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連続テレビ小説「舞いあがれ!」 (第11回・2022/10/17) 感想

不連続テレビ小説「舞いあがれ!」

NHK総合・連続テレビ小説『舞いあがれ!』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第11回〔全?回〕第3週『がんばれ!お父ちゃん』の感想。

 
 

 毎日毎日の感想なので、私の気分も山あり谷ありです。ご理解を。
 また、称賛、絶賛の感想だけをご希望の方は読まない方が良いです。


東大阪に帰り着いた舞(浅田芭路)を父・浩太(高橋克典)と兄・悠人(海老塚幸穏)がカレーを作って待っていた。舞は初めて飛行機に乗った興奮を浩太に伝える。すっかり飛行機に魅了された舞。実は浩太も飛行機が好きだった。そして、浩太の夢が飛行機を作ることだったと舞は知る。そして、久しぶりの登校。同じ飼育係の久留美(大野さき)と再会するが、ウサギのスミちゃんが死んでしまったことを聞かされる。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:桑原亮子(過去作/心の傷を癒すということ) 第1,2
   嶋田うれ葉(過去作/朝ドラ「エール」)
   佃良太(過去作/星とレモンの部屋)
演出:田中正(過去作/ウェルかめ、ひよっこ、なつぞら) 第1,3
   野田雄介(過去作/スカーレット、マッサン、六畳間のピアノマン) 第2
   小谷高義(過去作/スカーレット、おちょやん)
   松木健祐(過去作/ひよっこ、いだてん、晴天を衝け)
音楽:富貴晴美(過去作/花嫁のれんシリーズ、西郷どん、それでも恋する)
主題歌:back number「アイラブユー」
語り:さだまさし
制作統括:熊野律時(過去作/おちょやん)
     管原浩(過去作/これは経費で落ちません!、いいね光源氏くんシリーズ)
※敬称略



感想の趣旨について
  当ブログの感想は、僭越ながら 「もっと こうしたらよいのに…」を追究 することで、広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。
  作品の 粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくる こと、スタッフの人格否定や俳優の個人攻撃 が 目的ではない ことをご理解ください。


さり気なく、めぐみと浩太の目配せだけで年賀状を…

あがだ、お元気と? おいが管理人の “みっきー” です!
(皆さん、お元気ですか? 私が管理人の “みっきー” です!)

舞「お兄ちゃんが生まれた時
  おばあちゃんが作ってくれてたんやて」


祖母・祥子(高畑淳子)が悠人(海老塚幸穏)の誕生を知っていたのが、めぐみ(永作博美)に内緒で毎年浩太(高橋克典)が送っていた年賀状であることを、さり気なくめぐみ(永作博美)と浩太の目配せだけで見せて、第1週とのつながりを描いて始まった第3週。

ばらもん凧の絵柄は、鬼が背中向きの侍の兜をかじっている

舞「鬼に かぶと かじられても 逃げんと立ち向かってる侍や」


ばらもん凧をよく見ると、てっぺんの鬼が背中向きの侍の兜をかじっている絵になっている。

これは、侍が鬼に背中を見せて逃げているのではなく、真正面から戦いを挑んで、兜をかじられても逃げない姿を描いているそうだ。

詳しくは、最後に紹介する番組を見ると良く分かる…

それと、ちょっと興味深かったのが…

N「舞ちゃんと一緒に 東大阪にやって参りました!」


と、語り(さだまさし)が言っていたこと。

私はてっきり「語りは、すべてのバラモン凧の象徴」として話しているのかと思ったが、この描写だと個々のばらもん凧に宿る精霊的な立ち位置もあることになるから、更に “語り” に深みが増すような気がする。

先週は、語りがちょっと少なかったから、今週の語りに期待したい。

人物構築の"土台"として"幼少期"を丁寧に描くのは良いこと

さて、本編について。

内容的には、「祥子(高畑淳子)との五島での暮らし」を経て、心身ともに “成長” した主人公が、実家に戻って “成長” した自分を、自分の岩倉家はもちろんのこと、友人の望月家とかかわりながら、自己発見していく… そんな1週間になりそうだ。

従って、東大阪の幼少期を担当した第1週の監督である田中正氏が演出担当なのも頷ける。

先日の感想にも書いたが、今作は主人公の子役で3週目突入は珍しいことで、恐らく、「祥子との五島での暮らし」をしっかり描きたかったから、この構成になったのだろう。

これによって、益々 “ヒロイン役=浅田芭路さん” の印象が強くなることは危惧されるが、「だったら、幼少期なんて必要ないじゃん!」となった前作のような朝ドラはたくさんあるわけだから…

人物像の構築の “土台・基礎” として “幼少期” を丁寧に描くことは決して悪くない、いいや、むしろ、こうやってしっかり描けば、のちに回想シーンとして再利用される際にも、良い効果を生み出すと思う。

このことは、『カムカムエヴリバディ』(NHK/2021後期)の「おいしゅうなれ。甘えあんこができあがる」で証明済みだ。

久留美の心、同級生たちの目を、舞がどのようにほぐしていくのか?

今回は、舞と一緒にウサギの飼育委員をしている久留美(大野さき)を通して、望月家が描かれ、久留美の父・佳晴(松尾諭)が登場した。

どうやら、父親がケガをしており生活にちょっと困っているような感じがうかがえた。

パッと見で少し人付き合いが得意そうには見えない久留美の心、そして同級生たちの目を、舞がどのようにほぐしていくのか見てみたいところだ。

サブタイトルが舞と久留美の二人の言葉に帰着したらスゴイ

で、もしも今回のエピソードが友情を描くのなら、先週で描かれた祥子の名言3選にちゃんと符合していると思う。

祥子「自分のことは自分でって言ったばい」
  ※  ※  ※
祥子「できんなら できることば探せば よかとよ」
  ※  ※  ※
祥子「失敗ばすっとは悪かこっちゃなか」


舞が、自分が友だちに出来ること探して、ダメ元を恐れずに優しい言葉をかけて、友だちの心を癒す… みたいなことは、第1週の舞では考えもしなかったこと。

この「久留美にも元気になってほしい」と「舞と浩太が飛行機に傾倒していくこと」がうまくシンクロして、サブタイトルである『がんばれ!お父ちゃん』が、舞と久留美の二人の言葉に帰着したらスゴイと思う。

あとがき

本文に書いた「紹介したい番組」とは、10月15日(土)午前9時からNHK総合で関西地方と九州沖縄地方(一部)だけ放送された、今作の中継特番「『舞いあがれ!』中継スペシャル~東大阪&五島列島(前後編)」のことです。

番組ではドラマの舞台、東大阪と長崎・五島列島を生中継で結んで、東大阪に福原遥さんとNHKの武田真一アナウンサー、五島列島には長濱ねるさんと浅田芭路さんも登場しました。

また、五島列島の魅力に迫るドキュメンタリーパートでは、高畑淳子さんと長濱さんがリポートし、ナレーションは五島列島出身の女優、川口春奈さんが務めました。

撮影に協力した市民の人たちも参加して、五島列島のみちょくを再確認できる番組なので、ぜひ見ていただきたいです。

「NHKプラス」での見逃し配信リンク…
 ●前編
 ●後編
配信期限 : 10/29(土) 午前11:54 まで


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【これまでの感想】

第1週『お母ちゃんとわたし』
1 2 3 4 5 
第2週『ばらもん凧(だこ)、あがれ!』
6 7 8 9 10 
第3週『がんばれ!お父ちゃん』

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連続テレビ小説『舞いあがれ!』第11回

『がんばれ!お父ちゃん』内容1994年春。五島の祖母・祥子のもとで暮らし始めた舞(浅田芭路)徐々に元気になり、9月、母めぐみ(永作博美)と東大阪へと帰ってきた。そんな舞のために、父・浩太(高橋克典)兄・悠人(海老塚幸穏)がカレーを作って待ってくれていた。舞は、飛行機に興味を持ち、乗って帰ってきたと、興奮しながら父・浩太に伝えたところ、浩太も、飛行機が好きだと打ち明ける。飛行機を作るという夢が...
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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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