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孤独のグルメSeason10 (第1話・2022/10/7) 感想

>孤独のグルメSeason10

テレビ東京系・ドラマ24『孤独のグルメSeason10』
公式リンク:WebsiteTwitter

第1話『橋本編』/ラテ欄『老舗食堂牛スタミナ飯 優しい薄味…ネギたま』の感想。
なお、なお、原作の漫画、久住昌之&谷口ジロー『孤独のグルメ』は、未読。


相模原の橋本駅周辺を訪れた輸入雑貨商の五郎(松重豊)は、喫茶店で依頼人の高原(田渕章裕)にアンティークの置き時計を紹介する。だが、高原のしゃべりに圧倒され、商談が進まず困惑。しまいには高原に自社商品を実演販売され、思わず買うことになってしまう。疲れた五郎だったが、それでも腹は減る。そんな時、遠くに食堂と書かれた大きな看板を発見。横綱めいた貫禄ある雰囲気の店構えに胸を借りる気持ちで入ると、数々の短冊形のメニューが垂れ下がり、王道の定食から中華料理までが記されていた。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:漫画・久住昌之&谷口ジロー『孤独のグルメ』
脚本:田口佳宏(過去作/孤独のグルメ 全Season) 1
   児玉頼子(過去作/孤独のグルメ Season2~9)
演出:井川尊史(過去作/孤独のグルメ Season3,4,8、2018SP,9) 1
   北畑龍一(過去作/孤独のグルメ Season6~9)
   北尾賢人(過去作/孤独のグルメ Season9)
   佐々木豪(過去作/孤独のグルメ Season9)
音楽:久住昌之、ザ・スクリーントーンズ(過去作/孤独のグルメ 全Season)
※敬称略



映像に詰め込まれた"お行儀のよさ"が今作の"普遍性"のカギ

いよいよ始まった『孤独のグルメSeason10』。

10年ひと昔というが、決して映像コンテンツとして古臭さがない。

いや、『サザエさん』や『ちびまる子ちゃん』に通じる “普遍性” さえ感じる。

そう感じる理由はいくつもあるが、やはりテレ東を筆頭に今作の人気にあやかっていわゆる「グルメドラマ」が乱立しているが、今作が類似作品とは一線を画しているのが「視聴者に食べ物のおいしさを伝えることに成功している」点だ。

それこそ、食べ物を美しく撮影する手法も10年間で進歩しているが、やはり一番の魅力は井之頭五郎を演じる松重豊さんの佇まいに他ならない。

食べる仕草が丁寧だけでなく、そもそもの姿勢が背筋がピーンと伸びてすがすがしい。

『ふらっとQusumi』と比較すると良くわかるが、五郎さんが食べるときはできるだけ口の中が見えないように撮影されている。

この辺の “お行儀のよさ” が今作の “普遍性” に通じると思う。

今期はエキストラの演技が増えている?

さて、五郎(松重豊)のカメラ目線で始まった10年目のシーズン。

過去も前期から少しずつブラッシュアップしてきており、今期はエキストラの演技が増えているように感じた。

これまでは、「いつものお店に五郎さんがお邪魔した」という、ちょっと “よそ者感” があって、それが異次元の世界の創出につながっていた。

しかし、(まだ第1話だから確定ではないが)今期はエキストラが五郎さんの言動に反応する演技があるために「五郎さんが街に溶け込んでいる」ような映像になっており、“よそ者” というよりは “食を楽しむ同志” という感じ

それは、食材に語り掛ける場面や、同じ店内にいる客へのモノローグなどにも見て取れた。

料理の撮影ひとつにも、心がこもっている…

また、これまでもあったにはあったが、今回は意外と大胆だったのが、いわゆる「ブツ撮り」と呼ばれる料理のカットと、五郎さんの目線の料理の並び方が違った点だ。

五郎さんが注文した「牛スタミナ&ネギたま定食」のお皿の並び位置が違っていた。

当然、五郎さんが食べやすい位置に置いて撮影したため変わったと思うが、俯瞰で撮影した「ブツ撮り」が、ちょっと立体メニューのような感じで、これまた面白かった。

やはり、料理を美しく撮影するという点も、今作が普遍的に追求してきたことだから、更に追及して欲しい。

「よしの食堂」は『リコカツ』『競争の番人』のロケ地

さて、今回取り上げられた「よしの食堂」は、ドラマ好きなら幾度か見たことがあるはずだ。

例えば、『リコカツ』(TBS/2021)では、第1話で永山栄太さん演じる紘一が、北川景子さん演じる咲を「ランチに連れて行く」と連れて行ったお店のロケ地。

最近では、『競争の番人』(フジ/2022)の第1話や第3話で、杏さん演じる白熊と坂口健太郎さん演じる小勝負が訪れるお店のロケ地として使用されたので、覚えている人も多いはず。

上記の2つのドラマで人気が出て、一部では “聖地” 化している「よしの食堂」が、更に人気店になるのは間違いなさそうだ。

やはり、「飲食店を応援する」、「コロナ禍だからこそ飲食店を応援したい」という、グルメドラマの頂点的な作品の気合や意気込みも伝わって来た。

あとがき

全体的に『Season9』よりも洗練された印象です。
カメラも小型できれいに映るようになっているので、厨房での調理シーンなんて美しかったです。

今シーズンも、安定感があるのに、進化し続ける今作に期待大です。

 

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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