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夜ドラ「あなたのブツが、ここに」〔全24回〕 (第20回・2022/9/22) 感想

夜ドラ「あなたのブツが、ここに シングルマザーのキャバ嬢、宅配ドライバーになる」

NHK総合・夜ドラ『あなたのブツが、ここに シングルマザーのキャバ嬢、宅配ドライバーになる』
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第20回〔全24回〕の感想。



マルカ運輸をやめた峯田(佐野晶哉)は実家で落ち込んだままだった。武田(津田健次郎)たちは、峯田を信じて待つだけだと言い聞かせ働いていた。ある日、亜子(仁村紗和)が家に戻ると、元夫・祐二(平埜生成)が突然訪れていた。かつて祐二は、仕事も育児もしないダメな父親だったが、今回も金を無心しに来ていたのだった。しかも、祐二と咲妃(毎田暖乃)はすでに公園で何度も会っていたことを知る。
---上記のあらすじは[公式サイト]より引用---


原作:なし
脚本:櫻井剛(過去作/表参道高校合唱部!、4分間のマリーゴールド)
演出:盆子原誠(過去作/カーネーション、とと姉ちゃん、おちょやん) 第1,5
   梛川義郎(過去作/純と愛、べっぴんさん、おちょやん) 第2,4
   佐原裕貴(過去作/おちょやん) 第3
音楽:森優太(過去作/ホリミヤ)
制作統括:櫻井壮一(過去作/西郷どん、おちょやん、阿佐ヶ谷姉妹の~)
※敬称略



「何がエッセンシャルワーカーや。雑に扱って」に思うこと

コロナ禍を舞台にしたドラマゆえに、次の武田(津田健次郎)の台詞を言及しないわけにはいかない。

武田「何がエッセンシャルワーカーや。雑に扱って」


ご存じの通り、英語で「essential worker」は「essential(必要不可欠な)」と「worker(労働者)」を組み合わせた言葉で、感染リスクがある中でも、私たちの生活を維持するために働き続ける人たち」に “感謝と敬意” を込めた言葉である。

しかし、私の妻が看護師で一時はコロナ病棟担当をしている時に「病院で働く人を一括りに “医療従事者” と呼ぶのに違和感を覚えるんだよね」と私にこぼしたのを思い出した。

以前、今作の感想に書いたが、「夜の街関連」と同じで、どうしても政府や自治体や報道という “組織” は何かと集団を “一括り” にする傾向がある。
それが簡単だから、一般の人たちも使うようになるのだが。

だがしかし、現実は、政府やマスコミが「コロナ差別をしないことはコロナ対策のひとつです」叫べば叫ぶほど…

世間は医療従事者やエッセンシャルワーカーへの差別や偏見が現実に存在することを知って、更に差別や偏見、嫌がらせが広がって、実際に医療従事者やエッセンシャルワーカーの離職が増えた

そして、「コロナを運ぶな」「除菌スプレーをかけられた」という宅配業者さんなどがいたことを思い出した。

便宜上 “一括り” にするのを全否定はしないが、あたかも “感謝と敬意” を込めた “つもり” になるだけなら、他の表現があったのかも知れないし、「エッセンシャルワーカー」を最近耳にしないのは、図らずも世間一般の人たちの思いと言葉が乖離していたからのように思う。

実家で落ち込むミネケンの"黄色Tシャツ"を深読みしてみる

マルカ運輸をやめて実家で落ち込んだままの峯田(佐野晶哉)に父・功(八田浩司)が、こんなことを言っていた。

功「男が いっぺん トラック降りる言うたら それなりの覚悟があるんや」


ミネケンは父親が運転するトラックに乗った時の楽しい思い出がきっかけで運送業を選んだから、安全運転を徹底することができなかった自分を責めているのだろう。

先日も書いたように、このドラマは “色” による演出が隠されている。

今回の実家にいるミネケンは前回の “オレンジ色” ではなく、いつもの “黄色” のTシャツだった。

ここの演出意図を私なりに深読みしてみようと思う。

美術スタッフが良く利用する「パーソナルカラー診断」的な観点でいうと…
“黄色” を好む人は基本的に社交性に富んでいる分だけ、虚無感に襲われることがあるため、それを自己防衛するために、ときに憶病になる傾向がある。

まさに、劇中のミネケンが置かれた状況とピッタリだ。

ただ、一方で “黄色好き” は、ポジティブな思考で臨機応変に対応できる一面があるから、今後 “それなりの覚悟” を覆すような、ミネケンをまずは “運転” させるきっかけが起こると “ドラマ” として面白くなると思う。

あとがき

主人公・亜子(仁村紗和)と元夫・祐二(平埜生成)、娘の咲妃(毎田暖乃)と母・美里(キムラ緑子)の微妙な関係の描写が良すぎて、ちょっと息をのんでしまいました。

美里の娘と孫へのさり気ない気遣いが、優しくもあり、切なくもあり…
さらに、三人の女性と、一人の男・祐二とのデリケートな距離感…

いよいよ来週が最終週で、予告編もてんこ盛り。
来週が楽しみでもあり、終わるのがさみしくもあり、とにかく私なりの捉え方で来週も感想を綴ろうと思います。

 

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Author : みっきー

★管理人:みっきー

★職業:宴会/映像ディレクター(フリーランス)

★略歴:東京下町生まれ千葉県在住。ホテル音響照明映像オペレータ会社を経て、2001年独立。ホテルでイベント、パーティー、映像コンテンツ等の演出を手掛ける。活動拠点は都内と舞浜の有名ホテル等。

★ブログについて:フリーの宴席/映像ディレクターが、テレビ,映画,CM,ディズニー,音楽,仕事等を綴ります。記事により毒を吐きますのでご勘弁を。

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