(高橋克典)は浩太なりに “二代目” として頑張って来たことが伝わってくる。
だから、このピンチへ “バブル崩壊の痛手” を加えておけば “ドラマ” として浩太の苦悩がより強調されて、そこから這い上がる姿が美しくなったと思うのだ。
もちろん、そこまでやる必要がないとの意見も承知しているが…
浩太役の高橋克典さんが「お願いします!」と頭を下げる時に、瓶ビールに頭が当たりそうになって、客が瓶をどけるカットがそのままOKカットに使われていたが、ああいう突発的な演技と緊張感を “残せる”、“生かせる” 余裕があるから、やはり “もっと” と思ってしまうのだ。
久留美を演じている大野さきさんへの演技指導の問題
さて、ここから書くことは、あくまでも私が “もっと” と思うだけで、多くの人は気にならないとは思うが、一応書いてみる。
主人公・舞が興味関心を持ってやっている “模型飛行機づくり” を久留美(大野さき)と貴司(斎藤絢永)にもやらせるのは、やや強引だが、今週中にケリをつけなければいけないのと、子どもであるし、主人公特権も考えると、やむを得ないとは思う。
でも、あらすじには “舞の「お父ちゃんを元気にするために模型飛行機を作る」という思いに共感した久留美も、舞の手ほどきを受けつつ、模型飛行機を作り始める” とあるが、映像的にそう見たかとどうかは微妙だ。
これは、久留美を演じている大野さきさんへの演技指導の問題。
放送順が撮影順とは限らないから余計に慎重になるべきだったと思うのは、工場の章兄ちゃん(葵揚)が秘密基地に来て指導をしている時の久留美の方が、最初の久留美より好奇心に満ちた表情で、更にみるみる模型作りが楽しくなっているのが分かるのだ。
もちろん、最初は舞に言われて… かも知れないが、“共感” したなら、試作品のテスト飛行ももう少し元気でも良かったような。
「五島編」が秀逸過ぎたことを、改めて感じる…
なぜ、こんな細部が気になってしまうのか?
それは、この度のエピソードでは、主人公だけでなく、父や工場の人や関係者も、それこそ古本屋「デラシネ」の主人・八木(又吉直樹)も、自分のやるべきことに真面目に取り組んでいるのが丁寧に描写されているから、気になってしまうのだ。
この辺の “自分のやるべきことに真面目に取り組んでいるのが丁寧に描写” については、先週までの「五島編」の方が心理描写もデリケートだったし、全体のバランスも良かったように思う。
もちろん、メッチャ秀逸だった「五島編」と比較して… のことだから、これはこれで良く出来ているとは思う。
お好み焼き屋「うめづ」の場面は"今作らしさ"が溢れていた
12分過ぎからの舞の隣家・お好み焼き屋「うめづ」での常連客・古田(湯浅崇)でのやり取りは、大阪が舞台のドラマらしく、更に山口智充さんとくわばたりえさんの “持ち味” を生かした描写で面白かった。
特に、さり気なく “ヒロイン” を立てた描写になっているのに、決して強引さがなく、むしろ自然に “ヒロインだから” を利用したエピソードとしてうまく作ったと思う。
あとがき(その1)
父親のピンチと、飼育係を一緒に始めたがウサギのスミちゃんの一件で寂しい思いをしている久留美に、舞の人柄を描くエピソードとして、どう対応するのかは興味深いですね。
舞が久留美を自分のテリトリーに入れて優しく介抱するのは、久留美がスミちゃんにやってあげたことと重なるので、二人が意気投合していくのも自然ですし、スミちゃんは残念でしたが、舞はどんな結末になるのか “先が見たくなる” のは良いことだと思います。
あとがき(その2)
金曜日で、急に久留美の父・佳晴(松尾諭)が… は、ちょっと強引過ぎますが、佳晴が秘密基地に来て模型作りをしちゃうと、秘密基地の意味が薄まるので、難しい所だったと思います。
あとがき(その3)
いやいや、細かいことを言いましたが、全体的には零細企業の連携も描かれて “いい話” だったと思いますし、“ドラマ” としてしっかり人間描写も出来ていると思います。
第1週~第3週を一挙再放送 関連番組として岩倉舞役・福原遥出演「クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!」も放送
今作の1~3週までを10月22日(土)・23日(日)の2日間で一挙に放送。
更に、ヒロイン・岩倉舞 役の福原遥さんが出演していた『クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!』と、ドラマの舞台のひとつ、五島列島の文化や歴史、暮らしを巡る『リトルトリップ』の放送されます。
【『舞いあがれ!』関連番組放送予定】
●10月22日(土)
■【連続テレビ小説「舞いあがれ!第1週」】
・午前1:55~3:10(総合・全国) ※21日(金)深夜
■【“舞いあがれ!”リトルトリップ~五島列島・福江島】
・午後4:50~5:15(総合・全国)
■「クッキンアイドルアイ!マイ!まいん!」
・午後5:15~5:56(総合・全国)
●10月23日(日)※いずれも22日土深夜
■【連続テレビ小説「舞いあがれ!第2週」】
・午前1:05~2:20(総合・全国)
■【連続テレビ小説「舞いあがれ!第3週」】
・午前2:20~3:35(総合・全国)
■【“舞いあがれ!”リトルトリップ~五島列島・福江島~(再】
・午前3:35~4:00(総合・全国)
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【これまでの感想】
第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 土
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 土
第3週『がんばれ!お父ちゃん』
11 12 13
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