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連続テレビ小説「ちむどんどん」〔全125回〕 (第121回・2022/9/26) 感想

不連続テレビ小説「ちむわじわじー」

NHK総合・連続テレビ小説『ちむどんどん』
公式リンク:WebsiteTwitterInstagram
第121回〔全125回〕第25週/最終週『やんばる!ちむどんどん!』の感想。

 
 

 本作は、2022年8月31日、NHK東京放送局で撮影が終了しました。
 従って、僅かな編集への期待と、直感的な賛美や愚痴を書いています。
 毎日毎日の感想なので、私の感想も毎日変わります。ご理解を。


暢子(黒島結菜)が沖縄やんばるに移住してから、1年が経った。一家は優子(仲間由紀恵)と共に暮らし、暢子は毎日の畑仕事が楽しくてたまらない。和彦(宮沢氷魚)も、健彦(三田一颯)も、ここでの暮らしを満喫。歌子(上白石萌歌)は無事に智(前田公輝)と結婚している。暢子はやんばるのおばぁたちと地元野菜と郷土料理の勉強会を始めた。そんなある日、東京からとある人物がやんばるにやってくる…。
---上記のあらすじは[Yahoo!テレビ]より引用---


原作:なし
脚本:羽原大介(過去作/マッサン、昭和元禄落語心中、スパイラル~町工場の奇跡~)
脚本協力:新井静流(過去作/羽原大介・作「サイン-法医学者 柚木貴志の事件-」脚本協力)
演出:木村隆文(過去作/ひまわり、梅ちゃん先生、ごちそうさん、なつぞら) 第1,2,3,6,10,14,15,18,22,最終
   松園武大(過去作/おひさま、とと姉ちゃん、半分、青い。、エール) 第4,5,7,12,17,19,24
   中野亮平(過去作/花子とアン、マッサン、あさが来た、べっぴんさん) 第8,13,16,20,23
   大野陽平(過去作/Eテレドラマ「あやとり」脚本兼、ここは今から倫理です。) 第9
   田中陽児(過去作/きれいのくに、麒麟がくる 総集編) 第11,21
   寺崎英貴(※)(過去作/オーディオドラマ 青春アドベンチャー「嘘か真か」) 第17,19
   内田貴史(過去作/「なつぞら」助監督) 第22
音楽:岡部啓一(過去作/真夜中のパン屋さん)
   高田龍一(過去作/ドラマ劇伴無し)
   帆足圭吾(過去作/真夜中のパン屋さん)
主題歌:三浦大知「燦燦」
語り:ジョン・カビラ
制作統括:小林大児(過去作/演出:ちゅらさん4、てっぱん、純と愛、CP:ミス・ジコチュー)
     藤並英樹(過去作/演出:てっぱん、純と愛、CP:第3夜 転・コウ・生)
※「崎」の漢字は本来「たつさき」
※敬称略



この投稿の趣旨について
この投稿は、私が今作を “今一つ” だと感じる原因を追究することで、今作だけでなく広く映像作品を楽しめるようになることを目的としています。

作品の粗探しや重箱の隅を楊枝でほじくること、脚本家などの人格否定や俳優の個人攻撃が目的ではないことをご理解ください。


最終週も安定感抜群な "ちむどんどん品質" は続行中!

ハイサイ~ 皆さん、管理人の “みっきー” です!

最終週になり、もはや今作には何の期待もしていないので、冷静に最終回まで見続けるだけです。

というわけで、一か所も褒めるところがないから、こんなことわざはないですが、沖縄にあやかって「星の砂の中から砂金を探す思い」で探してみたら、一粒だけ砂金らしきものが見つかりましたよ。

それが、最終週も安定感抜群な “ちむどんどん品質” だってことです。

話に連続性はなく、ほぼすべてのエピソードが唐突で、視聴者が見たいところの映像はなく、あれば語りで処理して終了
これが半年間も続いて来た “ちむどんどん品質” なのです。

沖縄移住宣言後の"未来"だから気になってしょうがない5つ

今週も、「1年後」に時間経過したようだが、1週間後だって10年後だって、そんなことはどうでも良いのだ。

注目すべきは、先週に直結した展開ではなく “未来” を描いていることだ。

沖縄移住宣言後の “未来” だからこそ、気になってしょうがない部分があちこちに散りばめられていた。

放送順に沿って言及してみよう。

ちなみに “ほぼ粗探し” になってしまうのは、もはやどうにも解釈できないからである。

【1】歌子の"病弱"設定って必要だったの?

一つ目は、歌子(上白石萌歌)の “病弱” 設定の必然性だ。

先日投稿した『9月22のWeb拍手コメントにお答えいたします:「あなたのブツが、ここに」「"ちむどんどん"と"若草物語"」』に書いた通り、今作はあの有名な “四人姉妹を描いた” アメリカの作家ルイーザ・メイ・オルコットによる自伝的小説、児童文学の『若草物語』を引用している可能性だ。

ご存じでない方のために四姉妹の三女・ベスと歌子の共通点的な設定を簡単に書くと…

 ●対人恐怖症と言っていいほど非常に内気だが、内に強さを秘めた少女
 ●病弱で辛抱強い
 ●音楽が好きで、よくピアノを弾く
 ●自分とは性格が真逆の人と仲良し

恐らく、このベスの「病弱」という部分だけ、お得意のご都合主義で利用したから、主人公の結婚式で “病弱” を悪用してから不要になり、それ以降は歌子に “病弱” の設定はなくなったのでしょう。

だったら、最初から無くても良かったと思う。

ちなみに、本家『若草物語』ではネタバレになるから書かないが、必然性のある結末が用意されているから、リスペクトの “リ” の字もないことは言うまでもない。

【2】歌子関連の豆腐店「とうふ砂川」を今さら描くの?

二つ目は、歌子関連の豆腐店「とうふ砂川」

主人公の幼少期から上京するまでは、幾度か登場したが、いつのまにか「スナガワフーズ」にとって代わってしまった。

別に実家の豆腐屋を何がなんでも盛り込めなんて言わないが、今作があれだけ “沖縄料理に適した皮付き豚肉のかたまり” にこだわって描いたのなら、その前段で「沖縄料理に欠かせない食材」として “ゴーヤー” と “ポーク”、そして “島豆腐” についても言及すべきだったと思う。

当然、「なぜ、今になって急に?」という違和感)しかない。

【3】丸投げされた矢作の「ちむどんどん」の経営状態…

三つ目は、矢作(井之脇海)が “主人公から丸投げ” された沖縄料理店「ちむどんどん」

まあ、突然に押し付けられたのだから人を雇えない可能性はあるが、よりにもよって妻の佳代(藤間爽子)が店を手伝っていた。

だったら、最初も最初、ホール担当の人手不足の際に、矢作が妻を紹介すれば良かったのでは?

だって、自然な可能性として、矢作や以前に飲食店を経営して失敗しているのだから、妻がその店を手伝っていたと考えるのが妥当だし、そんな妻だから夫が料理人として再起するのを望んだのでは?

これも当然、「なぜ、今になって急に?」という違和感しかない。

【4】暢子一家の生活費はどこからねん出しているの?

四つ目は、暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)と健彦(三田一颯)が沖縄生活を満喫するのは勝手だが、その生活費がどこからねん出されているのか?

それも、1年以上も… である。

駆け出しのフリーランス記者が家族三人を養える年収を稼ぎ出しているとは思えない。

良子(川口春奈)夫婦に “200万円” を返済したようにも描かれていないから、まさかやーの母・優子(仲間由紀恵)にパラサイト?

ナレーションでは「自給自足」と言っていたが、それって百歩譲っても “食材・食料費” だけであって、他に少なくとも住居費、光熱費、被服費、保険・医療費、通信交通費などもあると思うが。

【5】「おばぁたちとの地元野菜を郷土料理の勉強会」って?

五つ目は、「おばぁたちとの地元野菜を郷土料理の勉強会」

これ、「勉強会」とは名ばかりで、単に暢子が地元の人から情報を搾取しているだけでは?

まあ、若干はおばぁたちにフィードバックはあったようだが。

で、良くわからないのが、その「勉強会」で学んだ結果、なぜ暢子は次の結論に至ったのか???

暢子「うちは この村でレストランを開きたい!」


それも、那覇市内でなく、やんばるで… である。

これ、もう少し勉強会を重ねて、時間も経過した中で、例えば「那覇市内で、観光客相手に、沖縄料理をもっと知って食べてもらいたい」なら何とか納得できるが…

まあ、この思い付きで動く自分勝手な暢子こそ “ちむどんどん品質” を絶対的な補償(保証か?)だが。

暢子は急いでいないのに、なぜ既に建築資材集めが?

更にわざわざやりたくないが、重箱の隅を楊枝でほじくるようなことを書いてみると…

暢子は実家をレストランにすると意気込んだものの、暢子には珍しくこう言った…

歌子「いつごろまでに?」
暢子「ん~ 何年かかってもいい」


これ、私は、明日にでも、また数年の時間経過をして「ちむどんどん2号店完成!」になると思っていた。

しかし、あろうことか暢子にまだ未練があるのか知らないが、智がが全とやる気を出して次のように言った…

智「よし そうと決まれば まずは 資材の調達を」


おいおい、一体何が「そうと決まれば」なのだ?

珍しく暢子が四次元ポケットから「ちむどんどん2号店」を出さなかったのに、善一(山路和弘)たちが建築材料を持ってきちゃった(苦笑)

再び、おいおい、「1号店」の開業の時、あれだけ信用金庫から開業準備のことを指摘されたのに、また暴走?

呆れるほどに、成長しないヒロインと、とんとん拍子である…

あとがき

そもそも、最も “気になってしょうがない部分” は、劇中の “1年前の春の連休” に暢子が沖縄に里帰りした理由が、ほぼ言及されていないことです。

それこそ単純に…
「もっと矢作さんに本場の味を教えてあげたいから勉強がてら帰省した」でも良いし…
「優子が病気やけがで倒れた」とか…
「店が大繁盛して家族旅行するお金に余裕ができた」とか…
「思い切って那覇に観光客相手の2号店を作りたい」とか…
一気に「観光客向けの、歌子が自由に歌える、沖縄の地元料理と島唄の旅の思い出づくりが売りの居酒屋をやりたい」とか、理由な何でもいいのです。

そこの出発点を明確に描いていなのに、「1年経過」は無茶過ぎると思います。

こんなことなら、最初から和彦の父・史彦(戸次重幸)に連れて行ってもらった “那覇のレストラン” に高卒で入社して、歌子が歌わせてもらっている民謡居酒屋を手伝いながら、に「観光客向けの、歌子が自由に歌える、沖縄の地元料理と島唄の旅の思い出づくりが売りの居酒屋をやりたい」の2時間ドラマで良かったような…


☆⌒★ちむどんどん さしみてぃくぃみそ~れ~★⌒☆
「胸がわくわくする気持ちにさせてください」の意味。


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【これまでの感想】

第1週『シークワーサーの少女』
1 2 3 4 5 
第2週『別れの沖縄そば』
6 7 8 9 10 
第3週『悩めるサーターアンダギー』
11 12 13 14 15 
第4週『青春ナポリタン』
16 17 18 19 20 
第5週『フーチャンプルーの涙』
21 22 23 24 25 
第6週『はじまりのゴーヤーチャンプルー』
26 27 28 29 30 
第7週『ソーミンチャンプルーvsペペロンチーノ』
31 32 33 34 35 
第8週『再会のマルゲリータ』
36 37 38 39 40 
第9週『てびち!てびち!てびち!!』
41 42 43 44 45 
第10週『あの日、イカスミジューシー』
46 47 48 49 50 
第11週『ポークとたまごと男と女』
51 52 53 54 55 
第12週『古酒(くーす)交差点』
56 57 58 59 60 
第13週『黒砂糖のキッス』
61 62 63 64 65 
第14週『渚の、魚てんぷら』
66 67 68 69 70 
第15週『ウークイの夜』
71 72 73 74 75 
第16週『御三味(うさんみ)に愛をこめて』
76 77 78 79 80 
第17週『あのとき食べたラフテーの』
81 82 83 84 85 
第18週『しあわせのアンダンスー』
86 87 88 89 90 
第19週『愛と旅立ちのモーウイ』
91 92 93 94 95 
第20週『青いパパイアを探しに』
96 97 98 99 100 
第21週『君と僕のイナムドゥチ』
101 102 103 104 105
第22週『豚とニガナは海を越えて』
106 107 108 109 110 
第23週『にんじんしりしりーは突然に』
111 112 113 114 115 
第24週『ゆし豆腐のセレナーデ』
116 117 118 119 120 
第25週/最終週『やんばる!ちむどんどん!』

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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