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拾われた男 LOST MAN FOUND[再/地上波初] (第1回・2022/10/11) 感想

2022/10/13 18:00 記事更新
拾われた男 LOST MAN FOUND

NHK総合・ドラマ10『拾われた男 LOST MAN FOUND』
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第1話〔全10回〕[再/地上波初]『波乱の俳優人生が今始まる』の感想。
なお、原作となった… 俳優・松尾諭氏によるエッセイ『拾われた男』は、未読。


「俳優になりたい」という夢はあるが、ツテなし金なしの松戸諭(仲野太賀)。故郷の兵庫・西宮を離れ、幼なじみ・杉田(大東駿介)を頼って東京・表参道のアパートに転がり込む。ある日、自動販売機の下で航空券を拾うと、その持ち主はモデル事務所社長・山村(薬師丸ひろ子)だった。図々しさと昭和顔が良いと拾われ、諭の俳優人生が突然幕を開ける!そんな中、兄・武志(草彅剛)もアメリカに旅立ったという知らせが・・・。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:俳優・松尾諭氏によるエッセイ『拾われた男』
脚本:足立紳(過去作/佐知とマユ、いつかティファニーで朝食を、六畳間のピアノマン)
演出:井上剛(過去作/朝ドラ「あまちゃん」チーフ演出、大河「いだてん」チーフ演出)
音楽/音楽監督:岩崎太整(過去作/スニッファー嗅覚捜査官、dele、全裸監督1,2)
制作・著作:ウォルト・ディズニー・ジャパン/NHKエンタープライズ)
※敬称略


想像以上に制作陣の熱意が込められたドラマ

俳優の松尾諭さんの自伝的エッセイ(未読)を実写化したドラマが今作。

NHK BSやディズニー+で放送される前から話題になっていたが、実際に見てみると想像以上に制作陣の熱意が込められた作品だった。

当然、NHKエンタープライズだけで作れる規模ではなく、ウォルト・ディズニー・ジャパンの資本が入っているから実現した作品だ。

とはいえ、これだけの俳優陣を集めて、整理整頓して… よくぞ作り上げた! と関心しかない。

虚実が入り混じった構成とドラマチックな演出が見事

原作は未読だが、自伝がベースになっているとはいえ、間違いなくフィクションの部分も加筆されているはずで…

その辺に違和感が生じないように注力されているのが、虚実が入り混じった “先が見えない” 構成と、 リアルの中にちゃんとフィクションを感じさせる丁寧な演出だ。

まあ、脚本は『六畳間のピアノマン』(NHK/2021)などを手掛けた足立紳氏、演出は『あまちゃん』(NHK/2013前期)や『トットてれび』(NHK/2016)等のメイン監督である井上剛氏だから、リアルとフィクションを上手く融合させた上でドラマチックに魅せるのはお手の物だと思うが。

楽しく、そして(恐らく)心に沁(し)みるドラマになりそう…

人里離れた場所に、なぜだかポツンと存在する一軒家を取材する人気バラエティ番組『ポツンと一軒家』(朝日放送テレビ)を見ていればわかるが、どんな人にも “事実は小説よりも奇なり” な人生があるわけで。

今作は、正にバイプレーヤー俳優として活躍中の “ある俳優の人生” を丁寧に紐解きながら、楽しく、そして(恐らく)心に沁(し)みるドラマになりそうな予感がした。

あとがき

原作未読なので、どこがリアルでどこが創作なのか興味を持ちました。

でも、繰り返しになりますが “事実は小説よりも奇なり” なので、先の展開が読めないエンターテインメント作品として面白かったです。

よく考えてみると、このような予測できない展開こそ “連ドラの醍醐味” だと思いました。

最後に、看板写真で登場した井川遥さん、出演するのかな?

コメント欄の封鎖について(2022/10/13 15:20 追記)

ご本人は気づいておられないと思いますが、今後の展開などネタバレになっているコメントが多いです。

有意義なコメントもあるので受け付けて皆さんにも読んでいただきたいのですが、そのためにはすべてのコメントに目を通す必要があり、結果的にネタバレを読まざるを得なくて困っています。

従って、不本意ですがネタバレを読みたくないので、コメント欄は封鎖します。
また、Web拍手コメントについても、ネタバレコメントは無視させていただきます。

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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