朝ドラ「舞い上がれ!」脚本3人リレー体制で無事に舞い上がれるか?

©NHK
前作のことは忘れて、次回作へ期待大!
ここ最近のNHK連続テレビ小説が半年間の長丁場の放送が終わると、「前作のことは忘れて、次回作へ期待大!」と、我が “ドラマ愛” を奮起させるのが恒例になっておりますが…
ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!
ではなくて…
皆さん、お元気と? 管理人の “みっきー” です!
長崎在住の友人に「挨拶は標準語と同じだよ」と言われたので、「何かあいさつに使える五島弁はないの?」と聞いたら、「“お元気ですか?” は “お元気と?” と言うかな?」ってことだったので、本編が始まったら、修正&更新しますね。
『舞い上がれ!』の脚本家がどんな人なのか気になるところ
さて、今回の投稿は、来月3日から放送開始の朝ドラ『舞い上がれ!』の脚本家について。
朝ドラ『ちむどんどん』で、いかに脚本家の脚本力が重要なものか思い知った我々だから、次期作の脚本家がどんな人なのか気になるところだと思う。
しかし、調べてみると、ちょっと暗雲が立ち込めそうな気配があるのだ。
そもそも、2021年08月27日発表のNHKの公式リリース「2022年度後期連続テレビ小説『舞いあがれ!』制作発表」では、今作の脚本担当は1人だけだった。
脚本家は桑原亮子氏で、過去に『心の傷を癒すということ』(2020年1月18日 - 2月8日、NHK総合)、『ホーム・ノット・アローン』(2020年5月18日 - 22日、NHK総合〈関西地域〉)、『彼女が成仏できない理由』(2020年9月12日 - 、NHK総合)等のいわゆる小作品的な連ドラを担当してきた人で、朝ドラの経験は一度もない。
脚本が、突然「1人 → 3人体制」へ
しかし、今年6月3日の下記の記事で嶋田うれ葉氏と佃良太氏の2人が追加されたことが発表された。
福原遥ヒロイン次期朝ドラ「舞いあがれ!」脚本 嶋田うれ葉氏&佃良太氏が新加入 桑原亮子氏と3人体制― スポニチ Sponichi Annex 芸能
制作のNHK大阪放送局は「ヒロインがさまざまな専門の道で活躍する姿を描くにあたり、その専門分野が幅広いため、新たにお二方に加わっていただくことになりました」と説明。週ごとの分担を予定している。
そもそも、最近の朝ドラの脚本家の傾向は、朝ドラ経験者を含めたNHKドラマのヒット作や、民放ドラマの多くのヒット作を手掛けた人が多いのに、なぜ、寄りにもよって『ちむどんどん』のあとは違うのか解せなかった。
NHKの発表どおりに、「ヒロインがさまざまな専門の道で活躍する姿を描くにあたり、その専門分野が幅広いため」が本当の理由だったら、実にお粗末ではないだろうか?
そして、こう思ってしまう。『ちむどんどん』には料理に詳しい脚本家や沖縄文化に精通した脚本家がいなかったことを。
でも、毎回ドラマを作る度に専門知識のある脚本家で書くなんてことは普通ではない。
むしろ、作品の内容を決める際に、脚本家自身が調査研究をして執筆するのが、これまでの普通だからだ。
嶋田うれ葉氏は『エール』のピンチを救った脚本家の一人
では、NHKの言い分が正しいとすると、追加された嶋田うれ葉氏と佃良太氏は、航空関係に詳しいとか、舞台になっている五島列島などに詳しいかと思いきや、私が調べた範囲でそのような事実は浮かび上がってこなかった。
むしろ、気になるのは、嶋田うれ葉氏だ。
嶋田氏は、2020年前期に放送された『エール』に「脚本担当」でクレジットされている。
皆さんもご存知だと思うが、『エール』は当初の脚本担当であるベテラン脚本家の林宏司氏が、メイン監督の吉田照幸氏と意見が合わずに放送前に降板してしまった。
その後、脚本は、民放ドラマで数々のヒット作のある脚本家の清水友佳子氏とメイン監督の吉田氏、そして嶋田氏が担当し、ご存じの通り話題作になった。 だから、下衆な勘繰りをすれば、今度は「書き始めてみたら手に負えないから、だれか追加するしかない」ってことなのか? と。
NHKの「働き方改革」の一環で"脚本3人体制"に?
更に下衆な勘繰りをすると…
『舞い上がれ!』のクランクインは、2022年の春とされている(情報源)
そうなると、当然に『舞い上がれ!』の撮影中に、『ちむどんどん』が初週の好評が嘘のように週を重ねるごとに急降下し、世間で早くも「#ちむどんどん反省会」が誕生したことも、スタッフの耳には届いていたはずで、当然それは脚本担当の桑原氏にも…
となれば、初担当の朝ドラでもある桑原氏に、予想も出来ないようなプレッシャーが押し寄せたことを想像するのは簡単だ。
ベテラン脚本家なら「やーめた」もできるだろうが、せっかく白羽の矢を立ててくれたNHKのメンツもあるだろうし、本人のプライドだってあるだろうから流石に「やーめた」はしないと思う。
もちろん、『エール』の時のような内輪の不協和音も聞こえてこない(もやは、NHKが漏らすはずはないと思うが)
だとすると、やはり昨今のNHKが急加速的に推進している「働き方改革」の一環ではないだろうか?
桑原氏に過度な負担をかけないように、各章の受賞経験もある嶋田氏を加え…
後進育成も兼ねて、NHKが主催する次世代の脚本家を発掘する「第44回創作テレビドラマ大賞」受賞作『星とレモンの部屋』(2021年3月19日放送)の佃良太氏を起用したのでは?
まとめるためには演出家の影響力も大きくなるはず
また、今作は「脚本家3人によるリレー作品」とのアナウンスがある。
「序盤、中盤、終盤」とリレーするのか、数週毎にリレーするのかわからないが。
脚本家3人と言えば、最近では『てっぱん』(2010年後期)と『エール』だが、いずれも数週毎にリレーしたので、今作も同様になると思う。
そうなると、脚本家同士の連携も大変必要だが、作品を映像劇にまとめる意味で演出家の影響力が大きくなるはず。
とにかく、まずは第1週が無事に “舞い上がる” のか楽しみだ。
あとがき
『ちむどんどん』は事前情報を多めに仕込んで挑んで裏切られたので(苦笑)、『舞い上がれ!』は内容についてはできるだけ番宣も見ずに挑むつもりです。
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