連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第122回・2022/9/27) 感想

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
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第122回〔全125回〕/第25週/最終週『やんばる!ちむどんどん!』の感想。
※ 本作は、2022年8月31日、NHK東京放送局で撮影が終了しました。
※ 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
※ 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。
暢子(黒島結菜)は、母・優子(仲間由紀恵)たちと暮らす比嘉家で食堂を開きたいと思いつく。周りの温かい協力を得て、自分たちで食堂を建てることに。そんな中、フォンターナのオーナー・房子(原田美枝子)がやんばるにやってきた。房子にずっと、沖縄に来て欲しいと願っていた暢子は再会を大いに喜ぶ。だが、房子がやってきた目的は、優子にある人を引き合わせるためだった。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---
原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18,22,最終週
松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17,19,24週
中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16,20,23週
大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9週
田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11,21週
寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17,19週
内田貴史(過去作/「なつぞら」助監督) 第22週
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略
作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。
脇役頼み&ゲスト俳優前提のエピソードで、主人公不在…
ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!
この場に及んで「何とか右上がりに!」と願ったところでどうにもならないことは、まるっとスリっとゴリっとエブリシングお見通しだ!
だから、ハッキリと言ってしまうが。
もはや、脇役頼み、ゲスト俳優頼みの映像であり、脇役前提、ゲスト俳優前提のエピソードだ(苦笑)
それだけに、僅か数分間のシーンで、沖縄戦での後悔をにじませる大里五郎を演じた草刈正雄さんの熱演は、父娘共演の話題性もあってスタッフの要求にこたえたのは間違いない。
あとは、実は五郎は東京で「正直不動産」も経営しており、明日には「やんばるちむどんどん」をサクッと増築工事を終わらせちゃうとか…
優子の昔話より、暢子のレストラン開店の続きを見たい
さて、別に大声をあげて「今さら、優子の昔話をやるの!?」なんて野暮なことをいうつもりはない。
ここまで来たら、何とか「沖縄本土復帰50年記念作品」としてだけでも “回収” してくれれば… とさえ思うから。
でも、正直に言うと “残り4回” しかない現状で描かれたところで大した興味があるわけでない。
やはり、そもそも描いて欲しいのは、前回から唐突に始まった「やんばるで食堂を始める決意した暢子(黒島結菜)」の “続き” だ。
おっと、「やんばるで食堂」の方が明確に全く興味はないのだが(苦笑)、やはり本編の根幹をなすエピソードだから、手を付けたのならさっさと描いて欲しいのだ。
だって、当初から今作が描くのは “愛する沖縄料理に夢をかけるヒロイン” だと宣伝していたのだから、最終週になってから描くような内容ではないのだ。
「帰省→比嘉家集結、終結」まで、こんな流れだったら…
これ、せめて先週と今週の2週分を使って描けば、もう少しマシになったと思う。 例えば、こんな運びだったらどうだろう?
東京で、ある日突然に三郎(片岡鶴太郎)と房子(原田美枝子)が「ちむどんどん」にやってきて、大里五郎(草刈正雄」と娘・悦子(草刈麻有)を暢子に紹介。
事情を聴いた暢子がいつも通りの “思い付き” を発動して、「来週うちが帰省する時に、お二人も一緒に行きましょう! うちがお母ちゃんを紹介します!」で良かったと思う。
変な時期に店を放り出して家族で帰省して、移住しよう、沖縄でレストランを始めよう、なんてやらずに… だ。
そして、その時点で初めて歌子(上白石萌歌)も暢子と一緒に帰省して、智(前田公輝)もいつも通りにストーカーっぽく歌子のあとを追いかけて、ついでに賢秀(竜星涼)だって一緒に帰省しても良いくらい。
そこで、亡父・賢三(大森南朋)の “遺骨収集” にもつながる五郎の話をみんなで聞いて…
四兄妹が集まって、一気に背中を押し合うだけで良かった
まだまだ、妄想は続く。
そして、更に、ここ最近出番のない親戚の賢吉(石丸謙二郎)夫妻も久しぶりに合流して、「比嘉家だョ!全員集合」だ。
その場の雰囲気に乗っかった賢秀が智の背中を押して歌子にプロポーズして婚約成立。
更に、良子(川口春奈)が「うまんちゅ給食」つながりで暢子を「沖縄でもお店開いちゃえ」「移住しちゃえ」と背中を押して…
全く “連続性の無い” ドラマだったのだから、有終の美を飾るような大団円で最終回で良かったと思う。
最終週で"このネタ"をやる必要あるの?
しかし、そもそも論として、最終週で “このネタ” をやる必然性がよくわからない。
ネット情報では、汚名返上のためのテコ入れ策として朝ドラ『なつぞら』のメイン監督も務めた木村隆文氏がオファーして草刈正雄さんの投入が決まったそう。
まあ、今回のエピソードが当初から用意されていて、五郎役だけ差し替えたのか、今回のエピソードごと丸々追加したのかわからないが。
とにかく、すべてが “唐突” で “連続性がなく” て、更に “雑” だから “ストーリー” すらなっていない、そんなところに、いきなり挿入されても困るだけ。
今作を評価するのに「騒動至上主義」と言ってきたが、「沖縄移住」、「レストラン開店」に続く、ただの “騒動” の一つにしか過ぎないのは間違いない。
この展開のどこをどうとらえたら「結末から逆算した」といえるのか?
今作のメインスタッフの “中年男性トリオ” にご教授いただきたいくらいだ。
あとがき
予想の数倍、上をいくほどの唐突さ、雑さですね。
今回、言いたいことはわかりますが、朝から、それも最終週でやるには、後味が悪すぎません?
むしろ、五郎が墓場まで持っていけばよいような話だと思いますけど…
更に百歩譲るってやるにしても、暢子たちには優子が後から伝えれば良いだけのような。
結局、テコ入れ策のつもりでしたが、予想通りに策に溺れたわけです…
しかし、最終週でここまで盛り上がらない朝ドラも珍しい。。。
※「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。
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【これまでの感想】
第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 土
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 土
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 土
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 土
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22 23 24 25 土
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 土
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 土
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 土
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 土
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 土
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 土
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 土
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 土
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 土
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75 土
第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
76 77 78 79 80 土
第17週『あのとき食べたラフテーの』
81 82 83 84 85 土
第18週『しあわせのアンダンスー』
86 87 88 89 90 土
第19週『愛と旅立ちのモーウイ』
91 92 93 94 95 土
第20週『青いパパイアを探しに』
96 97 98 99 100 土
第21週『君と僕のイナムドゥチ』
101 102 103 104 105
第22週『豚とニガナは海を越えて』
106 107 108 109 110 土
第23週『にんじんしりしりーは突然に』
111 112 113 114 115 土
第24週『ゆし豆腐のセレナーデ』
116 117 118 119 120 土
第25週/最終週『やんばる!ちむどんどん!』
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